命のカウントダウン2(健康余命930日)

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薬価から考える帯状疱疹の薬 その2

2024-04-24 23:29:43 | トレッキング
帯状疱疹の薬には注射薬、飲み薬、塗り薬があって、主には注射薬は重症者や顔面に出現したような場合に入院して使うもの。塗り薬はあくまでも補助の薬で、普通には飲み薬が治療の主役であることはお話ししました。
そして、その飲み薬(内服薬)には
1,アメナリーフ
2,ファンビル(ファムシクロビル)
3,バルトレックス(バラシクロビル)
4,ゾビラックス(アシクロビル)
の4種類があることもお話ししました。
今日は、薬の値段を重視して各種の薬を比較してみたいと思います。
上記の4種類の薬の中で、特許切れの薬を開発した会社以外の薬が割安の価格で発売しているジェネリック医薬品がまだ出ていないのはアメナリーフだけです。
それ以外の3薬品はジェネリック薬が存在しています。
ジェネリック薬はいろいろな会社から、色々な価格で発売されています。
4種類の抗ヘルペスウィルス薬の中で一番ポピュラーに使われているのはバラシクロビルだと思われます。
バラシクロビルの先発薬はバルトレックス(グラクソ・スミスクライン:GSK)です1錠の薬価は170.2円で1日6錠7日間服用しますので薬代は7148.4円になります。
バラシクロビルのジェネリックは20社以上から発売されていて、価格もまちまちで1錠の価格も一番高い日本臓器社の164.7円から最も安いケミックス社の44.3円までの幅があります。7日間の薬代も6917.4円から1860.6円に分布します。このケミックス社の異常に安いバラシクロビル、安定供給されているか怪しいものだと思って調べてみたら・・・既に販売中止になっていました。安いジェネリック、安定供給されないことが多いのですよ。責任感薄い。
https://www.chemixjp.co.jp/medical_news/
安すぎるのも考え物です。何か不都合があった場合、責任が取れるのかどうかも怪しいですしね。
バラシクロビルで安定供給してくれるだろうなと思え、何かあっても責任が取れそうな会社の製品としては、単価76.7円の第一三共エスファ、キョーリンメディオ、沢井製薬、共創未来ファーマ 、などの製品があります。これなら7日間の薬剤費は322.4円です。
これは、バラシクロビルの500㎎錠剤だけの話です。バラシクロビルには顆粒もあります。これはバルトレックス顆粒50% (先発品)でジェネリックは出てないですね。210.9円/gで、7日間で9068.7円になります。錠剤が飲み込みにくい高齢者などが投与対象になる場合が多いとおもいます。

バラシクロビルだけでおなか一杯になりましたよね。

明日はアシクロビルを解説したいと思います。
アシクロビルには経口薬の他、注射薬、塗り薬があります。注射薬にも普通のアンプルやバイアルもあれば生理食塩水とパックになっているバッグ製剤もあり、飲み薬にも錠剤、顆粒、シロップ、ゼリーがあります。超絶に面倒でございます。
明日、説明しきれるかどうか・・・・
先ずは下読みしておいてくださいませ!!



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