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宗教の自由のない独裁政権・中国

2008-09-12 20:33:38 | 中国
宗教に政治介入、波紋 中国・インドネシア

■ラマダン中に「断食するな」

【上海=西村大輔】9月初めのイスラム教断食月(ラマダン)開始後、
イスラム教徒のウイグル族などが多く住む中国新疆ウイグル自治区の各地方当局が、
断食の時間に食事をさせるなど、宗教活動への介入を強めている。
8月に相次いだ政府機関への襲撃事件が背景にあるとみられるが、
信教の自由の侵害として国際的な批判を招きそうだ。


8月4日にウイグル族の男2人が武装警察を襲撃、
16人が死亡する事件があったカシュガル市。同市管内のイェンギサール県政府は
飲食店67店に、ラマダン中も通常通り営業することを約束する
承諾書に署名させた。

イスラム教徒が多い地域の飲食店は、断食の時間とされる
日の出から日没まで閉店することが多いが、県政府は
「社会秩序を乱し、民衆の生活に大きな影響を及ぼす」とし、
営業する店には税金の減免措置などをとる。

政府や共産党のウイグル族職員に対しては、昼間から飲食店を利用し、
「宗教的雰囲気を薄めるため積極的な役割を果たす」よう指示した。


同市ヤルカンドでは、党員や学生に、断食や宗教活動に加わらないことを約束する
「責任書」への署名を義務づけ、学生へのマルクス主義、無神論の教育を強化。
男性がひげを伸ばしたり、女性が顔をショールで覆ったりしている場合は
「各種有効な方法」を用いて阻止するとした。


同市ポスカム県は学生に、宗教を信じず、断食に加わらないように教育し、
学校の食堂は通常通り開くことを決定。キジルス・キルギス自治州ウルグチャト県では
警察官らをモスクに派遣。宗教活動が禁じられている党員や政府・国有企業幹部が
礼拝に来ていないか調べる。

同自治区民族事務委員会幹部は「新疆は少数民族地区だが、イスラム教徒以外の住民も多い。
これらの措置はラマダンの大衆の社会生活への影響を少なくするために
考えられた」と説明している。

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中国の自由への弾圧は今も続いています。
国際的なテロへの対策って名目で中国は国際社会に向けて正当性を主張するでしょうが
明らかな「宗教の自由」を弾圧しています。
宗教観に疎い日本人ですが、宗教的に禁止されていることを強要されたり、
禁止されたりするのは、これ以上ないくらいの屈辱に感じるでしょう。

宗教というものは弾圧されればされるほど、強く心に刻まれ強固になっていくと思います。
中共政府はウイグル人のテロを最も警戒しているといいます。
そのための宗教的なものへの弾圧なんでしょうが、実際にはこれらの行動は
ウイグル人達の反感を買い、さらなる抗議・暴動へのきっかけになるでしょうね。

また、強固な弾圧をする理由として、ウイグル人の抗議活動が活発化しているための
中共政府の恐れからくる強い弾圧なんでは?と思っています。
中共政府崩壊は着実に進んでいる!

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんなくにと (也きり)
2008-09-19 23:02:57
中東の皆さんも、こんな国と付き合うとは金のためですかね。
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全く酷い話です (マグカップ)
2008-09-22 08:10:53
ま、反米なので「敵の敵は見方」って論理ではないのでしょうか
つまりは、いつでも中国の敵に代わる潜在性はあると思いますね
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