花は桜木・山は富士

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「夜安心して眠れた日本統治時代」

2006-04-21 20:27:37 | 良い話(台湾)
日本の領有当初、台湾で憲兵は3400人、警察官は3100人だった。
その後、人口の増加とともに憲兵・警察官は増えていったが、
多くても両方合わせて1万人前後だった。
現在の台湾は人口比率で見ると日本統治時代より3~7倍も多い。

大正9年(1020)以降の台湾は治安が安定し、
抗日運動はそれまでの武力によるものから政治運動に代わり、
台湾ではどこへ行っても家に鍵をかける必要もないほどに安全な社会になった。
日本領有前の匪賊社会とは全く別世界である。

ところが現在の台湾は、常に人を警戒し泥棒の侵入に
そなえなければならない社会になってしまった。
戦後、国民党とともに中国難民がどっと流れ込んで来た為である。

人との土地に小屋を建て、店の前に露天を作り、隙さえあれば物を奪う。
日本時代、住民は人を信用して暮らしていたが、戦後の台湾は他をまず疑い、
腹を探り合って接しなければならなかった。

現在、台湾へ行って家やビルを見てみれば、どの家のどんな建物のどの窓にも
鉄格子がはめられている事に気付くだろう。
高層ビルの最上階の窓にもはめられているのである。実に異様な風景である。

台湾の不幸は日本によって領有された事ではない。不幸と言えば1945年以降、
中華民国時代になって40年にもわたり法治そはほど遠い独裁政治が行われた事だ。

(略)

李登輝総督は、かつて台湾を「夜、安心して眠れる国」にしたいと述べたが、
日本時代の台湾はすでにそれを実現していたのである。

「『NO』と言える台湾」黄文雄 著
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