どうせ地球のチリだからな。

生き方を変えたから、ブログも変えようと思った。
企画屋の日記です。

日本一の山は

2011-09-06 22:58:15 | Weblog
ただいま。
おかえり。

多分、皆が思ってるほど、なんてことないです。
【俺】と【タケチン】は平気です。
もう一回行って来て!
と言われたら、嫌だけど、多分今から行ける。

その位、スコップ団の基礎体力はすごいのね。

全国の男子。

そういう訳だから、今週末、山元町の山下駅に集合ね。
毎週やらなきゃ意味ないよ。

さて、富士山は行って良かった。
本当に。
死ぬまでに一度は登った方がいいと思いました。

いつもいつも伸ばし伸ばしになってしまう、夢や野望の一つにさ、富士山がありました。
だから、今回の地震のことで「最期っていつ来るのか分からない。」という事を学んだ俺達は、
先延ばしにすることを極力やめています。

で、先週行く事になって、今週行ってきた。

リュックとストック買って嬉しくてdogwoodで着ちゃう俺。


呆れるトモちゃん、トシユキ、タケチン。


「りょうくん!ちゃんとしないとだめだよ!!」
「りょうくん!聞いてるの??」
ともちゃん、いつもありがとう。


スコップ終了後の夜10:00。
俺は拉致された。


サービスエリアでおしっこタイム。


車で少し寝て、翌朝は承太郎・・・いや、ジョナサンで食事。
分からない人は、ジョジョを読もう!


前の二人、狭そうだね。
俺は後ろでノンビリ。


五合目の登山口入口は台風の影響か、とても空いていました。

我妻はサポーターを履こうと必死に15分頑張りました。
レーザーレイサー並みの履きにくさ!!
登ってもいないのに息切れです。


こいつ軽装だし!!


「これ、どうすんのかなぁ?」


「こうするのかなぁ?」


よし!出発だぁ!!
うわぁ!!
雨だぁ!!!


まだ余裕の我妻敬司(41)


最も注目すべきは、乳首です。


まだ5・5合目辺りですが・・・。ややバテテます。


へっへっへっへ・・・
犬か!


「たまには平くんと一緒に撮ろう。」
「そうだね。」


「ぅおぇぇぇぇえええぇぇぇ!」
「大丈夫かね?」


「休憩だ。やってらんね。」


「あぁぁぁぁ、やってらんね。」


「やってらんねぇよ~ん。」


休憩が多かったので、俺達も助かったのかもしれない。
ゆっくり行くのがいいと思う。
俺も高山病で苦しみました。


また休憩。


そう!その通り!!
祈りを捧げに来た。
だから、諦めない。


「はぁ、ダメだ。」


「もう、ダメだ・・・。」


「限界だぁ・・・。」


「うっそぷ~~!」


たまに見える晴れ間がすごく励みになります。


遠くに我妻。


日も落ちてきて、少し焦るよね。
まだ、もう一合登らなくてはいけない。


写真撮ってる場合じゃないよ。きっと。俺はいいけど。


大急ぎだったので、7~8合目の写真ゼロ!
山小屋の寝る所です。


「さぁ起きて!タケチン!おい!!そっちの人も!!」
そうして、夜中にまた出発。
素晴らしい夜空でした。
太陽見えるかもね!!
と期待しちゃう。


3500メートルを超えると、本当に極寒で辛かったけど、頭の上が宇宙のような気がしました。
海に行くと、地球の丸さって分かるけど、それが、雲海で分かるのって本当に素晴らしかった。


この写真、よくない?
なんか、素人には見えないよね。
超素人ですからね、俺達。
知ってる言葉はねぇ・・・
リュック!
というレベル。レヴェル。
でも、カメラマンがいいんだなぁ。
かっこいいもの。


ちょっとデザインしてみようか。
右下、コロンビアじゃないからね。コロンダにしたから大丈夫。


でもこのかっこいい写真。
我妻の足が、実はお茶目なパパイヤステップです。


段々と明るくなっていく夜空。
とても静かな時間でした。




一気に暖色が増してきて、静かさがなくなり、神秘的な感じに。






雲が金色に輝きます。


金色の神様チックな光が空に拡がると太陽が出て来た。


一瞬で赤い空から紫に。
雲にも陰影が出てきて、雲海の様子がこうだったのだと知ることが出来ます。


数分で、このような空に。


その空を毎日見守っている、日本で一番高い位置にいるコマイヌ。
力強くて、迫力がすごかった。


頂上はとても寒く、沸騰も早い。
お茶が旨かった。
本当に寒い。


数少ない俺の写真。


dogwoodのチャリT!


俺は今回、どうしてもやりたかった事があった。
日本で一番天国に近い場所に、ゆきえさんが好きだったハワイウォーターを持って来てあげたかったんです。

とても親切な人だった。
俺がどこにいても、RED BULLやタバコを届けてくれた。
俺の好きそうなものをスタジオや現場にも持って来てくれた。
その度に、
「いらねぇし!ブス!」
とか言ってた。
本当は嬉しかったんだ。
もっと持って来て欲しいけれど、それはもう無理だから、今度は俺が来た。

今度は、俺が来たよ。


でも、これはタケチンと我妻には言わなかった。
言ったら、途中で天候が悪くなっても、アイツラは無理してでも登頂しようとするからね。
でも無事に登頂出来たから良かったよ。

それと、ご来光に祈ろうと思った。
神様に言いたいことはワンサカあんだけどさ、一言にまとめた。

平和。

平が和めば平和です。

怒っても、悔しんでも、泣いてもしょうがないから、できるだけ穏やかに、
【ずっと平和でありますように。】
と言ってきた。
神様に。
多分、近いからシカトされてなきゃ大丈夫。

それと、亡くなった人達のご冥福をお祈りしてきた。

届け!!
届け!!!

スコップ団はやれることが少ない。
でも、まだまだ行くぜ。


寒いぞ!!
ファック災害!!
うぇい、うぇい、うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!


さぁ、用事も済んだし帰りましょ。
寒い寒い。


げざ~ん。
道、間違えた~。
「遭難したのかな?」
「そうなんです。」
「うひゃひゃひゃひゃ!!」
「なんとかなるべ。」


記念撮影。


ほうとう食べたよ。


帰りの運転、トップバッターは俺。
すぐに二人とも寝ちゃった。


「社会の窓」開いてます。


今朝見た太陽が、さようならと言ってる気がしました。


無事に、俺ん家に到着。
タケチン、ごくろうさん!


オマケ




生きているという事に慣れてはいけない。
生きていることに意味はなくても、慣れてはいけない。

すごく特別なことには間違いないと思う。

それと、俺は自然をとても憎んだけれど、自然は憎むべき対象ではないと思いました。
生きている、ということ。
それこそが、自然との調和だったり理解だったり。
食べ物もそうだしね。

全てに感謝をしなくてはいけないな、と思った。
何事も先延ばしにしてはいけないね。

もっと優しい男でいられるように。
そうすれば、山の上まで来る必要もなかった。

ごめんね。

望んでないかもしれないけど、俺は来たよ。

これでもダメなら、エベレストにも行ってやる。
生きてるんだから、不可能はねぇ。
いっぱい飲め!

下山したよ。

2011-09-06 11:52:31 | Weblog
雨は降るし、風は強いし、寒いし、眠いし、辛かったし、遭難もしたけど、無事下山!

半年が経って、気持ちも復旧してきて、文化的な生活に戻っていく俺たち。

自然の良さも怖さも両方知らないといかん。
津波は怖いし、憎い。
自然は厳しい。

でも、素晴らしい面の方が多い。
人が自然の中で生きる。
素晴らしさも辛さも知らないと、上辺の人になる気がする。
災害はない方がいい。

でも、自然はなくては困る。

雲の上まで歩いて、空を見る。
星空を見る。
朝焼けや日の出を見る。

ただ、それだけの事ですが、価値観は拡がった。

そして、日本一天国に近い場所で、皆の冥福を祈り、平和を祈ってきた。

愛とは祈り。

俺は祈るよ。

そして、ゆきえさんにハワイウォーターを届けて来た。
生きてる時は、親切な事をしてあげなかったから、君がいる一番近い場所まで、俺は来たよ。

はぁ、疲れた。

デジカメで色々撮ったから、珍道中の報告は改めて。

ご心配おかけしました。
無事ざんす!

再出発

2011-09-06 02:45:53 | Weblog
飯を食って、すぐ寝た。

我妻に、
「なんで今のタイミングで富士山?」
と聞くと、
「半年経過し、ダレてきてるからね。」
と言う。

分かる気がする。

夜中の山もいいね。
すげー寒いけど。

フリース着て、ダウン着てるのに寒い。