Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

α6000の私的弱点

2014年12月17日 | Camera
この冬一番の寒波がやってきた。
こんな日は一歩も外へ出たくはないが、愛犬アルタのおかげで散歩へはいかねばならない。
日が暮れないうちにいつもの公園へいくと、小学生たちが元気よくあそんでいる。
いろいろ不満はあるけれど、テロリストが銃を乱射しない社会であるのは、まだましというべきか。
殺されたパキスタンの子どもたちは本当に無念だと思う。冥福を祈る。



さて、ソニーα6000の画質についてはおおむね満足している。
とくにJEPG撮って出し画像が、下手にRAW現像するより、良いので困ってしまう。
というか、RAW現像での自由度が高すぎて、いろいろやってみるけど、結局撮影時の設定のまま開くことが多い。ただいま現像模索中。



あえて気にいらない点をあげるとすれば、水準器が付いていないことである。
仕事ではつねに水準器を使って水平を保つように撮るので、これがないとどうも不安でしかたがない。
わたしはカメラを構えるとわずかに右が下がるクセがあるようで、あとで画像を見ると右肩上がりのカットがけっこうある。
フォトショで傾きを修正すると0.1度ほどなのだが、なかなか水平に撮るのはむずかしいものなのだ。
そのくらいどうってことないという人もいるだろうが、わたしは気になるので、水準器がほしいと思う。

それからもう一つ、電源を入れたときにズームがいつも広角側からスタートするのがわずらわしい。
電源を切ったときに使っていた焦点距離に復帰してくれたら使いやすいのにと思う。
ほかのメーカーのカメラでそんな機能があったように思うのだが。
ついでにいえばステップズームもほしかったな。(ステップズーム=28・35・50ミリなどで止まる機能)

あとはピントは速いけど、起動はそれほどでもない。2秒くらいかかる。
1秒以内に起動し、ただちにシャッターが落ちるライカM8には遠く及ばない。
やっぱり電子ビューファインダーだから仕方がないね。



とまあ、α6000はほとんど欠点のないカメラなのである。さて、いつまであそべるかな?

α6000はM8を超えたか

2014年12月14日 | Camera
衆議院総選挙の朝。
わが日本丸は岐路に立った。平和を守るのか、それとも戦争へ突き進むのか。



D中学校の卒業アルバムの編集をようやく終え、編集したデータをDVD-Rにコピーする。
視覚原稿といっしょに封筒に入れ、それらを印刷会社に送るついでに選挙にいく。
会場の小学校の体育館はがらんとしていて、投票者はわたししかいない。投票率の低さを実感。
どこへゆく、日本丸?



さて、先月末に買ったソニーα6000であるが、だんだん手になじんできて、いい感じになってきた。
カメラの重さが500グラムにも満たないので、一日中持ち歩いても苦にはならない。
これまでスナップ用ではライカが一番使いやすかったけど、このα6000の軽さと機動力、そして描写力を手にしたいま、もうライカの出番はないかもしれないとさえ思う。

ライカM8 + ズミクロン50ミリ(たぶん)

上の写真は4年ほどまえにインドで撮った夜明けのガンジス川であるが、このとき使っていたのがライカM8。このカメラのイメージセンサーには赤外線をカットするフィルターが付いていないので、レンズにそのフィルターを付けて撮影する。
しかし水面に太陽の光がキラキラと反射するような状況で撮ると、部分的ににマゼンタが出てくる。赤外線のせいなのか、理由はよくわからないけど、これはRAW現像でいくら色収差を調整してもなくならない。
わたしはもうこの現象に関しては諦めていて、このマゼンタがM8の個性だと思うようにしている。

ソニーα6000 + 16-50ミリ

きょう、α6000で撮った上の写真には、そのようなマゼンタは出ていない。
8年まえのM8と最新鋭のカメラをくらべるのはまったくアンフェアだけど、このように重箱の隅をつつくようなことをいわないと、やっぱりM8の吐き出す画の魅力には勝てない。
だって上の2枚を見くらべても、それは明らかでしょ。いくらマゼンタが現れても、写真としておもしろいのはM8で撮ったガンジス川だよね。ま、撮った場所とそのときの気持ちがちがうけど。



夜、選挙速報を見て、とうとうルビコン川を渡ってしまったと思う。ついに日本人も武器を手に取るのだな…

京都のやさしい光

2014年12月13日 | Life
寝不足のからだにムチ打って、朝7時に家を出る。本日はB写真館のヘルプでC保育園の発表会の撮影。
はじめての場所なので、なにがあっても対応できるように多めの機材と三脚をもっていく。

園に着くとまず会場に入ってカメラ位置をたしかめる。
とても細長い教室で短辺をステージにつかうので、前半分は座り、後ろ半分は立ち見になっている。
わたしは立ち見席の最前列の左手から撮る。もう一人のカメラマンは座り席の右手最前列から。
さらにビデオ屋さんが二人入るので、狭いうえに死角ができて撮りにくそう。



さて、発表会がはじまり、合唱や合奏、劇などをどんどん撮っていく。
あっという間にさいごのプログラム、年長組による劇「王さまと九人のきょうだい」になる。
これは中国のふるい民話で、双子ならぬ九つ子が暴君の王さまをまいらせる話。
九つ子なので顔や姿はそっくりだが、一人ひとりに特徴がある。その特徴をいかして王さまのくりだすあの手この手をかいくぐり、さいごには王さまが降参する。

5歳の子どもたちがじつに楽しそうに生きいきと演じていたので、撮影しながらも非常にたのしめた。
場面転換がとてもスムースで、話がテンポよく進んでいく。演出もしっかりしてるし、大道具もうまく作ってある。
とくに「ぶってくれ」の出る場面で、白い幕の後ろからライトをあてて影絵のように見せる演出は最高だった。
指導する保母さんのなかに本格的な演劇経験のある人がいるのではないか。
いままでいろいろな発表会の撮影をしてきたけれど、きょうほどよくできた劇は見たことがない。じつにすばらしかった。



撮影をおえて、一路京都へ向かう。
中京区にあるアートスペースMEISEIで開催中の「現代日本画の試み展」を見にいく。
去年この展覧会を見たときに、日本画の表現の多様さに魅せられたので、きょうもどんな作品があるのかたのしみだ。

毎年、出品しているHさんの作品は2点。一つは貝殻と小石をモチーフにした作品で、もう一つは月夜に小舟が浮かぶ幻想的な作品だ。
貝殻の作品は彼女の撮る写真に重なるイメージで、シンプルであたたかい感じのする小品である。
小舟の作品はよく見ると小舟のうえに小さな木々が乗って(生えて?)いて、小さく見えていた舟が急に大きく見えたりするトリッキーなおもしろさがある。
また絵のタイトルがとてもステキで、絵とうまく結びついて、ちょっとふしぎな彼女の世界観をあらわしている。そのタイトルは「今夜もしずかに舟はすすむ」。(だったと思うが、まちがってたらごめんなさい)
京都での開催はあしたまで。来週は大阪西成区の寿光寺でやってます。

久しぶりの京都は師走とは思えない、やさしい光があふれていた。

写真茶話会RR展のご案内

2014年12月07日 | Photography


前回参加できなかった写真茶話会RRで、来年2月開催のグループ展へ向けてのタイムスケジュール等が決まったようだ。
開催場所は大阪の港区にある「海岸通ギャラリー・CASO」。開催期間は2月24日(火)から3月1日(日)まで。
グループ展のなまえが「写真茶話会RR展」という。(そのまんまかいっ)

ギャラリー現地での打ち合わせを今月中にする予定だが、それまでに案内状をつくって100部もっていかねばならないらしい。
なので案内状づくりが急務ということで、わたしのいない間にそれがわたしの役目になっていた。
しかもオモテの写真にはわたしの写真を使うということが満場一致で決まったという。(満場って何人やねーん)
ま、拒否しても前にすすまないので、民意にしたがって案内状をつくることにした。
ラフデザインができたので、きょうは主宰者のSIGN氏に拙宅まで来ていただいて、こまかい手直しと今後の打ち合わせ。

 昼食は豚ロース肉のトマトソースがけピラフ風

案内状のデザインで一番苦労したのは「RR」のロゴだ。あっ、なんか見覚えがあるぞ、という人は黙っておいてください。
形といい色といい、非常にスピード感が出てるではないか。
じっさいの案内状は「写真茶話会RR展」の文字をもっと小さくして右下に置く。また左側には参加者8名のなまえも配置する。



一応、両面のデザインができたので、SIGN氏といっしょにアルタの散歩にいく。
彼に例のα6000を手わたし、ためし撮りしてもらう。
交換レンズに話が及ぶと、彼もツァイスの隠れ信者のようで、「28ミリのディスタゴンとかあれば最高」とまんざらでもない。フィルム時代、コンタックスを使っていたからね。
調べたら24ミリのF1.8というゾナーがありましたよ。ただし価格がボディよりも高い!



ともあれ案内状のデザインは完成し、印刷会社にPDFファイルで入稿する。完成は10日後の予定。