goo blog サービス終了のお知らせ 

憧れのスペイン11 <グエル公園>

2011-10-01 | スペイン
いよいよバルセロナの観光です。いっぱい歩くから朝食はしっかり摂らなきゃ
焼きトマトが結構いけます。


パスポート、貴重品は言われたようにセーフティーボックスに入れ、ショルダーバッグの上から上着を羽織、スリ対策もバッチリです。

午前中に旧市街から遠いサン・パウ病院、グエル公園、サグラダ・ファミリアの半日観光があります。
まずは闘牛場を横目にサン・パウ病院に向かいます。
ドメネク・イ・モンタネールの作品で世界遺産でありながら、現在も病院として使われています。病気の人達の癒しになるように、お花や天使の装飾が施されているそうです。


時計塔の中央には天使が、周りを取り囲んでいるのは美しい看護師さん達かしら


病院の門も素敵です。


道路の反対側から撮ってみました。
朝日に映し出されるサン・パウ病院です。


サン・パウ病院と向かい合うようにサグラダ・ファミリアが遠くに見えます。
信号で道路を横断する瞬間、真ん中で立ち止まって撮影です。


サグラダ・ファミリアの入場予約が10:15なので、サン・パウ病院の次はグエル公園に向かいます。
9時に駐車場からのゲートが開くのを待って一番乗りです。


途中で、座薬ビル(水道局)が見えました。


犬の散歩をしている人や、ジョギングをしている人達がチラホラといます。


公園の中の道一つとっても、芸術的


ハトしかいない道。気分いいです。


もともとグエル公園はイギリス風庭園住宅として設計されたそうですが、2棟完成しただけで計画は中止。そのうちの1棟にガウディが住んでいました。
ピンクの壁のメルヘンチックなガウディの家です。


いきなり視界が開けてテラスが見えました。
人がほとんどいません。


外から見るテラスの破砕タイルの模様です。この破砕タイル、経費削減の苦肉の策だったとか。。。 それにしても美しい
下にはガーゴイルがいます。


なんと言う色使いでしょう。


誰もいないと思っていたら、スケッチをしているお兄さんがいました。
それでもテラスはガラガラで、破砕タイルのベンチに座り放題。写真撮り放題。
朝起きは三文の徳ですね。


正面ゲートの両サイドに立つ建物は、朝日を浴びて、まるで砂糖菓子のように輝いている土産物店とインフォメーションです。


朝日を浴びて、ハトも気持ち良さそう。


テラスの後ろの方は回廊の柱があります。


私達が歩いてきた道がベンチ越しに見えます。


高台にもう一軒家が見えます。グエル伯爵の家でしょうか。


テラスを支える石の回廊です。どこまでも続くウェーブの回廊は幻想的です。
中を歩くと平衡感覚がおかしくなったような錯覚を覚えます。


回廊入口の柱は、籠を頭に乗せた女性になっていました。


テラスの下は市場にする予定だったそうですが、86本のドーリス式円柱で支えられた巨大空間になっています。


天井にはそれぞれ違ったタイルが飾られています。一つ一つ見ていて飽きません。




この柱、結構太いです。


明かりに引き寄せられるように外に出ると、いましたグエル公園のシンボル『トカゲ』


トカゲの口の中もモザイクになっていて、そこから水が流れ出ています。
見つめているとどんどんかわいく見えてきます。


その下にも別のトカゲの頭が…




振り返ると、次の団体が来てしまいました。トカゲが取り囲まれてもう写真は撮れません。
波のテラスを仰ぎ見て両サイドの木とテラス、空の青がまるで絵のようです。


階段の手すりにも綺麗なタイルが填め込まれています。


階段を下りて正面ゲートのお菓子の家の前です。
上から見るとかわいかったんですが、近くに来ると凄い存在感。どぇ~ん
階段側から左側のお菓子の家




右側のお菓子の家


恐竜の骨の中のような回廊を通ってバスに戻ります。上は道路になっています。
それにしても石はどうやって組み上げられているんでしょう。




サグラダ・ファミリアの予約時間が近付いてきました。















憧れのスペイン10 <バルセロナへ>

2011-09-30 | スペイン
マラガからバルセロナへの飛行機では、まずスペイン語、次の英語が妙に解りやすいと思っていたら、最後に流暢な日本語の機長挨拶
なんと機長さんは日本人 その日は珍しく私達の他にももう一組日本人ツアーが搭乗していて、あまりのうれしさに、日本語での挨拶になったようです。

日本からの周遊ツアーはアンダルシアからバスで1日以上かけてバルセロナに向かうのが多いので、私達のようなショートカット組は少なく、なかなかスペインの国内線で日本人に出会うことは少ないのだとか
「ヨーロッパの空を飛んでいる日本人がいることを心の片隅に留めておいてください」なんてしんみりした挨拶をしていました。 
JALのリストラ組だったのかしら。。。

19時バルセロナに到着です。
空港内にBarçaショップがあります。


ロストバゲッジの方のスーツケースはここにも届いていませんでした。

夕飯はサグラダファリミアの側のレストランでフィッシュスープとフィデウア、カタルーニャプリンです。


フィデウアはブチブチの焼きそば パスタのパエリアだそうです。
お兄さんがパエリア鍋からサーブしてくれました。




〆はプリン


レストランの外に出るとライトアップされているサグラダファミリアが目の前です。
側面は工事中。


正面の生誕のファサード前に回ってみました。
塔の部分が淡い緑になっています。


明日はバッチリ見学するぞ~

これから2泊するICARIA BARCELONAです。


明日はパスポートなど貴重品は必ずホテルのセーフティーボックスに入れて出かけるよう念を押されて解散です。
バルセロナの治安は、かなり悪そうです。





憧れのスペイン9 <ミハスで野放し>

2011-09-29 | スペイン
グラナダを出発して2時間、白い村ミハスへ到着です。
昨日とは打って変わって、最高のお天気
スペインのツアーは必ずスペイン認定ガイドが1人付かないとだめで、日本人ガイドが勝手に案内していると違反者として警察に通報されるそうです。
私達のツアーは、ここミハスでは現地ガイドと契約していないため、バスを降りた後は添乗員さんは一切案内しませんとのこと。。。
ってことで、バスを降りて解散。地図を片手に野放しです。 フリーとも言います。


バス駐車場の上からのミハスの村です。


綺麗に飾られた観光ロバ達がいます。


ちょっと乗ってみたいのですが、ロバ達は子供用みたいです。


村にはこのゲートから入っていきます。ヒラヒラは何なんでしょう


メインストリートです。


13時のランチの集合場所はメインストリート入口にある黄色いポストです。
屋台のおじさんは甘く味付けしたアーモンドを売ってます。


まずはジブラルタル海峡を見渡せる展望台へ向かいます。
この先が展望台です。


天気はかなり良い方なのですが、残念ながらジブラルタルもアフリカも見えませんでした。
ジブラルタル方面


アフリカ方面


年に何回かは、このように綺麗にジブラルタルもアフリカも見えるそうです。


闘牛場へ向かう途中のレストランの角で、お土産の袋を持って地図に見入る添乗員さんを発見 右下隅



闘牛場まではかなり急な坂を登りました。


左のお店屋さんで入場チケットを3ユーロで購入。


闘牛場までの通路には植木の中の牛さんと、、


マタドールの衣装が展示してありました。


村の闘牛場なので、かなりこじんまりです。


闘牛場から回り込んだ裏の道は緩やかなアップダウンの一本道です。


どこを見ても凄く綺麗


さあ、白い村の散策です。
村の中心の教会を基点にして回ることにします。空は抜けるような青です。


教会の向かいにはカフェです。右の道がセバスチャン通り、左は展望台に続きます。


セバスチャン通りの下の方には2-3軒のレストランやカフェが並んでいましたが、まだ朝早いのでオープンしてません。


セバスチャン通りは長い長い上り坂


角度はどんどん上がっていくようです。
この通りはキャノンのCMで使われた所だそうです。


おじいさんが階段で一休み。そして私たちも一休み。


観光客は下の方で写真を撮るだけで、誰も上がってきません。


やっと坂の一番上です。民家ですよね~。お花が綺麗だわ。


ベランダには植木鉢が沢山。 下から見上げると白い壁、青い空、赤い植木鉢の列がとても素敵。


坂を振り返ると、新聞配達の人がいました。


ほとんど観光客が来ないところなのか、さっきのおじいさんが迷子の観光客と勘違いして、帰りの近道を教えてくれました。でも、その横へ広がる道には誰一人いません。
ぎゃ、持ってる地図にない道を歩いてます。


ぐるっと回ってマラガ通りに戻ってきました。やっぱり人がいません。
お花こそありませんが、窓の格子の黒が白い壁にマッチして、シックにまとめられています。


観光用の馬車が来ました。


教会が近くなってきたようです。お店がチラホラ。


お茶するお店を探します。
入口がオシャレなレストラン


涼しげなテラスのお店


通路沿いのカフェ


そして私達は Zumo de naranja を頂きました。
日陰に入ると、結構涼しいんです。


犬の散歩をしている人が結構います。でも気温はかなり高く、ワンちゃん暑いだろうな


こちらでは、大型犬が日陰で休んでいました。


ミハスでは犬は沢山見ましたが、猫はまったく見ません。と思ったら、お店の中に沢山いました。


お店の壁にはお土産物が綺麗に飾ってあります。 買って帰りたいけど、割れちゃいそう。。


集合時間までまだ少し時間があったので、祠の礼拝堂へ向かいました。


あ~こんな所で、ロバさん達が休憩してます。


ロバさん休憩場所の上はこんな感じになってました。

野放しの時間も終わり、集合場所へ向かいます。

ランチのレストランはこの上です。


ランチはガスパチョとイカ墨煮・・・




ミハスを後にマラガ空港へ、ここで4日間お世話になったデラックスバスとお別れです。
後ろがサロンになった巨大なバスですが、乗っていたのは15人。みんなバラバラに好きなところへ座ってました。
マラガ空港です。


空港の売店でこんなものを発見
キティーちゃんですか???


これからアンダルシアを後にバルセロナへ向かいます。
ツアーメンバーのロストバゲッジはまだ届いていません。バルセロナで受け取れるのかしら













憧れのスペイン8 <フェネラリフェ庭園>

2011-09-26 | スペイン
ここから城壁の外へ出て、夏の離宮と言われているヘネラリフェ庭園へ向かいます。
この頃には小雨も完全に上がっていました。
下の道は馬で通れるようになっているそうです。


庭園の中は綺麗に刈り込まれた糸杉がアーチになっています。


途中途中に噴水があって、とても涼しげです。
実はこの時、中国人の団体さんが周りにいて、みんなが記念写真を撮る中、一瞬の隙を狙って撮影しました。静かそうな風景に見えますが、凄い喧騒だったんです。


この長い糸杉の道は120m以上ありますが、区画毎に水路であったり、バラのアーチであったりと、見ていて飽きません。


足元の石を敷き詰めた道もオシャレ


庭園からはアルハンブラ宮殿の姿を見ることができます。


振り返ると、まだまだ高い所に離宮があります。登らなきゃ。


長いトンネルもここで終わり、左手から離宮に上がります。


アキセアの中庭です。正面にバルコニーが見えます。


反対側には、今入ってきた建物です。
昔の人達は、ちょろちょろとした噴水で、贅沢な音の涼を楽しんでいたんでしょうね。


バルコニーを回ると、そこにも水に囲まれた中庭があります。


奥のアーチを通ってアキセアの中庭を見下ろす通路に向かいます。


上から見たアキセアの中庭です。


アーチを振り返ると、なんとアーチの上にライオンがいました。ライオンのパティオのより、ずっと雄々しいですね~


この後、箱根のような林道を通ってバスまで戻り、サン・ニコラスの展望台に向かいます。
展望台からはアルハンブラ宮殿の全景と雲の向こうに遠くシエラネバダ山脈が見えました。


グラナダの街を見渡せました。
今晩は、この展望台の近くで洞窟フラメンコが見られるとのことですが、帰りが深夜になるそうなので、パスしてしまいました。


ホテルはグラナダの街の中心部、川沿いのSAN ANTONです。
ロビー


螺旋階段があまりに綺麗だったので。。。


夕食はホテルのレストランでブッフェ。グラナダ大学の学生???がアルバイトで演奏をして回っていました。


ホテルの部屋からは遠くにアルハンブラ宮殿を見ることができました。



朝靄の中 もっと性能の良いカメラが欲しいよ~ん










憧れのスペイン7 <アルハンブラ宮殿>

2011-09-26 | スペイン
セビーリャからバスで何も無い景色を見ながら走ること2時間、本日のランチのドライブインに到着です。


ランチはサラダとペスカード・フリートス。塩とレモンで美味しくいただきました。
飲み物は、Te inglesをオーダー。


お店のカウンターには、やはりハモンがいっぱいぶら下っています。
カウンターから右側のテーブル席では、地方のサッカーチームが食事をしていました。


午後3時、アルハンブラ宮殿到着。アルハンブラでは滅多に雨が降らないというのに、生憎の小雨。 バスの周りには傘売りのおじさん達が群がって大変。
日本人は、ちゃんと折りたたみ傘もってるのよ~ん。

ここがアルハンブラの入口になります。




アルハンブラ宮殿は、高台の要塞でもあったことから、大砲が置いてありました。


これからヘネラリフェ庭園を含めて3時間近い見学になるので、まずはインフォメーションの2Fでトイレ休憩です。


まずはカルロス5世宮殿から見学です。


四角い建物に丸い中庭をもつ、イタリア・ルネサンス様式の宮殿ですが、カルロス5世は完成前に逝去して、この宮殿を訪れたことはないそうです。


中庭です。ただただ広い円形の庭。何するつもりだったんでしょう。




二階へ上がる階段があります。宮殿内は美術館になっているそうです。


いよいよナスル宮殿に向かいワインの門から入場です。


城壁の向こう側はアルカサバですが、入らずにナルス宮殿へ。


宮殿入口です。アラビア語が模様のようにビッシリと彫られています。


アッラーのみが勝利者というような理念が書かれているのだとか。。。


まずはメスアールの間です。掘り込まれた天井や、寄木細工の天井、壁のタイル、どれをとってもすばらしいです。






メスアールの中庭です。


通路のアーチ一つ一つの細工がすばらしく上ばかり向いて写真を撮ってます。




アラヤネスの中庭に出ました。まだちょっと雨は降っています。
正面は大使の間です。


後ろ側には人が沢山並んでいますが、ライオンの中庭にあるはずのライオン達が修復中で、こちらの部屋に展示されています。


先に大使の間へ入ります。大使の間の扉です。


船の間の奥が大使の間になります。


天井がとても高く、壁一面の漆喰の装飾が見事です。


出入り口のアーチも細かい装飾が施されています。




おっと、上ばかり見ていましたが、床のタイルも凄いわ~


ライオンの中庭を望む回廊です。


もうちょっと前から撮影します。


更に前に出て中庭を撮影すると… 工事中でみるも無残な姿です。


仕方が無いので、中庭から一枚


本当だったら、こんな中庭が見られたはずです。画像お借りしました。


ライオンは別の部屋で展示してありましたが、こちらは撮影禁止
警備員が数人目を光らせて、カメラを向ける人を止めていました。
噴水の水はライオンの左足から入り、口から出るようになっているので、水が凍ると石が割れてしまうのか、左足の割れたライオンが多かったです。
ライオン、ライオンと言ってますが、なんとも寝ぼけた顔 おちょぼ口のライオンはちっとも迫力ありません。

画像お借りしてます。

回廊の天井もなかなか素敵です。






アベンセラヘスの間、入口のアーチです。


かつては中央に噴水があって部屋全体を冷やし、熱気はドームの窓から抜けて快適空間だったそうですが、、、

この部屋では、アベンセラヘス一族の騎士30人余りが皆殺しにされ、今も残る水盤のシミは騎士達の血の跡だと言われています。

同じような天井のドームでも、こちらは蜂の巣状が二段になった形の二姉妹の部屋です。


入口にも小窓があります。


廊下の外には王の浴室の屋根が見えます。ガラスが填め込んであって、中の明り取りになっていたのでしょうか。


アルハンブラ宮殿はワシントン・アーヴィングが発見して「アルハンブラ物語」を発表するまで、忘れ去られ荒れ果てた宮殿でした。
アーヴィングが4ヶ月滞在した部屋がありました。


天井の細工が素敵です。




廊下からのアルバイシン地区の眺めです。


レハの中庭です。中庭を回るように1階へ下りていきます。


下から上のベランダを見ると、心もとない鉄格子です。大丈夫なのかな


リンダラハの中庭は、囚われの身の二姉妹ソライダとリンダラハが出窓からこの中庭を見ていたという言い伝えからこう呼ばれています。
虐殺された部屋や閉じ込めた部屋、とっても綺麗な宮殿なのに、、、
何はともあれ、リンダラハの中庭は幾何学模様に作られた素敵な庭です。木立が涼しく感じられました。


奥の建物の上の部分が顔に見えちゃうのは私だけ???


貴婦人の塔です。


これでナスル宮殿を後に、ヘネラリフェ庭園へ向かいます。


谷を越えて、あの高台の遠くに見えるのがそうです。もう疲れてこの登りが辛いです。
自分にガンバ