兼業歯科衛生士

自分らしい幸せを探そう。

院内感染予防対策

2007-12-12 00:09:31 | 勉強会
12月8日土曜日、院内感染予防対策の講演を聴いてきました。
講師は、感染学では有名な矢野邦夫先生です。

CDCガイドラインに基づき、
感染対策の基本は
1.病原体の存在
2.感染力に見合った菌量
3.感染経路
4.侵入口
5.感受性
以上のどれかを遮断すれば、感染には至らない。

医療現場は、インフルエンザや結核などの呼吸器感染症。HBV、HIVなどの血液媒介感染症といった様々な感染症が発生しうる環境であり、そのため適切な感染対策が必要とされる。
殆どの病原体の感染経路は患者や医療従事者の手指であることから、手指消毒が最も重要な感染対策になる。
また、感染症に対する有用な予防策など、医科歯科開業医の外来にて役立つ感染対策について、先生の日常のエピソードを含めて、解説されました。

講演は淡々とした先生のジョークとも言える話から始まり、まず先生は今日の講演会場がカーペットでなくてよかったと。カーペットですと、いくつかのガイドラインが頭をよぎり不安になるそうです。それは、カーペットにはアスペルギルスというカビが存在し、免疫力のない人がいたら、肺炎になってしまうのではないかと。また、ペットボトルを見るとドキドキするそうです。それはクリプトスポリジウムが頭をよぎるからだそうです。
よく、山に行くと冷たい川の水や、山から湧き出ている天然水を飲みたくなるのですが、非常に危険なのだそうです。このクリプトスポリジウムで免疫力のない人は下痢をしてしまうのです。などなど、、、、、、そんな話ばかり覚えてきてしまいました。
コメント
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