お茶の里便り ◆掛川深蒸し茶で健康長寿の町◆

お茶屋に勤めている筆者の日常や感じた事を勝手気ままに綴っていきます。

二宮金次郎と大日本報徳社

2011年01月22日 | 日常

 昔は学校の敷地にあった二宮金次郎の像校舎移転とともに取り壊されたのか?
時代の波に飲み込まれたのか?あまり見かけなかったので気にしていたところ案外近い
ところに建っていたのでびっくりしました。 金次郎(尊徳)と報徳社とは何らかの関係があ
るとは知っていましたが、少し調べてみました。
 二宮尊徳(金次郎は通称)は江戸時代後期、今の神奈川県小田原市で生まれ報徳思想
を唱え小田原藩家老の財政立て直しで名声が高まり4大門人らにより体系化され道徳思想、
経済思想の普及活動を行ってきたそうです。道徳と経済の融和を目指し私利私欲に走らず
社会に貢献すればいずれ人に還元されるとの教えもあるそうです。
至誠、勤労、分度、推譲が根本的理論だそうです。では掛川市にある大日本報徳社とは何か?
二宮尊徳とはどんな関係があるのか!調べてみました。
 尊徳の 4大門人の1人岡田良一郎が遠江の国、今の掛川市に生まれ明治12年遠江報徳社を設立
し尊徳の報徳思想を伝承普及し、日本の大日本報徳社の中心組織となり、掛川市の報徳社が全国の
本社と成っています。また岡田良一郎が設立した全国最古の信用金庫『掛川信用金庫』もあります。
 

ど田舎の駅舎だな~と言わないでください。 これでもれっきとした人口11万都市のJR掛川駅です。
JR東海は地震対策補強のため建て替えの提案を市民にも問いましたが、議論の結果この木造駅舎
をそのまま存続することに最近決まりました。風情があっていい?この駅舎の反対側には近代的な
新幹線掛川駅もあります。



JR掛川駅の広場にある二宮金次郎の像です。


当社の近くにある上垂木東側公会堂にある二宮金次郎の像です。
こんな近くにあるとは知りませんでした。


大日本報徳社本社の建物です。平成21年に国の重要文化財に指定されました。
市内では掛川城御殿に続いて2番目の重文指定です。
門には経済門と道徳門の文字が刻まれています。明治42年の建立で道徳と経済
の調和した社会づくりを目指す。報徳の教えを象徴しています。


横から見た報徳社の建物です。すぐ近くには本格的木造復元建築の掛川城が
あります。

木造駅舎の反対側にあるJR新幹線掛川駅です。


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