花は桜木・山は富士

完全に自分為の資料的ブログですが、このサイトを見て感じる人がいると嬉しいです。

中国では監視されているみたい?いまさらですか。

2008-08-08 16:01:24 | 中国
中国、評価に過剰反応 海外メディア「監視されてるようだ」

北京五輪では、ホスト国の中国が外国メディアの報道に異常なまでに細心の注意を払い、
五輪の評価に過剰反応していることが特徴の一つだ。
一方、海外メディアの方は取材の不自由さを感じているようだ。

「プレスセンターの食堂の値段が高いと文句を言ったら、翌日から大幅に値下げされた。
こんなことは初めてだ」と驚きの表情で語るのは、英国系大手通信社のベテラン男性記者だ。
しかし「五輪があす開幕するというのに、われわれは中国人選手を
まだ一人として取材できずにいる」と不満を漏らす。


米国の女性記者も同様だ。「生活環境面では配慮してくれているが、
私たちに中国を褒める記事を書かせようとして必死に
(中国当局が)アプローチしてくるのはうっとうしい。
私はスポーツ記者だ。
中国の改革開放の成果などに興味はない」と言い放つ。


北京五輪を取材するため訪れる外国人記者は、史上最大規模の2万人以上だとされる。
北京市内にはプレスセンターが2カ所設けられ、記者たちのために取材ツアーや
映画の上映会など多くのイベントも用意されている。

「一番驚いたのはプレスセンター内のボランティアスタッフの多さだ。
トイレの前にも必ず立っており、どこにいても監視されているようだ
と語る
フランスの男性記者もいた。

外国メディアの報道について、中国のメディアは逐一反論するなど、
こちらも神経をとがらせている。たとえば、中国の農民工の人権問題や
北京の大気汚染問題などを批判する欧米メディアの報道に対し、
中国メディアは細かいデータを引っ張り出し、必死に否定する。

一方、6日付の国際情報紙「環球時報」は1面トップで
「北京を絶賛する声が急増した」と報じた。
米紙ワシントン・ポストや英国のBBC放送など複数のメディアが最近、
北京五輪を好意的に紹介した報道を取り上げたものだ。

そうした報道について環球時報の記事は「外国の選手や観光客が大挙して北京に入り、
中国の実態を知ったためだ」と分析
し、「外国メディアは
中国を歪曲(わいきょく)できなくなった」としている。

しかし、BBC放送の関係者は「われわれは今までと同様の報道を
しただけにすぎない」と首をかしげた。
(矢板明夫)

-----------------------------------------------------------------

五輪開催ということで、世界各国から大量の記者が入国しているようですが、
それぞれにボランティアという名目で監視がついているのは当然でしょう。
どのようなルートから海外に中国の見られたくない情報が
伝わるか過剰に警戒している証左ですね。
逆に考えれば、それだけ知られちゃいけない情報が溢れていて、それが中共政府にとって
致命的になることを、当の中共政府が分かっているんでしょう。

また、チベット蜂起や毒食品、毒食品、氾濫するパクリ商品などなど
悪い情報が世界を駆け回り、外貨で経済成長してきた中国経済に大打撃を加えたので
過剰なまでに自国の不の情報を見せないようにしているのでしょうか。

ま、どちらもそうだとは思いますが。
これだけ情報が発達した世の中で、情報を排除することなど不可能です。
ゆえに、規制のせいで数は減るかも知れませんが、情報は外に漏れるでしょう。

スポーツ記者とはいえ、今度の五輪取材を通じて世界各国の記者が
中国の異常な報道規制から、中国の真の姿を見て自国に伝えて欲しいものです。

最新の画像もっと見る