Happyday of LUCKY

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砂漠や被災地を走るバイク

2013年09月27日 | Life
「パリダカ来ました!」とYさんからメールが来たので、さっそく見に行く。

「パリダカ」というのは、フランスのパリをスタートし、セネガルのダカールをゴールする「パリ・ダカール ラリー」のことで、その総走行距離は1000キロにもおよぶ過酷なレースだ。
1978年にはじまったこのレースは、さまざまな理由によって2009年にその舞台を南米のアルゼンチンに移し、現在に至っている。
かつてバイク部門で何度も優勝したホンダのバイクが「XL500R」という。
それを市販車用につくったものが、この「XL250R パリ・ダカール」というモデルである。もう30年くらいまえのバイクだ。



このバイクの一番の特徴といえば、なんといっても21リットルも入る大きなガソリンタンクだ。
満タンで700キロ以上走るというから、パリダカ仕様もダテじゃない。大阪から給油なしで福島第一原発まで行ってしまう。いや、立ち入り禁止で行けないが。
前輪の泥よけにも白いフチが付いて、幅と長さが増している。カッコいいね。

シートにまたがってみると、シート高が高く、両足のかかとが浮く。
でも、そのくらいの方がじっさいに走ると、ひざの曲がりが少なくて楽なのだ。つまり長距離運転に向いている。
エンジンをかけてもらう。OHCの単気筒エンジンから、すこしなつかしい音がする。
じつはわたしも今から20年くらいまえに「XLR200R」というバイクに乗っていた。
ほとんど街乗りで使っていたけど、あの阪神淡路大震災のときには、そのバイクでガレキを越えて医療品を運んだものだ。
オフロードバイクというのは、非日常の極限状態でこそ、その真価が発揮されるのだな。



少しだけ走らせてもらう。
大きな車体なので直進が安定している。と思いきや、軽くハンドルを切ると、かんたんに切れ込んでいってよく曲がる。
ほとんど体重移動がいらないくらい、クルクルと旋回する。
わたしの乗っているエストレアよりキャスター角が大きいのにふしぎだ。
250ccエンジンなので非力なのは否めないが、こまめにチェンジしながらパワーバンドを外さなければ、けっこう走るかもしれない。
ああ、秋のツーリング・センチメンタルがたのしみだね。

ヤマハ SR400 パリダカと関係ないけど、このCMステキ。

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