花は桜木・山は富士

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「尊敬する日本人教師」(台湾)

2006-04-05 20:52:33 | 良い話(台湾)
文責:名無しさん 投稿日: 02/04/08 03:00 ID:g530DcQi

 許文龍氏は、昭和3(1928)年、日本統治時代の台湾・台南市に生まれ、
台南高等工業付属工業学校に学んだ。戦後、玩具、日用雑貨製造を始め、
現在、プラスチックの原料となるABS樹脂製造では、世界一になっている。

 自社の病院や消防車を地域住民に役立て、また時価数百億円の美術品、
楽器などを集めた博物館を作って、一般公開している。
会社に来るのは、週2日だけで、あとは海で釣りをしているという。

 許氏は中学の時、大友先生という日本人教師に教わった。
あるクラスに貧しい家の子がいて、いつも弁当はイモばかりだった。
これじゃ、栄養失調になると、見るに見かねて先生はこう言った。

 先生はイモが好きだから、先生の弁当と交換してくれないか?
 そう言って、先生は何度も、自分の弁当をその子に食べさせた。
子供への愛情、自尊心を傷つけまいとする思いやりに許氏は涙を流した。

 日本が戦争に負けると、総督府から給料が出なくなった。
しかし、先生方は学校の倉庫にたくさんある物資には手をつけずに、
道ばたでこもを被って座っていたという。それを知って「日本人の潔さ」だと、
感動したという。

「素晴らしい日本人」、許文龍、正論、H11.8

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