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平和な毎日

ランニング大好き。走るほうは別ブログに書いてるので、ここでは好きなものを中心にあれこれと書いてきます。

エイリアン対アバター(地雷映画レビュー)

2013年01月30日 | 日記

ここんとこ立てて続けにビデオを見たのでその感想など。

んで、最初に登場するのが超絶B級映画「エイリアン対アバター」

タイトルからして大ヒットしたアバターに乗っかって安易に製作されたのが見え見えなんですが、これがそんな予想を覆す物凄い作品でした。安易もここまでくれば絶句というか天晴れ。本当に悲惨な作品です。

アラスジは、宇宙人が開発した生物兵器(エイリアン)が余りにも凶暴なので駆除したんだが、そのうちの1匹が地球に逃げ込んだ。そんでそれを追って宇宙人が対エイリアン用のロボットを送り込むが大気圏突入時に故障。エイリアンは自己増殖機能を持ち時間が経てば地球はエイリアンによって滅ぼされる。そこで宇宙人は地球人そっくりのアバターを送り込んだ。この事態に巻き込まれた学生たちは地球の危機を救うためアバターと協力してエイリアンに挑むのだ。

果たして地球の運命は!手に汗握るスリル‥何てぇのはオープニングから吹き飛ぶ。

オープニングのCG(?)からして昭和30年代の円谷作品よりクオリティが低い。ある程度ビデオを趣味にしているアマチュアでももう少しまともなCGできるんじゃないのかと思う悲惨さです。どこかのサイトから適当にパクった宇宙の画像をバックに1960年代スタイルの宇宙船が飛んでるだけ(笑)。

そしてエイリアン登場‥って、何これ!完全な着グルミ。しかも仮面ライダーレベル。最初こそほとんど動かないから良いものの、後半になると俄然動き回るんだが、これが日曜日のデパートで行われる怪獣ショーの動きなんですわ。

次に宇宙人。ただ顔を青く塗っただけ。映画アバターのパクリとはいえ、青けりゃOKってわけないよ。面白いのは本家の映画で宇宙人はCGで人間の1.5倍くらいでしたよね。この作品はそんな予算がないから背が高くて痩せ型の役者で何とか帳尻合わせようとしてます‥そんなとこ合わせても意味ないと思うのですが。アバターが自分のことを「アバ」と呼んでるのには笑ってしまった。

そして対エイリアン用の最終兵器。名前がロボター‥なめとんのか!デザインはキングジョーのパクリ。しかし一番ひどいのはロボットなのに金属質感が全くない!エイリアンの造型は平成仮面ライダーレベルでした。同じ仮面ライダーでもロボターのそれは昭和の仮面ライダーに出てくる怪人レベル。今じゃデパートの怪獣ショーにも使えない代物です。ラストのエイリアンとの対決シーンは緊張感ゼロで爆笑。

もうここまででも「つっこみ所」がイッパイですが、やはり一番凄いのは登場する役者たちの見事な大根ぶり。本当に下手。中学校の学芸会以下。どうしたらこれだけ下手くそな役者をキャスティングできるんだろうか?少なくともアメリカだったら役者なんてイッパイいるのに、よりによってこれほど酷い人間を選ぶこともないでしょうと言いたい。

中でも頭の中が筋肉質という男。唯一の見せ場となるエイリアンとタイマンする戦闘シーンの演技は「なんだこりゃ」と叫びたくなるほど酷い。素人でもここまで下手な演技はしないでしょう。最後に誤って恋人の首をはねちゃうところがいかにもアメリカンB級的です。

「どうしてくれるんだ」って、お前が悪いんじゃねーか。

まぁ、この作品、舞台が奥多摩の山道みたいなところだったり、宇宙人の小型バリアをナイフで直そうとしたり、山の中で水着になったりと、これでもかというくらい「つっこみところ」満載の地雷映画ですが、見終えてからあちこち調べたら何と予告編はあるはジャパンプレミアもあったようです。まぁ中途半端なB級作品より、ここまで駄目駄目に徹した本作のほうが諦めがつくかもしれません。

それにしてもこの予告編、よく見ると「駄目だこりゃ」なんですが、さらっと見てしまうとナレーションに騙されて「面白そう」と思えるかもしれません。いやぁ、予告編って騙すの巧いですね。

 

 

 


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