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「新水滸伝」を通じ、時代と社会の混濁に思いを馳せる。

2015年01月18日 23時02分02秒 | ⑮読書&映画(所感)

1月17日(土) 「新水滸伝・吉川英治」 読了。

 宋江は晁蓋や戦死した者達の供養式典を執り行う。 
その時天から一つの火の玉が降り注ぎ山の南に落下。
そこに石碑が有り、古代文字で宋江ら百八人の名が刻まれていた。
ここに百八の魔星(英雄豪傑のメンバーが不思議なる宿命と使命の下に集結。
ここで、吉川本の物語は終結する。

如何なる宿縁追いきたって、再び戦乱の時代と汚濁の社会に生まれ来ったのか? 
果たして如何なる使命を果たさんが為に、個性溢れる108人もの人物を結集させたのか?
その後の時代と社会変革への果たすべき役割と成果はいかなるものとなるか?
ワクワクしながら若き日々に拝読した事を思い出す。
その後の活躍と展開は、百二十回本を拝読してもらいたい。
できれば、若き頃何度も拝読した平凡社の3巻物をお勧めしたいものである。

 吉川本も、結構面白かったなぁ~。
人物の評価方法、価値観の違うメンバーの結集と、意識の結合を如何にすべきか!
戦術と戦略の有り様、人物の組合せと戦法、地理的、時系列的な戦いの要定とは!
人の思いもかけぬ運命と宿命と使命とは!
学ぶべき事、多々なり。