花は桜木・山は富士

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なぜ日本文化の一つである日本料理を守ることに意義を唱えるのか!

2006-12-24 00:31:18 | 日々のニュース
和食「認証」やめます… 「支援」に2億7600万円

 農林水産省は22日、19年度予算案で認められなかった
海外の優良和食店を認証する新制度について財務省と復活折衝を行い、
2億7600万円の全額が復活したと発表した。
同制度をめぐっては、米国メディアで「スシ・ポリス派遣」などと
揶揄(やゆ)されたほか、前日の自民党政調審議会でも
「政府が認証するのはおかしい」などと異論が相次いだ。

事業の内容は変わらず、「認証」を「支援」に名称変えし、あきれた復活となった。

 この制度は、海外で「和食店」でありながら、
和食とは懸け離れた料理を出す店が増えている実態を踏まえ、
「本来の和食」普及のために一定基準を満たす店に
何らかのマークを付与しようというもの。

 事業名は、「海外日本食レストラン認証事業」だったが、
復活折衝で「海外日本食優良店調査・支援事業」に。
さまざまな異論に抗しきれず「認証」を引っ込めた格好だ。

 松岡利勝農水相は「認証と言うと許認可を与えるような印象。
(認証されなかった店を)排除する意図はなく、誤解のない名称に変えた」と
説明している。

 しかし、同省には国内外から賛否両論のメールが殺到。海外メディアも、
「日本がスシ・ポリス派遣」(ボイス・オブ・アメリカ)などと疑問を投げ掛けていた。
松岡農水相は予算復活に、「思いをかなえていただいてありがたい」と意気込むが、
2億7600万円の予算に「国費を使うようなことか」(自民党議員)などの声が
根強い。


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この「日本料理承認制度」は、相手との調和を重視する日本人にとっては
強気な態度を見せる良い制度だと思いました。
また、そのような行動をさせるほど、海外でのニセ日本料理が酷かったのでしょう。
中国・韓国からはニセ日本料理を作っているのが彼らであることを考えれば
文句も言ってくるだろうとは思っていましたが、
米国から言われるとは思わなかったです。

コーラとハンバーガーの国が、伝統ある日本料理を卑下するほどの
料理文化があるのでしょうか?
富裕層には日本料理が高級料理として食されているとのこと。
そんな彼らからみても、ニセ日本料理を食べるよりも、日本国が承認した
れっきとした「日本料理」であることに何の問題があるのでしょうかね?
「認証」しなかったからといって、営業停止にするわけでもなく、
それ以外の店は「日本料理風」になるだけで、
個人の好みで来店すればいいだけのことなんですけどね。

しかし、海外メディアから言われるのは、まだ理解も出来ますが
日本の政治家からも反対意見が出るというのは、何を考えているんでしょう。
その方法などは多くの人の意見を聞き、最善の方法を模索するなら分かりますが、
「国費を使うようなことか」とは、日本料理という
外国に誇れる文化を軽視してませんか?
日本人は自国文化に対しては、当たり前過ぎて価値を低く見てしまうんでしょう。
でも、政治家というものは、そこの心情を踏まえても、
それが日本国の国益にかなうなら、それを保護する努力をすべきでしょうに。

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