goo blog サービス終了のお知らせ 

Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

マネキンも妖しく写すインダスター

2011年02月10日 | Camera


十数年前にロシアカメラブームがやってきたとき、わたしも数本のレンズを手に入れた。
ロシア製のカメラやレンズはライカやローライなどのドイツ製と比べると非常に安価であるが、写りはけっして悪くない。
なぜなら戦後まもなく、東ドイツからロシア(当時ソ連)に流れていったカールツアイスの技術者が、この国の光学機器の礎を築いたからである。
ジュピター9はゾナー85ミリF2のデッドコピーだといわれるが、まさしくゾナーをつくっていた人間がジュピターをつくったのだからコピーなんかじゃない。
ただ設計が一流でも材質や組み立てが二流なので、ロシア製のカメラやレンズはモノとしての魅力はあまり感じられないどころか、使用困難なものまである。
いま手元にあるこのインダスター50ミリは無限遠のストッパーが硬すぎて外すのがたいへんなので、ストッパーを金ヤスリで削り落としたくらいだ。



さて、きょうはビックカメラへ行くために、M8+インダスター50ミリを首から提げて自転車をこぐ。
ミナミの街はいろいろ工夫をこらしたディスプレーを目にするのがたのしい。
なんかヘンなものもあるので、ついシャッターを切ってしまうが、このインダスターで撮るとますます妖しく写る。
先日も書いたように、このレンズはコーティングがあまいのでハレーションがすぐに発生する。
逆光でなくても明るいものならすぐモヤがかかったようになって、暗いものの方へ光がにじむので、より光を放っているようにも見える。
だがピントはシャープで描写そのものは悪くない。
こんな写り方をするレンズは国産にはほとんどないから、このレンズの存在価値は高い。



[きょうの夕食]
・サーモンとエノキ茸のソテー
・タコとキャベツのサラダ
・ごぼうとニンジンのきんぴら
・豚ミンチの煮込みハンバーグ
・ジャガイモのバターソテー

最新の画像もっと見る