十数年振りに、昨日ぎっくり腰をやった。
40代の頃までは腰が悪く、色々な病院へ掛かったが大して良くはならなかった。
その頃に撮ったMRIの画像もいまだに持っている。
あるときに、病院でリハビリの指導を主にやっている先生と話す機会があった。
実は私は、昔から腰が悪くてよくぎっくり腰をやるんですという話をした。
普通は、ぎっくり腰をやったら安静にして、日頃から腹筋や背筋を付けるように努力しろと言う。
ところが、その先生は、一日に10分間大股で歩くだけでいいと言う。
そして、ぎっくり腰をやったら痛いのを我慢して、早目に大股で歩けという。
但し、これは他にけがや病気が無い場合のこと。
そして、ただ普通に歩くのはいつまで歩いても駄目らしく、普通の歩幅プラス10cmで、速足で10分間歩くというのがミソらしい。
翌日から、バス停までの10分間だけ大股で歩くようにした。
それから十数年ぎっくり腰は無かったが、会社を定年して3年してぎっくり腰になった。
そういえば、最近は大股で歩くことも無くなったと気付いた。
定年になって、毎日好きな事をやって充実しているが、大股で歩く10分間は必要だと痛切に感じる。
我が家の浴室は、だいぶ前にリフォームした。
そのときに、義理の父が同居していたので手摺を付けたが、今回のぎっくり腰でその手摺の世話になった。
健康な時には、手を添える程度にしか使わなかった手摺だが、こんなふうになると手摺があるのと無いのでは大違いだ。
これから歳を取ってボクやカミさんが、体が不自由になった時の事を考えると、家もそれなりの事を考えておく必要があると改めて思う。