春に健康診断に行きそびれたので、思い立って健康診断に行った。
ボクは一度に全部やるのではなくて、年に2回に分けておこなっている。
今回は諸々の検査とイヤな胃カメラ検査。
行きつけのクリニックでは胃カメラ検査は予約なしの早い者順。
だから、胃カメラを受診する時には朝はちょっと早めに出かける。
クリニックに着いたのは8時過ぎで、胃カメラの順番は3番目。
まあそれも仕方がないと諦める。
受付で、胃カメラは麻酔をするか尋ねられた。
麻酔をすると時間が掛かるので、手短な麻酔なしを選択。
おしっこを取って、血圧を測って、血液も取ったし・・・。
後は問題の胃カメラだけ。
廊下で座って待っていると目の前にこんなチラシが貼られている。
血管の「硬さ」「詰まり」 あなたは大丈夫ですか?
うーむ、中性脂肪も血糖値も毎回高いし、
血管の硬さなんてこれまで測ったことはない。
それでも一度測れば何となく目安が分かるというもの。
看護師のお姉さんに、これもやってと頼んだ。
そうこうしていると、胃カメラ検査の準備が出来ましたと呼びに来た。
これだけは何度やっても逃げ出したい嫌なもの。
ゼリーみたいなものを口に含んで5分間。
その後でのどの奥にシュッシュッと苦い麻酔。
医者と看護師のお姉さんが二人で「ハイ、楽にしてー 」
ウッ、オェーッ
もうまな板の上のコイである。
どうでもしてちょうだいという気分。
地獄に落ちた数分間だったが、とても長く感じた。
魔の数分間が終わってようやく待合室で冷静さを取り戻した。
その後は追加でお願いした血管年齢検査。
両腕と両脚に血圧測定するような感じ。
一通り終わってから医師と面談。
言われる事は毎回一緒。
「脂肪肝ですから、アルコールを控えて有酸素運動をやって下さい。
他に大きな問題もなさそうです。」
血管年齢 (ABI血流検査) の結果は、年齢相応らしい。
ABIとは足首と上腕の血圧の比のことで、動脈の狭窄や閉塞を評価する指標。
健常人では足首の血圧は上腕の血圧よりやや高くなっている。
下肢血管の動脈に狭窄や閉塞があると、その部分の血流が悪くなり血圧は低くなる。
上腕と足首の血圧を同時に測定することで血管の狭窄の程度がわかる。
今日は胃カメラだったので、もちろん朝食は抜き。
クリニックを後にして、真っ先に向かったのはいつものラーメン屋。
朝食抜きの反動で頼んだのはから揚げランチセット。
先ほどクリニックで脂肪肝だと言われたばかり。
アルコールや脂肪が多いものは控えろと言われたばかり。
ラーメン屋に来るとそんな事もすっかり忘れてしまう。