新型コロナ感染症、ジワリと増加

今日7月18日は金曜日、厚生労働省から令和7年第28週（令和7年7月7日から令和7年7月13日まで）分の新型コロナウイル ス感染症の発生状況をが発表されました。

定点当たりの週間感染者数は第24週より5週連続の増加を示し、2.40人となりました。尚、今回の感染者数の底は、第21週(5/19～5/25）、第22週（5/26～6/1）の0.84人でした。

　　期間　　　　　　　週間感染者数　　増加率

第21週(5/19～5/25）　　0.84人

第22週（5/26～6/1）　　0.84人                    0%

第23週（6/2～6/8）　　  0.92人                 9.5%

第24週（6/9～6/15）　　0.90人              ー2.2%

第25週（6/16～6/22）　  1.00人                11.0%

第26週（6/23～6/29）　  1.40人                30.0%

第27週（6/30～7/6）　　 1.97人               40.7%

第28週（7/7～7/13）　　 2.40人               21.8%

増加率が5割を超えだすと、陽性率も増加し、本格的な感染の波に入ると認識しています。2025年夏の波はまだまだ本格化していません。我が奈良県中部、田原本町にある医療法人坂根医院での週間感染者数は3人～5人程度で推移しています。陽性率も1，2割程度です。

入院者数も増えているようですが、まだまだ余裕はありそうです。

とはいえ、高齢者、超高齢者にとっては侮れない病気であることは確かです。

今日陽性だった方は94歳でした。サチュレーションの低下もなく、熱も37度台で、大した自覚症状も無いと言われましたが、抗コロナ薬のパキロビッドパック内服をお勧めし、それに従われました。ご家族への感染機会減少の役にも立つでしょうしね。

この方は、デイサービスで感染された様でした。新型コロナ感染症、感染りょおくはインフルエンザよりもス段強く、死亡率もインフルエンザの数倍は優にあります。用心するに越したことはないです。そして、掛かったかなと思ったら、検査を受けてください。出来たら、PCR検査をその場でしてくれ、その日のうちに結果を出してくれる発熱外来受診をお勧めします。

追伸：札幌医大発の人口当たりの新型コロナ感染者数は、まだ更新されていません。更新されたら追って報告させていただきます。

Lemon - 米津玄師｜歌詞あり

新型コロナの近況20250711（低レベルながら3週連続で増加）

令和7年第27週（令和7年6月30日から令和7年7月6日まで）分の新型コロナウイル ス感染症の発生状況が厚生労働省から本日発表されました。

https://www.mhlw.go.jp/content/001515858.pdf

一言でまとめると・・・

今のところまだまだ低レベルではあるけれど、ジワジワと3週連続で増加、今後の本格的増加（2025年夏の波）につながっていきそうに私には思われます。

前年同月に比べると低レベルですが、ジワジワと増加に転じているのが分かります。その中で沖縄県が突出して感染者数が多いです。

先ほど更新された札幌医大発の

【都道府県別】人口あたりの新型コロナウイルス感染者数の推定値

でも、沖縄県、突出したトップ（ワースト）です。ワースト2位は、我が奈良県なのですけどね。

全国的に増加傾向にあることは間違いないです。

2025年に入ってからの各都道府県の感染率の推移を見ると・・・

沖縄県は年が明けてから5月初旬頃まで感染率最下位であったのに、5月下旬にはトップに躍り出ています。

沖縄県は独自路線を取っているようにも思えますが、全国の推移を2か月ほど先取りしている様にも見えます。そうであるとすると、全国的には沖縄のあとを追って、これから本格的な新型コロナの2025年夏の波（第12波？）に突入していくのかもしれません。

いずれにせよ、新型コロナは報道されることが少なくなっただけで、確実に生き残っており、貴方のすぐ隣に潜んでいます。対抗手段は自己防衛です。

基本に戻って3密を避け、マスクなどの感染防御手段を効率よく使用しましょう。今現在、豪華客船のクルージングツアーでの集団感染もある様です。予想して準備されていた方は大丈夫なようですが、この病気、運が悪ければ最悪の結果を招くこともあり得ます。今でも、インフルエンザの10倍程度の死亡率はある様です。

想像力のある皆さま、効率よく感染を予防してください。

私の様に感染者と日夜対面せざるを得ない職業なら仕方ないですが、普通には、避けようとすれば感染の機会はいくらでも減らす事可能ではないでしょうか。

掛かってしまったら、結構厄介ですよ。抗コロナ薬は、薬価5万～10万円。3割負担だと1.5万円から3万円の自己負担金。　出来るだけ感染しないように工夫してくださいませ！！掛かってしまったら抗コロナ薬を使うかどうか、考えておいてください。命をお金で買う事になるかもしれませんので！！！

時事ネタの切れ味をご覧下さい。一部放送禁止！

水痘・帯状疱疹ワクチンで認知症のリスクが減る

帯状疱疹ワクチンによって、帯状疱疹やその合併症を予防できます。そして、何となんと、認知症の発症リスクも軽減すると言うのです！

※2025年度から、65歳の方などへの帯状疱疹ワクチンの予防接種が、予防接種法に基づく定期接種の対象になりました。 

帯状疱疹の概要

　帯状疱疹は、過去に水痘（水ぼうそう）にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経に沿って、体の左右どちらかにチクチクピリピリした痛みを伴う水疱（水ぶくれ）が多数帯状に出現する病気です。

　帯状疱疹の発症率は、50歳代から上昇し、高齢になるほど高くなる傾向があります。80歳までに約3人に1人が発症すると推定されています。特に、60歳代、70歳代、80歳代で患者数が増加します。 皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛（PHN）」に長期間悩まされる人も少なくありません。特に高齢者で発症しやすいとされています. これ、何しろ痛いんです！！

ほんと、痛々しい！！

帯状疱疹は体のどこにでも出来得ます。

体の一部が痛痒くなって、赤い小さなふくらみが出てきたら、内科、皮膚科を受診しましょう。水疱が出来ていたら、簡単に検査出来ます。

治療は早ければ早いほど早く良くなりますし、帯状疱疹後神経痛（PHN）などの後遺症を残す可能性も減ります。

治療は可及的速やかに！！ですが、罹らないに越したことはありません。

そのためにはワクチン接種が必要です

　帯状疱疹（たいじょうほうしん）のワクチンには、認知症の予防という利点もある可能性が新たな研究によって示されてました。4月2日付けで学術誌「Nature」に発表された研究では、帯状疱疹ワクチンを接種した成人は、接種していない成人に比べ、認知症の発症率が20％低かったことがわかりました。

　国立健康危機管理研究機構によれば、日本での発生率は年間1000人あたり5人程度で、80歳までに3人に1人が経験すると推定されています。

50歳以上の人と帯状疱疹にかかるリスクが高いと考えられる18歳以上の人が帯状疱疹ワクチンを受けることが出来ます。そして、2025年4月から65歳以上の人などが定期接種の対象となりました。

　認知症に関し、2020年に医学誌「Neurology」に発表された研究によると、日本人高齢者（60歳以上）の認知症の生涯リスクは55％　その発症率を20%下げることが出来る！！認知症の生涯リスクは55%→44%に減少！！

帯状疱疹ワクチン、公費で補助を受けられるのは生涯1度限りです。今年度65、70、75，80，85，90，95歳そして100歳以上になられる方々が今年度の補助対象者です。

ワクチンにはシングリックスと生ワクチンの2種あります。

私は圧倒的にシングリックスをお勧めします。予防効果、有効年数がレベチです！

面倒で少し高価ですが、シングリックスを2か月の間隔で2回接種しましょう。

痛い痛い帯状疱疹とは　ほぼ無縁になり、なりたくないと強く願う認知症も少し遠ざけることが出来るのですから！こんなうまい話に乗らない手はない！！

マリリン・モンロー・ノー・リターン／ＣＫＢ・野坂昭如

2026年坂根医院の日程表

奈良県中部田原本町の医療法人坂根医院の2026年日程表が出来ました。

坂根医院の休診日、年末年始と日曜祝日、木曜日、第1､3､5週の火曜日を休みとしておりました。お盆は開院以来休んだことありません。

私、現在71歳、来年は72歳になります。普通の会社ならとっくに定年ですよね。開業医には定年がありません。ですが日々能力は低下してきています。

そして、何より残り少ない日々、もう少し自由な時間が欲しいと思います。

次の世代の方に医院を引き継いでいただきたいという思いは強くあり、その努力はしているのですが、なかなか引き継いでいただく方を見つけることが出来ないでいます。

すみませんが、坂根医院　2026年は休みだらけです。これまで通りお盆休みは採りませんが、年末年始と日曜祝日、木曜日、火曜日を休みとします。そして、それ以外にも、水曜日などに月に一回程度休みをいただくことにしました。

一気に引退してしまうと、大きなご迷惑をおかけしてしまいます。一歩ずつ身を引いてい来たと思っています

見やすくするために一か月ごとの日程表もアップさせていただきます。

1月は休診日17日、診察日14日、そのうち土曜日が4日です。

2月は休診日15日、診察日13日、そのうち土曜日が4日です。

3月は休診日17日、診察日14日、そのうち土曜日が3日です。

4月は休診日15日、診察日15日、そのうち土曜日が4日です。

5月は休診日15日、診察日16日、そのうち土曜日が5日です。

6月は休診日13日、診察日17日、そのうち土曜日が4日です。

7月は休診日15日、診察日16日、そのうち土曜日が4日です。

8月は休診日13日、診察日18日、そのうち土曜日が5日です。

9月は休診日15日、診察日15日、そのうち土曜日が4日です。

10月は休診日15日、診察日16日、そのうち土曜日が5日です。

11月は休診日15日、診察日15日、そのうち土曜日が4日です。

12月は休診日17日、診察日14日、そのうち土曜日が3日です。 

週休4日を目指しておりました。

土曜日を0.5日換算とすると、2025年は158.5日働くことになります。

週休4日だと、365÷7×3＝156.43

週休4日にはわずかに届きませんでした。

閉院または、他の方に引き継いでいただくまでの過渡期です。

なにとぞご理解ご理解よろしくお願いします

Billy Joel - Say Goodbye to Hollywood (Live at Sparks, 1981)

左手の日焼け

昨日、あまりに暑いので、左手だけ手袋を外しました。

その結果がこれです。

炎天下で、日射から隠れる場所もなく　レインコートに身を包んで　ひがな竿先を見つめていたらこうなりました。

狂気の沙汰　ですよね

7月初旬のお日様の1日仕事、身をもって知りました。体に染みております

Billy Joel - The Stranger (Live 1977)