花は桜木・山は富士

完全に自分為の資料的ブログですが、このサイトを見て感じる人がいると嬉しいです。

中国との共同でアジア共通通貨など悪夢以外の何物でもありません

2006-12-23 01:19:46 | 日々のニュース
日中で「アジア共通通貨」推進を 中国政府有力ブレーン 胡鞍鋼・清華大教授

精華大学 胡鞍鋼教授(撮影・小野淳一)
 中国政府指導部の有力ブレーンである胡鞍鋼清華大学教授は5日、
産経新聞と会見し、日中両国が共同で東アジア共通通貨を創設することに意欲を示した。
貿易決済などで米ドルへの過度の依存から脱却するためで、
黒田東彦アジア開発銀行総裁らが提唱してきたアジア共通通貨構想への
中国側の賛意とも受け取れる。
同教授はまた、日本を抜いて世界最大になった中国の外貨準備について、
「米ドルの保有比率を下げ準備通貨を多元化するのは当然」とし、
「ドル離れ」の必要性を強調した。人民元の対ドル・レートについては
なだらかな上昇を支持する半面で、短期間での大幅な切り上げは
「中国および世界の利益にならない」と否定した。

 胡鞍鋼教授の発言要旨は以下の通り。

 一、中国の外貨準備のうちおよそ65%が米ドルだ。
米ドル安の進行が心配で、今後米ドル以外の通貨準備を増やすべきだ。
東アジアではドル安のリスクを下げるためにも、日本円や人民元で
貿易決済する必要がある。中国は急速な外貨準備の増加を防ぐためにも
中国企業による対外投資を促進しており、新しい投資国家として台頭している。
これはアフリカや中南米にとってもよいことだ。


 一、人民元は引き続き徐々に切り上げることは避けられないが、
大幅切り上げは望ましくない。中国経済は周辺のアジア経済と一体化しており、
通貨での失敗は許されない。
人民元は香港ドルの対ドル・レートと
同水準まで上昇したが、人民元と香港ドルは購買力が大きく違う。
香港はこれまで通り香港独自の金融・為替制度を維持する権利を持っている。

 一、中国の周辺アジアとの貿易は、輸出の50%以上、
輸入は60%以上を占めており、その比率はどんどん上昇している。
米ドルに過度に依存すればだれにとって有利か不利かははっきりしている。
アジア共通通貨をいつどんな形にするか、欧州共通通貨「ユーロ」をどう参考にするか、
これからアジア各国と検討していく。日中の両大国は協調してアジアに提起し、
重大な責任をともに負わなければならない。


 一、(北京指導部のアジア共通通貨構想に対する考え方について)胡錦濤国家主席、
温家宝首相をはじめ中国の指導部は少なくとも、
アジア地域の経済・貿易の一体化が進み、アジア全域が中国にとって
どのくらい重要なのか認識している。

 一、われわれは中国の世界貿易機関(WTO)加盟以来
5年間のコストとリスクを分析して最近政府指導部に提出したが、
加盟の結果は利益9に対してリスクは1に過ぎなかった。
指導部が一番心配だったのは農業だったが、農民の収入は年平均で5%伸びた。

(編集委員 田村秀男)

(2006/12/22 13:46)
---------------------------------------------------------------------

「アジア」の為にという言葉を中国やよく使います。
本音は自らが望む事であっても、「アジア」という言葉で
多くの国が望んでいるかのような印象を作り出しています。
古くから中国人が使う手なので、詳しい人は「またか」といった所でしょう。
自分たちの国益しか考えていないにも係わらず、対外的には「世界の」とか
「アジアの」とか「中国全人民の」などと、針小棒大に言うのは
中国人のクセみたいなものなので、権力・地位のある人は騙されることなく、
毅然と正論で反論しましょう。

EUやAUなどの共同体と違い、アジアではあまりにも思想、習慣、
宗教が違い過ぎます。またそのリーダーになろうとしているのが
「中国」というのが一番の大問題です。

チームのリーダーに自分勝手でウソつきなヤクザを選ぶ人がいるでしょうか?
アジアにおいては武力的にも、経済的にも、脆弱ながらも中国は強い力を持っています。
むしろ本音では中国を毛嫌いしている国の方が多いでしょう。
共通通貨など日本もそうですが、他の諸国も心情ではしたいはずがありません。
経済的貧困から苦渋の選択として選ぶことはあるでしょうが。

中国は脆弱な繁栄に綻びが出始めたので、中共の保持のために
様々なことを画策しています。
今回の共通通貨も同様でしょう。
日本の媚中派の中にも同意権を唱える人はいるでしょう。
しかし、未来的にはたして現在の形の「中国」が存在しているのかは疑問です。
「中国崩壊」という意見も「そんな事はない」という意見も可能性みればあるでしょう。
私は専門家ではないですうが、中国内部に多くの民族的問題を抱えている以上、
いつ分裂してもおかしくないですから。
ソ連崩壊が経済破綻がキッカケのように中国の好景気が終わる時が、その時です。
そして景気は上がり続けることはないというのが、歴史が証明しています。

最新の画像もっと見る