幼い頃いつも、
てっぺんにある実が一番美味しそうで
取りたくて取りたくて仕方なかった
「てっぺんの実は、鳥のためにとっておくんだよ」
家の柿なのに、一番美味しいところを鳥にやるなんてと
腑に落ちなかった
「鳥は、長い冬の友達。冬の神様。」
柿の木の育たない土地に嫁いで
母から毎年枝ごともいだ実が届く
今年も「冬の神様が、きた」
てっぺんにある実が一番美味しそうで
取りたくて取りたくて仕方なかった
「てっぺんの実は、鳥のためにとっておくんだよ」
家の柿なのに、一番美味しいところを鳥にやるなんてと
腑に落ちなかった
「鳥は、長い冬の友達。冬の神様。」
柿の木の育たない土地に嫁いで
母から毎年枝ごともいだ実が届く
今年も「冬の神様が、きた」
わたしはあのキレイなオレンジ色の「ぬるっ」とした柿より
実家の、茶色の縞が入った固めで甘いのが好き。
りょおさん宅のはどんな柿?
鳥はきっと
「あそこの柿、穴場だぜ☆」と連絡を取り合っているんだと思います。
孫子の代まで食べさせてあげてください。
神様ですから。
そういくつもなるわけではないので、
ほとんどをというか全部を鳥たちに提供している。
普段見かけない鳥がやってきたりするので、
それはそれで楽しみであったりする。
周囲を住宅に囲まれた一角に庭があるんだが、
どうやって見つけるんだろうかと思ったりもするし、もしかしたら毎年同じ鳥がやって来ているのだろうかと思ったりもしております。