ダイヤ改正の目玉はやはり『富士・はやぶさ』の廃止というあまりに悲しいことからまだ立ち直れません・・・ってのはウソなんだけど、廃止になった14日の夜に放送されたNHKの・・
『特集 ドキュメント にっぽんの現場 「寝台特急 ラストラン」』
・・を見たら泣いてしまった (T_T) ただ、番組に登場する、無くなりつつある『富士・はやぶさ』に乗車してた人、そしてラストランの列車に乗ってた人達のコメントが一様に、「若いころ乗った。その思い出に」とかの主旨のものがとても多く、静岡から乗換えなしに博多・大分・熊本へ、翌日朝から効率よく活動するためにはベストの手段だった私にとっては本当に残念を通り越して困るというのが真相。
昔、立川談志が廃業になるどこかの寄席の最後の高座のときに、客席から「お~い!談志~ 寄席を無くさないでくれ~!」と声がかかったときに「バカヤロウ!てめぇらがもっと来てりゃなくなんねーや!」と客に言ったという“伝説”があるが、それと全く同じことだよね。
廃止直前になってちょっと小金が入ったので、じゃぁ九州へ行くために乗ろうと思っても特急・寝台券が取れなかったので断念したのだが聞くところによると、“この時期に廃止になったのは、対九州として東京よりも競争相手が少なかった静岡にも空港が出来て飛行機が競合となること、JR東海がほかに客車列車がなく若い機関車の運転士を育てることが出来なかったからとかいうウワサもあり、結局・・「JR東海が静岡県に対する“飛行機じゃなくて新幹線使え”というイヤガラセ」などというこれまた根も葉もないがそれっぽいいウワサまで聞こえてくる始末だから困ったもんだ。
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まぁ、もう無くなったものは仕方ないとして、同時に、無くなったんじゃないけれど毎日運行から臨時列車扱いになり、だいたい年間の1/3ぐらいしか走らないことになった『ムーンライトながら』も今回のダイヤ改正の中では大きなニュースだった。
数年前にも(’07年だっけ?)特急『東海』が廃止になり、そして今回『ムーンライトながら』が臨時列車となったので、それに使用される373系電車がこれで相当余ってしまった。
たしか373系はクモハ、クハ、サハの3両セットを1編成として14編成あったと思う。(←違ってたら誰か教えて) それを、『東海』(6両・つまり2編成)と『ながら』(9両=3編成)の上り・下りでやりくりして、他に3両編成の特急『ふじかわ』と『伊那路』、さらに静岡地区のホームライナーとして使われていたが、
東海の廃止と今回のダイヤ改正で長い編成のほうが使われなくなってしまったのだ。
そこで、というかやっぱりという印象が大きいのだが、今回のダイヤ改正で静岡地区のホームライナーが大幅に増えた!
これ自体は歓迎することなんだけど、結局増えたのは朝の浜松→静岡の上りと夜間の静岡→浜松の下りだけ。できれば、土休日の日中だけでも新幹線を使っても移動効率が悪い磐田、袋井、金谷(大鉄接続がしたい)、島田、藤枝、沼津あたりを通る快速がほしい。ついでにエコパでJリーグの試合があるときは掛川からいいから(愛野へ停車すると有料快速なのにわけわかんなくて乗っちゃうサポがいて混乱するはずだから;←サポーター性悪説)、“Jライナー清水行き”みたいなのを出してほしいね。
それで、よく使う夜の下り沼津→清水は運用が少し変わりこれまでよりも36分も早く沼津を出ることになり(20:36→20:00発に変更)、沼津で飲んでホームライナーでラクチンに帰るというのを、飲むのをかなり早く切り上げないといけなくなった。あ~あ・・ (@_@) あと1本22:00ごろにホームライナー出してくれ~!
ただ、1つだけ便利になったのは、これはほとんど清水駅利用の人しか関係ないが、この下り20:00沼津発のホームライナーが早まったことは、小田急新宿発の特急『あさぎり7号』が沼津へ着いて、その列車が沼津からホームライナーとして少し待てば乗れるので、これで朝の上りとこの下りとを使えば新宿まで乗換え1回で清水から行けることになる。新幹線を使っても新宿までは最低2回の乗換えだから、時間はかかるが車両はずっと快適な371系(写真)ということと費用は新幹線より片道1500円ぐらい安いから東京での食費に回せる。新宿駅に朝10時ごろに着いてだいたい7時間半ぐらいは居られるので用事や買い物もかなり済ませられるだろう。
=一部訂正=
3/14ダイヤ改正で臨時化された『ムーンライトながら』は183・189系に運用が変わったとのことで、373系じゃないそうです。それじゃホントに余るわけだね。そうなると、373系がJR東日本のほうへ入るのは、これまで『ながら』の送り込みと言われていた338Mと321Mの1往復しかないんだね。