中国の言うことなど誰も信用しません

「海外メディアは不公正」　チベット質問に中国不満

「不公正な態度だ」。中国外務省の劉建超報道局長は１７日夜、
チベット自治区などで発生した暴動に関する記者会見で、外国人記者側が
「当局は市民に発砲したのでは」と繰り返し質問したのに対し、
声を荒らげて不満をあらわにした。

現地の目撃情報などをもとに「実弾を発射していないとする中国当局の発表は
疑わしい」と追及する記者側に対し、劉局長は「みんなはそろって当局側の行為に
関心を向けている」と強調。「暴徒がチベットでどのように（建物や車を）壊し、
焼き、奪ったか誰一人聞かない」といらだちをむき出しに。

会見は、欧州などで中国の在外公館が投石などを受けたことを発表し
「（チベット独立派が）非暴力を唱えるのは欺瞞（ぎまん）だ」（劉局長）と
アピールするのが狙いだったが、記者側の関心は中国当局の弾圧に集中、
当てが外れた結果となった。（共同）

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この記事を読む限り世界各国のメディアは中国のことを全く信用していないのですね。
つまり、中国が「嘘」で固められており、その「公開」された情報など
嘘っぱちである、と皆が認識している証左でもあります。

世界のある程度、知識を得た人ならば中国の欺瞞を知っており、
マスコミであるならば、より一層熟知している事実がこれでわかります。

とはいえ、そんなに熟知しているのに「今までは中国側の言い分を唯々諾々と
垂れ流していたのかい！」と言いたくもあります。
（むろん、ちゃんと報道している所もあるでしょうが）
各国の対応も経済的に中国との連帯が深いために、あまりに強固に
批判も出来ないのがほとんどです。
「正義」や「人権」など国益を考えれば他国のことには関係ない、というのも
ある意味「非情な国家間」であれば当たり前かも知れません。
むしろ、今は中国の弱点が露呈しているのですから、自国に有利に働くように
画策するくらいの、したたかさを持った政治力を発揮してもらいたいです。

その点日本は

「中国はオープンに」　チベット騒乱で高村外相が苦言
北京五輪をボイコットする可能性を否定し、「成功裏にやってもらいたいと
日本政府は考えている。中国は成功裏に終わるような措置をとってほしい」と
述べた。

「大使館員が（チベット自治区の）ラサに行って調べようとしたら
『内政問題だから来ないでほしい』という。なるべくオープンにして
中国側の言う通り『中国は乱暴なことはしていない』と国際社会が
分かるようにした方がいい」と注文をつけた。

ときた。
早々に「五輪不参加」のカードを捨てている政治力欠如の始末です。
最終的には参加するにしても、それまでは「圧力」に使えるカードを何故捨てる！

また、中国の態度に不快感を示しているのなら、もっと強い口調でないと
抗議の意を表さないと意味がないだろうに。