昨日は長野県では雪が降りましたね。
本日の茶処掛川は天気も回復しています。
今日も収穫された生葉が続々と荒茶工場に運ばれてきています。
手揉みの続き。
回転揉みが終わると、「玉解き」に移ります。
回転揉みで固まった茶葉を解きほぐしていきます。
ほぐされた茶葉。
ここで、お昼休憩に入りました。
交代しながらの手揉み作業ですが、体力を使います。
休憩後は「揉切り」の工程。
手を前後に動かして、葉を揃えながら揉んでいくのですが、見た目より
技術とコツが必要で、少し手伝わしてもらいましたが、素人が簡単にできる
ような物ではありませんでした・・・
ここからは体力と言うより技術と経験が必要な工程。
揉切りの次は「転繰揉み」でんぐり揉みと言って、茶葉の形状を
作っていく作業です。
だんだん煎茶の形に変わってきました。
そして、最終工程の「こくり」と言われる工程。
茶の形を整えて光沢を出していきます。
こくり作業は、まさに職人技。
みなさんの口数も徐々に減り、その技に見入ってしまっていました。
途中、何回か茶葉の様子を確認して、ついに出来上がり。
細くよれて艶のある煎茶の完成です。
最後の乾燥に入ります。
ホイロに広げて乾燥させます。
そして、出来上がった煎茶がこちら
1本1本が綺麗によられ針のようです。
普段、会社で多く目にする深蒸し茶との違いに驚きます。
そして茶葉で塔が作れてしまうほど。
6kgの生葉を2台のホイロを使って揉んで、出来上がった煎茶は約1.1kg。
掛かった時間は約6時間。
今回、生葉の収穫から始まり、手揉み煎茶の製造工程をたっぷりと見させていただきました。
蒸製煎茶の原点の手揉み茶製造。貴重な体験となりました。
今回の手揉み茶を作って頂いたみなさん。
手揉みの製法など、たくさんの事を教えてもらいました。
ありがとうございました。