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牛肉禁輸「日本の対応は過剰」 外相会談でライス長官

2006年03月19日 | 経済
牛肉禁輸「日本の対応は過剰」 外相会談でライス長官 (朝日新聞) - goo ニュース
麻生外相は18日、日米豪の閣僚級戦略対話に先だち、ライス米国務長官との日米戦略対話に臨んだ。米国産輸入牛肉問題をめぐり、ライス氏は麻生氏に「全体の輸入手続きを止めた日本の対応は過剰だ」と述べて早期の輸入再開を要請。これに麻生氏は「米農務省のチェック機能に疑問が生じている。日米が合意したシステムの信頼性への疑問の払拭(ふっしょく)が不可欠だ」と反論し、「そうでなければ米国産牛肉は日本の消費者に受け入れられない」と伝えた。 →情報源

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まぁねぇ…日本の消費者って割合潔癖なところがあるように見えますから、今輸入されても買う人ってのは少ないような気がします。つか、そんなことをすれば政府は国民から槍玉に挙げられるわけで…政治家っていうのは国民に選ばれるわけですから、そのおおまかな意思をあんまり無視できないんですよね。そういう意味では、アメリカの政治家がアメリカ国民の意思を受けて日本に「輸入しろ」と迫るのも、日本の政治家が日本国民の意思を受けて「きちんと検査しろ」と拒否するのも、まぁ次元としては同じなわけで。立場が違うだけですから仕方がないといえば仕方がないのかもしれませんが…。

輸入の全面拒否が科学的に妥当かどうかというと、微妙ではあるんですよね。ただ、こういうのは気分の問題という面もありますから…科学的に安全というのと、気持ち的に安心ていうのは、似て非なるものですからね。「安全」を重視するアメリカと、「安心」を重視する日本、と区別することもできそうですねぇ。