24日の衆議院代表質問を衆議院テレビのビデオライブラリーで聴いてみた。
従来、国会の代表質問は総理と野党党首とがそれぞれ言いたいことを言い募り、対話が成立しないのが通例だ。
しかし、今国会の岡田代表の場合、総理があいまいな答弁でかわそうとした次の9項目につき、再質問のカタチで、追い込もうとした。
1.被災者再建支援法で政治決断すべし
2.年金について全体を議論するとの名目でこれまで先送りにしてきた
3.公共事業のありかたを全体的に見直せ
4.公務員の給与定員削減は純減ベースで5ヵ年計画を策定せよ
5.三位一体ではっきりした方針を示せ
6.郵政民営化後の民営化法人は国債を売れるのか、国債暴落の懸念はないか
7.イラクの国連決議の受け止めと甘い判断につき反省せよ
8.国連改革のハイレベル委員会の5原則への見解を示せ
9.迂回献金についての明確な姿勢を示せ。
論理的で説得力のある質問で、これにより、与野党の立場や主張の違いが浮き彫りになった。
ところが、総理はそれらすべてについて言及しているとして、答弁を拒否した。
果敢に論戦を挑もうとした岡田代表に対し、議論を逃げた小泉総理。
総理の宿痾であるアカウンタビリティの欠如は、いよいよ国会をまっしぐらに形骸化の方向に追いやろうとしている。
思うに小泉総理は岡田代表との論戦に苦手意識を持っていると思う。
菅前代表のようにレトリックに頼ったり、鳩山元代表のように変に物分りの良さを印象付けようとするような相手は手玉に取れるが、不器用でひたむきに迫ってくる岡田代表をどうあしらえばいいのか、戸惑っているのではないだろうか。
その苦手意識が、再質問全体を門前払いするという拙劣な暴挙を選ばせたのではないか。
これで、今国会の党首討論が面白くなった。
総理答弁に不満を覚えている岡田代表は、国家基本政策委員会ごとに、今回の怒りをぶつけるだろう。総理は苦手と議論するうっとうしさを抑えつつ正面から向き合わねばならない。
国会審議のビデオライブラリーはテレビや映画よりよほど面白いエンターテイメントとして、最近ぼくのマイブームだが、今国会は岡田克也が旬だと思う。
従来、国会の代表質問は総理と野党党首とがそれぞれ言いたいことを言い募り、対話が成立しないのが通例だ。
しかし、今国会の岡田代表の場合、総理があいまいな答弁でかわそうとした次の9項目につき、再質問のカタチで、追い込もうとした。
1.被災者再建支援法で政治決断すべし
2.年金について全体を議論するとの名目でこれまで先送りにしてきた
3.公共事業のありかたを全体的に見直せ
4.公務員の給与定員削減は純減ベースで5ヵ年計画を策定せよ
5.三位一体ではっきりした方針を示せ
6.郵政民営化後の民営化法人は国債を売れるのか、国債暴落の懸念はないか
7.イラクの国連決議の受け止めと甘い判断につき反省せよ
8.国連改革のハイレベル委員会の5原則への見解を示せ
9.迂回献金についての明確な姿勢を示せ。
論理的で説得力のある質問で、これにより、与野党の立場や主張の違いが浮き彫りになった。
ところが、総理はそれらすべてについて言及しているとして、答弁を拒否した。
果敢に論戦を挑もうとした岡田代表に対し、議論を逃げた小泉総理。
総理の宿痾であるアカウンタビリティの欠如は、いよいよ国会をまっしぐらに形骸化の方向に追いやろうとしている。
思うに小泉総理は岡田代表との論戦に苦手意識を持っていると思う。
菅前代表のようにレトリックに頼ったり、鳩山元代表のように変に物分りの良さを印象付けようとするような相手は手玉に取れるが、不器用でひたむきに迫ってくる岡田代表をどうあしらえばいいのか、戸惑っているのではないだろうか。
その苦手意識が、再質問全体を門前払いするという拙劣な暴挙を選ばせたのではないか。
これで、今国会の党首討論が面白くなった。
総理答弁に不満を覚えている岡田代表は、国家基本政策委員会ごとに、今回の怒りをぶつけるだろう。総理は苦手と議論するうっとうしさを抑えつつ正面から向き合わねばならない。
国会審議のビデオライブラリーはテレビや映画よりよほど面白いエンターテイメントとして、最近ぼくのマイブームだが、今国会は岡田克也が旬だと思う。