ジルとうなぎの 風に吹かれて気ままにキャンプ

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夏だけバッテリーを増設しよう !

2024-07-01 | ★日記

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梅雨の真っただ中で雨が多いが、今日から7月である。

夏はキャンピングカーでも最近はエアコンを使うのが当たり前になった。

数年前までこんなことはなかったが、これもリチウムバッテリーが普及したお陰だろう。

先日ブロ友さんから、リチウムバッテリーを200Ah積んでいるが、エアコンが使える時間が短い。

ポタ電を買おうか悩んでいるが、「夏だけでいいんだけど・・・。」

何かいい方法があったら教えてほしいと連絡があった。

こういう問合せはこれまで何度かあって、返答した内容を以下にご紹介。

 

最近は、リチウムバッテリーが安くなったのと、エアコンを使いたいという目的で大容量化が進んでいる。

エアコンが要らないシーズンはリチウムバッテリーの容量が200~300Ahあれば事足りる。

しかし、夏にエアコンを使おうとするとその倍程度はほしいと思うもの。

リチウムバッテリーを増設したいが、そんな場所もないと思いがちだが、ちょっと考えてみる。

 

これはうちのジルでのバッテリー配置。

バッテリー庫は既設のリチウムバッテリーで埋まっているだろうから、おススメは赤まるの場所に設置する。

エアコンを使用する夏の間だけリチウムバッテリーをつなげばいい。

セカンドシートとサードシートの間に設置すれば、大して邪魔にならずに200~460A程度が設置できる。

増設するバッテリーは既設のリチウムバッテリーと22SQ程度で並列に接続すればOK。

 

 

 

メーカーは、同じ製品の並列接続は出来ても、メーカーが違ったり、容量が違うものの接続はススメてはいない。

今回の方法は、あえてそれを無視して接続する。

但し、これはリン酸鉄リチウムバッテリーに限ってのことで、鉛バッテリーは循環電流が永遠に流れて劣化のスピードが速まる。

上の画像では、種類の違うLiFePO4を接続して使っている。

この状態で電力を消費すると3つのバッテリーから均等に電気は流れない。

一般的には容量の小さいバッテリーからたくさん電流が流れる。

しかし、電流の使用量が少なくなれば、大きい方のバッテリーから小さいほうに電流が流れて (循環電流) 電圧が揃う。

鉛バッテリーの場合は、これが延々と続くが、LiFePO4は電流移動は一度で治まる。

次にRENOGYとLiTimeなど、メーカーが違う物を並列接続する場合。

これを14.4Vで充電するとどちらも満充電される。

上の画像では自作の2組はどちらも400Ahで満充電後のバッテリー電圧は14.3V程度になる。

それにLiTimeの200Ahを接続しているが、LiTimeは13.8VくらいでBMSが遮断して充電をストップする。

満充電から放電すると、まずは400Ahの方から放電するが、電圧がLiTimeのバッテリー電圧まで下がると、両方から放電する。

 

 

 

バッテリーを並列接続する時には、接続するバッテリーの電圧を0.1Vくらいの範囲内に収めると電流移動が少ない。

バッテリースイッチを付けると便利だが、ヒューズは不要。

上の例では、バッテリーはまる5年くらい使ったものに新品のLiTimeの200Ahを並列に接続したもの。

これまでに色々なバッテリーを並列接続して状況を調べた。 

 

 

 

エアコン対応でリン酸鉄リチウムバッテリーを増設する場合、まとめると以下のようになる。

  メーカーが違っても大きな変化はない。(LiFePO4はどれもセルの電圧特性は同じ)

  増設するバッテリーは既設と同じ容量のものの方が電流移動は少ない。

  ある程度劣化したバッテリー(5年程度使ったもの)と一緒にしても大して問題はなさそう。

  LiFePO4は循環電流が流れても劣化の度合いは小さい。

というのがこれまで色々試して得られた結果である。

 

ポタ電は便利だが、値段の割に内臓バッテリーの容量が小さくエアコンを動かすには容量不足。

大容量バッテリーは、並列接続するだけでエアコンの稼働時間が簡単に増えるぞ。 

 

 

 

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コメント (12)
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