元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

沈黙の臓器

2016-11-22 01:03:21 | 身体
本日は 伊丹市保健所のダイエット教室でした。
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ダイエット教室では身体のメカニズムを知っていただき、ダイエットのみならず、一生の運健康管理にお役立ていただきます。
今日は 肝臓の働きをご説明。
「エネルギー源となるグリコーゲンは どこに貯蔵されているでしょうか?」
正解はありませんでした。(答え:肝臓と筋肉)
学校の保健、生物などで習っているのでしょうけれど、若いころには それも実用的な勉強になっていないようです。
肝臓は アルコールを分解する仕事をしますが、お酒を飲んだことない時期に実感がわかないでしょう。
今夜は お友達と一献傾けながら、2日酔いのお話・・・
「翌日も しんどいねんけど、ある時間になれば、す~っと何もなかったように、しんどくなくなるのよね。」
「その時点で肝臓のアルコール処理のお仕事が終わったんでしょうね。」
なるほど・・・となるわけです。

肝臓の仕事は
①代謝:たべものからとった糖・たんぱく質・脂肪を体内で使える形(グリコーゲン)に変えて貯蔵し、必要なときにエネルギーのもととして供給します。

②解毒: アルコールや薬、老廃物などの有害な物質を分解し、からだに影響をおよぼさないように無毒化します。

③胆汁の生成・分泌 :肝臓でつくられた老廃物を流す「胆汁」を生成・分泌します。胆汁は、脂肪の消化吸収を助ける消化液でもあります。

肝臓は お酒のアルコール分解に忙しいと、エネルギー代謝の仕事は留守になって、

「今、アルコール分解に忙しいから、なんでも脂肪にしとこ!」

こんなふうに肝臓が声をあげてくれればよいのですが、肝臓は 沈黙の臓器。
胃や腸のように、もたれるとか、痛むとか、何のシグナルもださないのです。
お酒をたくさん飲みながらの食事は太りやすいですし、アルコール分解の仕事で過労が重なると、脂肪肝、肝硬変と症状がないまま、進行してしまいます。


今夜は 2人で日本酒を2合、お料理が美味しくて、お腹いっぱいに・・・。
明日は お酒を抜いて、しっかりエネルギーを燃焼しようっと。



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