お茶の里便り ◆掛川深蒸し茶で健康長寿の町◆

お茶屋に勤めている筆者の日常や感じた事を勝手気ままに綴っていきます。

茶園の様子

2013年04月27日 | お仕事

本日は風が強く吹いている茶処掛川です。

 

本日からGWが始まりますね。

新茶収穫中はお休みなく頑張っています。

 

 


手摘み・手揉み煎茶

2013年04月22日 | お仕事

昨日は長野県では雪が降りましたね。

本日の茶処掛川は天気も回復しています。

今日も収穫された生葉が続々と荒茶工場に運ばれてきています。

 

 

手揉みの続き。

 

回転揉みが終わると、「玉解き」に移ります。

回転揉みで固まった茶葉を解きほぐしていきます。

ほぐされた茶葉。

ここで、お昼休憩に入りました。

交代しながらの手揉み作業ですが、体力を使います。

 

休憩後は「揉切り」の工程。

手を前後に動かして、葉を揃えながら揉んでいくのですが、見た目より

技術とコツが必要で、少し手伝わしてもらいましたが、素人が簡単にできる

ような物ではありませんでした・・・

ここからは体力と言うより技術と経験が必要な工程。

揉切りの次は「転繰揉み」でんぐり揉みと言って、茶葉の形状を

作っていく作業です。

だんだん煎茶の形に変わってきました。

そして、最終工程の「こくり」と言われる工程。

茶の形を整えて光沢を出していきます。

こくり作業は、まさに職人技。

みなさんの口数も徐々に減り、その技に見入ってしまっていました。

途中、何回か茶葉の様子を確認して、ついに出来上がり。

細くよれて艶のある煎茶の完成です。

最後の乾燥に入ります。

ホイロに広げて乾燥させます。

そして、出来上がった煎茶がこちら

1本1本が綺麗によられ針のようです。

普段、会社で多く目にする深蒸し茶との違いに驚きます。

そして茶葉で塔が作れてしまうほど。

6kgの生葉を2台のホイロを使って揉んで、出来上がった煎茶は約1.1kg。

掛かった時間は約6時間。

今回、生葉の収穫から始まり、手揉み煎茶の製造工程をたっぷりと見させていただきました。

蒸製煎茶の原点の手揉み茶製造。貴重な体験となりました。

今回の手揉み茶を作って頂いたみなさん。

手揉みの製法など、たくさんの事を教えてもらいました。

ありがとうございました。

 

 

 


手摘み その後

2013年04月21日 | お仕事

今日の茶処掛川は朝から雨でした。

午後前には雨上がり、午後からは生葉の収穫ができそうです。

 

手摘み その後

農協の研修センターに付くと、湯気が出ている蒸し器が用意されていました。

収穫した生葉はこの蒸し器で蒸していきます。

通常の荒茶工場の蒸し器とは違い、とても小さな物です。

なぜなら、【手揉み】用の物だからです。

前回、言っていた【ある事】とは手揉み煎茶を作る事でした。

今回、生産家研究会メンバーでもあり、掛川手揉み保存会に在籍する小沢さんを中心に

手揉み煎茶の製造を行いました。

【ホイロ】と呼ばれる、和紙を貼ったお茶を揉む台です。

下から熱を加えてホイロを温めています。

生葉の状態を確認して蒸していきます。

今回は25秒程の極浅蒸しです。

蒸された葉はすぐに水気を飛ばし、冷やされます。

蒸された生葉。

浅蒸しの為、蒸された後も、見た目は少し柔らかくなった程度です。

先ほどのホイロに移され、手揉みのスタートです。

今回は2台のホイロを使って、手揉み煎茶を仕上げていきます。

1台のホイロに3kgの生葉が入ります。

まずは「葉振い」と言われる作業。

葉の水分を飛ばしていきます。

 およそ、40分程、葉振いをした後、「回転揉み」に変わります。

回転揉みには、「軽回転」と「重回転」があり、こちらもそれぞれ40分程

茶葉を揉んでいきます。

写真では伝わりにくいですが、ホイロは熱く、常に茶葉を揉み続けている為、

重労働となります。みなさん額からは汗が滲み出ています。

それぞれ交代しながら茶葉を揉み続けます。

 

今日はここまで

次回に続きます。

 

 

 

 


手摘み

2013年04月19日 | お仕事

4月16日の早朝から、先日に被覆を掛けた茶園の手摘みが行われました。

生産家研究会のみなさんや、さくらぎ農園、荒茶工場の社員など集まり、

手摘みの説明を受けます。

収穫の前に、用意したのは【つまようじ】

これを使って収穫する生葉の長さを均一に揃えます。

そして、みんなで丁寧に手摘みを行っていきます。

被覆を掛けた畝は、掛けてない畝よりも濃い緑色をしています。

摘んだ葉の長さを確認しています。

皆さんがとても丁寧に摘んで綺麗に揃った生葉です。

約2時間程で6kgの生葉が採れました。

この生葉を掛川農協の研修センターに持っていきます。

 

次回に続きます。