花は桜木・山は富士

完全に自分為の資料的ブログですが、このサイトを見て感じる人がいると嬉しいです。

宇宙にゴミを撒き散らし、将来に渡る被害をバラ巻きました。

2007-02-05 22:19:54 | 中国
破片とISS、軌道が交差 中国の衛星破壊実験で

中国の人工衛星破壊実験でできた破片(デブリ)は10センチ以上のものだけで
500個余りあり、これらの軌道群が国際宇宙ステーション(ISS)の軌道と
南半球で交差することが米民間調査機関の解析で31日までに分かった。

 衝突の恐れが具体的に示されたのは初めて。2月上旬まではISSから
5キロ以内に近づくデブリはないが、将来にわたり有人宇宙活動に影響が出そうだ。

 航空宇宙分野の調査分析を手掛けるアナリティカル・グラフィックス社の
トーマス・ケルソー博士によると、核兵器を統括する米戦略軍の宇宙監視ネットワークが
破壊実験で生じたデブリ517個を追跡している。デブリは雲のような塊になって、
地球の北極と南極の上を通る高度200-3500キロの軌道を
秒速5.8-8.0キロで周回中。低い軌道をとる南半球で、
高度約400キロのISSの軌道と交差する。

 追跡対象は10センチ程度以上のデブリで、追跡が困難な
10センチ未満も数千個は発生した計算だという。
デブリは十数年間は宇宙空間にとどまるとみられる。
同博士は「衝突する可能性は否定できず、宇宙遊泳中だと小さくても最悪の事態になる」
と指摘している。

 2010年の完成を目指すISSでは、31日も米航空宇宙局(NASA)の飛行士が
船外活動を実施したほか、今年12月には土井隆雄飛行士が
日本実験棟を設置するための船外活動を行う予定となっている。

 NASAのグリフィン局長は1月23日のISSに関する宇宙開発機関長会議後、
「デブリの解析をしているが、当面、回避の必要はない」と話していた。(共同)

(2007/02/01 09:19)
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宇宙に興味のある人にとっては、この中国の行為を楽観的にも
面白くも見れないでしょう。
衛星などにゴミが衝突する可能性は少ないと発表していましたが、別の記事では
宇宙ステーションに衝突する可能性も否定出来ないなどとも聞きます。
宇宙が無限とはいえ、地球周辺に限れば有限なのは間違いなく、
未来においては宇宙に飛び出す時代が来ますので、
その際に予想されるリスクを予め回避すべきです。

発展途上の人類の歴史で数々の愚行がありましたが、失敗を繰り返さないことが
唯一の愚行から学ぶことでしょう。
宇宙にゴミを大量に撒き散らすことが、どういう結果になるのかというのは
想像できたはずです。
ま、それ以上にアメリカへの対抗意識、軍拡の一貫と中国にとっての
優先順位が高かったのでしょう。
このような国にいつまでも世界でデカイ顔をされることは人類にとっての後世に残る愚行になります。
中国人民の中にも不幸に暮らす人もいるでしょう。
その意味でも中華人民共和国の崩壊を望みます。

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