『クルマが１年のうちで最も安く買えるのが２月～３月だ。この年度末に値引きが拡大するのだ。』
と、昔からまことしやかに言われていますが、実際のところはどうなのでしょう？
ディーラーは、3月決算の企業が多いのは確か。
ですから、数字合わせのためにバーゲンセールをすることはあると思う。
実際、新車販売台数が右肩上がりだった、昔はすごかったらしいです。
ただ、バブル崩壊後、日本の新車販売台数は停滞しています。
売れているのは、軽・コンパクトカーというメーカーにとって薄利な車ばかり。
そこでメーカーは、ワンプライス販売を打ち出したり、
販売台数によってメーカーが分配する報奨金の額を大幅に減らしたりしています。
なので、昔に比べると「決算だから」とか、「赤字でも売れ」とかいうことはなくなっているようだ。
なのに、ここ数年のデータを見ても2月～3月の販売台数は、他の月の倍になるのはなぜでしょう。
それは、マイカーを買ったのが今の時期＝車検が今の時期 の人が、
「車検が切れるから」という理由でこの時期に買い換えるから、だと思われる。
ということで、それ以外の人はあまり気にせず、営業の口に乗せられず、車選びをして欲しいものだ。
数万円の値引きを搾り出す為に2月～3月に行っても、
通常月の約２倍のお客を裁ききれない（待たされたり）ディーラーが多いと聞くので、僕ならイライラしちゃうかも。
それなら、お客が少ない6月とか8月に行った方が、気持ちのいい対応をしてくれるでしょうから、僕はその方がいいや。
まとめると、可能性としては2月～3月の決算期に大幅値引きを体感できることは、なくはない。
僕のお薦めは、2月～3月よりも、ボーナス期よりも、『モデル末期』が一番のタイミングです。
5年～7年販売し続けて、生産終了になろうとしているということは、すでに十分メーカーに利益をもたらしている車だと思われます。
ニューモデル販売開始の2ヶ月前くらいから、工場生産は切り替えられますから、その後の販売は在庫処分になるのです。
ディーラーも営業も、どちらかというと「新型車を売りたい。」という気持ちが強いことが多く、
モデル末期の車を積極的に営業するというのはあまり見かけません。
ですから、条件が合うモデル末期の車があれば、ぜひ指名買いで狙ってみてはいかがでしょうか？
転勤・事故等で必然的にクルマが必要だと言う方は、ぜひ弊社へ。
