お茶の里便り ◆掛川深蒸し茶で健康長寿の町◆

お茶屋に勤めている筆者の日常や感じた事を勝手気ままに綴っていきます。

新茶火入れ乾燥

2008年04月29日 | お仕事

今日の掛川は晴れ。

昼間は暖かい日が続いていますが

朝方は少し寒いです。

この時期のお茶屋さんは大忙し。

男の社員さん達は毎朝5時には出社して仕事してます。

しかも、世の中はゴールデンウィーク。

けれど、お茶屋に休みはありません!!

本日も、みなさん頑張って仕事してます。

 

みなさんにお届けする、新茶も急ピッチで作られていきます。

荒茶工場で作られた「荒茶」も本社に運ばれ、

新茶の味の決め手となる「火入れ作業」をおこないます。

火入れとは、簡単に説明すると

荒茶を焙煎して、お茶の持つ、香や味を引き出す作業です。

この火入れ作業が今年の新茶の味の決め手にもなります。


火入れ主任の石川君。

毎年、新茶の時期は特に神経を使い、

長年の経験から微妙な火入れの調整で

お茶本来の旨さを引き出していきます。


その日の気温、湿度、その年の荒茶の品質、水分など

すべてを考慮して、美味しい新茶に仕上げていきます。

まさしく職人技です。


 

 

 

 

 

 

 


きら香手摘み

2008年04月26日 | お仕事

今日の掛川は晴れ。一時雨。

いい天気でしたが、お昼前に一瞬、雨が降ってきて

荒茶工場には生葉が一気に集まってきました。

 

昨日、紹介した「きら香」の手摘みが午前中にありました。


山の上にある、きら香の茶園。

景色がきれいでした。


今回、手摘みした、きら香は整枝がしていないので

大きくなった新芽を1枚づつ丁寧に摘んでいきます。


少しづつですが、竹カゴいっぱい摘めました。

 


この2枚の写真は、もう一つの場所のきら香。

こちらは整枝してあります。

明日、収穫の予定です。

 

 

 

 


きら香

2008年04月25日 | お仕事

今日の掛川は晴れ。

昨日は1日中、雨でお茶摘みはできませんでした。

本日は快晴。今日もたくさんの生葉が荒茶工場に集められています。

 

ところで、

去年の世界緑茶コンテストに当社から出品した「きら香」

と言うお茶をご存知でしょうか?

この「きら香」は平成18年の7月に

新しい品種として登録されたお茶です。

お茶の品種には色々な種類があり、

品種によりさまざまの特長がありますが、

この「きら香」の特長は、新芽が白?黄?金?

とにかく、他の緑茶とは一目瞭然に新芽の色が違うのです。

この写真は数週間前に撮影した物ですが、

緑色の新芽が徐々に白っぽく変わってきていました。

この「きら香」は1人の茶農家が、

10数年前から少しづつ増やし始めていき

その特長の違いから品種登録された、たいへん珍しい品種です。

新芽の色も特長的ですが、このお茶のすごい所は、成分にも表れています。

お茶の旨味成分でもあるアミノ酸も大変多く、

その味は甘くとろみのある旨味が味わえます。

 

この「きら香」の収穫が今年もやってきました。

まだ茶園面積も少なく、毎年、極少量しか取れないのですが

大変楽しみです。

手前がきら香で奥が普通の茶園です。

見比べるとその色の違いにおどろきます。

この「きら香」は当社で数量限定での販売予定です。

 

 

 

 

 


荒茶工場

2008年04月23日 | お仕事

今日の掛川は晴れ。

夕方に雨が降り出し、

少し、お茶摘みにも影響がありましたが

今日もたくさんの生葉が工場に集まりました。

手摘みの生葉を茶農家さん達が

トラックに積んで、荒茶工場に運んできます

多い時は40~50台ものトラックで渋滞になる程です。

集められた生葉は鮮度が落ちる前に工場にある

大きな蒸し機の中で蒸していきます。

その後、いくつもの工程を機械でこなして行き、

お茶の元?となる荒茶ができあがります。
(詳しい工程はまた次回に)

荒茶工場の若いお茶師の亮平君。

この時期は会社に泊まりこみで仕事です。

今年の新茶も頑張って下さいね。

 

 

 


新茶手摘み

2008年04月22日 | お仕事

今日の掛川は晴れ。

昨日に続き、イイ天気になり、

お茶摘み日和です。

 

今日はさくらぎ農園のお茶摘みの風景です。

茶園から見える田園風景がとても綺麗でした。

この時期、会社の近くを流れる「原野谷川」には

たくさんの、《こいのぼり》が泳いでいます。

近くで見るとかなりの迫力でした。