Happyday of LUCKY

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よみがえるあの感覚

2016年02月11日 | Life
その日の調子にもよるが、ランニング中にだいたい7~8キロ走ると苦しさがすーっと消えて、どこまでも走れそうな気分になるときがある。いわゆるランナーズハイという状態である。
このゾーン状態はいろんなスポーツにも共通することのようで、あのテニスの松岡修造氏も現役のころ、試合中にゾーンに入るとどんなボールが飛んできても打ち返すことができたという。そしてそのときの状態はとてもしずかで、時間がゆっくりと流れ、ボールがスローモーションのように見えたらしい。

プロのプレーヤーとはちがうものかもしれないが、わたしはバイクを運転中にもゾーンに入ることがある。
山間のワインディングをテンポよく走っていると、たまにそういう状態になる。わたしはそれを「バイカーズハイ」とよんでいる。
この状態になると、自分で運転しているにもかかわらず、からだが勝手にうごいて、わたしは次々に出てくるカープの走るラインをただイメージするだけで、バイクが勝手にそれをトレースしていく。まるで自動運転のように旋回していく。

このとき松岡氏がいうように、景色はとてもゆっくりと流れていく感じがする。時間の密度が増したよう。
こころは興奮状態ではなく、むしろ落ちついている感じなので、もし路面になにか障害物が落ちていたり、対向車がはみだして来たとしても、あわてることなくスムースに進路を変えることができる(ような気がする。じっさいはそんな場面に遭遇したことはない)。



きのう急にバイクで走りたくなり、「明日は忙しいですか? もし空いてたらちょっと走りにいきませんか?」と友人のPさんにメールしたら、ふたつ返事で「明日オッケーです」と返ってきた。
で、きょう二人で走りにいくことになった。
コースはPさんにおまかせ半日コースで、ただ彼のSRX6に付いて走る。国道169号を吉野川まで南下し、川沿いを東へ。東吉野村に入って、高見川に沿って国道166号を走る。
このあたりを軽快に走っている(といってもそれほどスピードは出ていない)と、バイカーズハイがやってきた。もうどこまでも走れそうだ。

だが自動運転とはいえ、寒さには勝てない。松阪市に入って飯高という道の駅で休憩。昼食をとる。
注文したワンコインランチは豚汁のセットで、これがなかなか美味しくて感激。からだとこころが暖まる。
そこから国道368号→369号を通って帰路につく。
きょう1日の走行距離は約250キロ。冬場あまり乗っていなかったけど、久しぶりに長い時間乗ることができてよかった。
あらためてバイクっておもしろいなと思う。


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