日々是サンゴ礁

普段の生活の中でサンゴ礁保全ができるような話題を綴ってみたいと思います

温暖化防止調停の提訴へ向けたご協力のお願いbyJELF

2011-06-30 07:57:37 | 持続可能な社会
野生生物保護MLから転載します。

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温暖化防止調停の提訴へ向けたご協力のお願い

 日本環境法律家連盟(JELF)では、これまで、様々な環境訴訟を行ってきました。
 震災後の原発事故の影響を受けてエネルギー政策の転換が重要な議題となっています。他方で、原発事故への対応から温暖化対策が後退してもかまわないという議論もなされており、政府自体もそのような方向に動きつつあります。
 しかし、地球温暖化の被害もそれが現実化した場合には、人々の生存にも影響を及ぼす深刻なものとなることが予測されており、早急な対策が不可欠です。原発問題への対応から温暖化防止対策が後退していいことにはなりません。
 日本において地球温暖化対策が進まず、むしろ後退しつつあるような現状を打開するため、JELFでは、日本国内の約3割のCO2を排出している大規模な事業者である電力会社11社を相手に、CO2排出削減を求めて公害調停を起すことにしました。日本国民だけでなく、ツバル国民やイヌイットなど海外の方たちや、シロクマ(ホッキョクグマ)など、地球温暖化によって被害を受ける多様な主体に申請人になってもらおうと思っています。
 たくさんの環境NGOや市民のみなさんに公害調停を応援していただき、温暖化対策を前進させる動きをつくっていきたいと考えています。
 これまで様々な環境問題に取り組んで来られたみなさんに、ぜひ、ご協力をいただきたいです。

ご協力いただきたいこと
1 クライメットJの賛同団体またはサポーターへご登録下さい
2 環境NGOとして申請人になっていただきたいです
3 申請人となっていただける個人の募集にご協力下さい
4 その他
何らかのご協力をいただける場合はクライメットJ事務局までご連絡ください。

日本環境法律家連盟(JELF) 温暖化問題プロジェクトチーム
クラブ・クライメットJ」事務局
 〒102-0082 東京都千代田区一番町9-7 一番町村上ビル6F
(気候ネットワーク東京事務所内)
TEL: 03-3263-9210
FAX: 03-3263-9463
E-mail:stand●climate-j.org(●を@に変えてください)

HELLY HANSEN、everblue(Field Life)、Ocean Family 合同 ビーチクリーン@葉山(7/2)

2011-06-29 04:56:28 | 持続可能な社会
コーラル・ネットワークがご支援いただいている「地球の未来と環境問題を考えるフリーペーパーマガジンeverblue」のビーチクリーンイベントです。今週末の開催です。

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HELLY HANSENeverblue(Field Life)、Ocean Family 合同 ビーチクリーン

日時:2011年7月2日(土) 10時より受付開始
場所:神奈川県三浦郡葉山町大浜海岸 浜辺にHELLY HANSENのテントが立っていますので、そちらに集合してください。

1時間ほどビーチクリーン、その後オーシャン ファミリーさんによる磯観察を行います。ご参加いただいた方には、プレゼントもご用意しております。是非ともご家族でご参加ください。

尚、会場へお越しの際には公共交通機関の利用をお勧め致します。また最寄の逗子駅付近からの路線バスも渋滞に巻き込まれる可能性がありますので、時間にゆとりを持ってお越しください。

アクセス: 会場は「神奈川県立葉山公園」内です。

*電車の場合、
JR逗子駅、京急新逗子駅から
「逗6 逗子駅~葉山大道~大楠芦名口~横須賀市 民病院~長井行き」
バスにて通常時15-20分、「葉山公園前」バス停下車

*葉山公園駐車場は人気高で満車になる可能性大 です。
付近にコインパーキングがございます。

三宅島のサンゴ群集の健康診断「リーフチェック三宅島」(7/9)

2011-06-28 05:04:09 | リーフチェック
コーラル・ネットワークが共催している三宅島でのボランティア調査のご案内です。三宅島は噴火前(噴火時)に調査に行きました。ぜひご参加ください。

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 2000年の噴火から全島避難を乗り越えて復活しつつある三宅島にてリーフチェック調査を行います。被度の高いサンゴ群集があります。多くのみなさまのご参加をお待ちしています。

※東京・竹芝桟橋からフェリーを用いるのが一番便利です。

開催日時 2011年7月9日(土) 8:30~21:00 ※懇親会含む
応募条件 ダイビング経験者  
     推奨50本以上程度のレベルで自己管理できるCカード保持者
応募締切 7月2日(土)
料金   リーフチェック参加費¥4000
     島外参加:1泊2日2ダイブ¥18000(宿泊・仮眠・食事4食付)
           +リーフチェック参加費
     島内参加:2ダイブ¥10000(昼食付)+リーフチェック参加費
           +懇親会参加は各自実費
定員   6名 ※定員になり次第締め切りさせていただきます。
申込先  スナッパー 担当:野田  
      04994-2-1433 mail●snapper-d.com(●を@に変えてください)
共催   三宅島自然ふれあいセンターアカコッコ館
     コーラル・ネットワーク 
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第4回 地球サミット連続セミナー・Road to Rio20「『グリーン復興』を、考える。」@内幸町(6/30)

2011-06-27 21:03:26 | 生物多様性
Rio+20に向け、連続セミナー「Road to Rio20」が開催されています。次回は東日本大震災からの復興に生物多様性の視点を入れて考える「グリーン復興」がテーマです。どうぞご参加ください。

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第4回 地球サミット連続セミナー・Road to Rio20「『グリーン復興』を、考える。」

 来年6月にブラジルのリオデジャネイロで、リオ+20(正式名称:国連持続可能な開発会議)が開催されます。この会議では、グリーンエコノミーや持続可能な発展のための制度枠組みなど新たな横断的テーマが議論されます。日本ではいまだ開催や内容について理解が進んでいない状況にある一方、国連事務局へのINPUTの期限は、11月1日と差し迫っています。本セミナーでは、リオ+20の内容を広く知らせ、皆さんと共に考える場といたします。

 第4回は、環境に配慮した震災復興についてを考えます。震災から、一次産業の持続可能性や東北の生物多様性に配慮してどのように復興が成し遂げられてゆくかは、世界的な関心事でもあります。そこで、認定NPO法人持続可能な開発のための教育の10年推進会議(ESD-J)の野口 扶美子さん、グリーン復興プロジェクトからの情報を提供し、自らできる応援、生物多様性に配慮した復興のあり方の模索など、事例を元に意見を交わしつつ、グリーン復興の指標づくりを会場の皆さんと考えます。

日時:2011年6月30日(木)午後6時30分~午後8時30分
場所:世界銀行情報センター(PIC東京)
    東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル1階(ロビー)
    地下鉄三田線内幸町駅直結、日比谷線・千代田線・丸の内線霞ヶ関駅C3出口

話題提供
野口 扶美子 さん 
認定NPO法人持続可能な開発のための教育の10年推進会議(ESD-J) 国際プログラムコーディネーター、国際自然保護連合(IUCN)教育コミュニケーション委員会(CEC)委員、Royal Melbourne Institute of Technology University (RMIT)博士課程

服部 徹 さん 
地球サミット2012Japan 政策チームリーダー、CEPAジャパン監事、「海と田んぼのグリーン復興プロジェクト」事務局、特定非営利活動法人 サステナブル・ソリューションズ~小さな渦を育てる杜~理事

お問合せ:世界銀行情報センター(PIC東京)
     E-mail:ptokyo●worldbank.org(●を@に変えてください)
     Tel:03-3597-6650

お申込み:世界銀行東京事務所ウェブサイト上でお申し込みいただくか、お名前、ご所属、ご連絡先を「6月30日コーヒーアワー参加希望」と明記の上、ptokyo●worldbank.org(●を@に変えてください)宛にお送りください。
※会場の都合により、定員になり次第、締め切らせていただきますので、お早目にお申込みいただければ幸いです。

その他
◆Road to RIO20 セミナープロジェクト
Facebookページがオープン
USTREAMでも配信予定です。


関連リンク
地球サミット2012Japan 2012年、シフトを日本から。
 リオ+20に向けて、世界と日本をつなぐプラットフォームを提案・実践する非営利ネットワーク。3.11に始まる未曾有の困難の中から、私たち自らが実現していく未来の姿を描き出し、世界に届ける「Japan VOICES」プロジェクトを展開しています。

環境パートナーシップ会議
 地域の環境団体や、政策提言を行う環境NGOを支援し、企業や政府とつなぐこと(パートナーシップ)によって、課題を解決に導く新しい力を生み出すことを目的に活動しています。国連大学1Fにある地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)の運営をしています。

CEPAジャパン もっと身近に、生物多様性。
 生物多様性条約市民ネットワークの普及啓発作業部会、TEEB作業部会、開発作業部会が合同でつくった後継団体。生物多様性を日々の営みの中で身近な存在として呼び戻し、学びと暮らし地域づくりを一緒に変えてゆく試みを進めて参ります。

第一回アースダイアログ東京「3.11と日本と世界~私たちからはじまる未来~」@虎ノ門(6/26)

2011-06-26 07:54:01 | 持続可能な社会
Rio+20に向けて、本日、以下のイベントが開催されます。

 サンゴ礁や生物多様性の保全を考える際に、それらをもとに成り立っているはずの人間社会の持続可能性について考え直すことが必須になっていると思います。ダイアログ(対話)を通じて、多くの人で考えてみようという取り組みは、実り多いものになると期待しています。

 私は残念ながら参加できないのですが、ぜひ多くの方にご参加いただきたいと思い、ご紹介させていただきます。

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第一回アースダイアログ東京「3.11と日本と世界~私たちからはじまる未来~」

 エネルギー、水、食糧、ライフスタイル、生産や流通のしくみ、地域、家族、伝統や文化・・・3.11にはじまる未曾有の困難は、社会のさまざまな側面で、戦後築き上げてきた私たち自身のありよう見つめ直すことを迫っています。
 これまで当たり前のように暮らしを成り立たせていたものの儚さ、そして、忘れかけていたものの大切さに目を向けながら、もう一度、未来を選びとっていく重大な局面に、私たちは立たされているのです。
 では、3.11を経た私たち日本の選択は、人類全体にとってどんな意味を持つのでしょうか?
 気候変動、エネルギー危機、食料危機、水不足、生物多様性の喪失、飢餓や貧困、金融危機、内戦、テロ・・・いま私たちは、一つの綻びが瞬時に伝播し、巨大なリスクとなって人類全体に襲いかかる、「危機の時代」に生きています。
 そして今年、世界人口は70億人という空前の水準に達しました。「危機の時代」において、この70億人はまさに運命共同体です。もし70億人の人々が、分かち合うことをせず、互いに奪い合ったら、私たちを待っているのは破局でしかありません。
 私たちは、日本が通ってきた道と、3.11からの学びを通して、破局に向かう世界に何を伝えていけるのでしょうか。
 アースダイアログ東京初回では、3.11の意味について人類全体の視点に立って考え、いま、私たちが世界に向かって何を投げかけ、どう行動していくべきか考えます。それは、これからはじまる、地球サミット(リオ+20)まで1年間のJapan VOICESのロードマップでもあります。

日時: 2011年6月26日(日)13:00~18:00
     (12:30受付開始、終了後、懇親会あり)
場所: 日本財団ビル2階大会議室
     (〒107-8404東京都港区赤坂1-2-2日本財団ビル)
       銀座線「虎ノ門駅」3番出口より徒歩5分
       銀座線・南北線「溜池山王駅」9番出口より徒歩5分
       丸ノ内線・千代田線「国会議事堂前駅」3番出口より徒歩6分
参加費: 500円(懇親会別)


当日のプログラム(予定)
(※当日のプログラムは、予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。)
12:30 開場・受付開始
13:00 開会
地球サミットについて 佐藤 正弘(地球サミット2012 Japan代表)
13:20 第一部 映像上映、パネルディスカッション
i)映像を通して考える、いま世界で起きていること
人口、エネルギー、環境負荷、豊かさ、格差、消費社会など、いま世界が直面している現実について、映像を通して考えます。
(映像協力:セブンジェネレーションズ(Pachamama Allianceの「チェンジ・ザ・ドリーム シンポジウム」より))
ii)プレゼンテーション&パネルディスカッション
環境や開発の問題について歴史や国際的観点から発信されている識者の皆様を交え、グローバルな視点から見た3.11の持つ意味についてパネルディスカッションを展開します。
司会:福島 慶三 さん(環境省大臣官房会計課課長補佐)
コメンテーター:森 摂 さん(「オルタナ」編集長)
プレゼンテーター:
竹林 征雄 さん (アミタホールディングス株式会社取締役、サステイナビリテイ・サイエンス・コンソーシアム事務局員)
古沢 広祐 さん(「環境・持続社会」研究センター代表理事、国学院大学教授)
15:50~17:50 第二部 ダイアログ
第一部での議論を受けて、各テーブルに分かれて全員参加でダイアログを行います。私たちは、今どんな未来を描き、何を世界に発信するべきなのでしょうか?技術、政策、文化、ライフスタイル、精神性など様々な局面において、私たちにできることを探ります。
ファシリテータ:佐野 淳也(木の花ファミリーエコビレッジ・ジャパン・ネットワーク運営委員)
18:00 閉会(終了後、懇親会を予定)

Japan VOICESプロジェクトとは
Japan VOICESは、全国の様々な人々の声(voice)の中から、私たち自らが実現していく日本の未来の姿を描き出し、2012年に開催される地球サミット(リオ+20)を通じて世界に届けるプロジェクトです。当プロジェクトでは、(1)各地で行われる深い対話(ダイアログ)から導き出されたVoice、(2)NGOのリーダーや企業経営者、思想家など、ビジョンを持った人々へのインタビューからのVoice、(3)街の人々の日常の気づきを集めたVoiceなど、様々な方法でVoiceを集め、そこから私たち自らが実現する日本の未来の姿を描き出します。


アースダイアログ東京とは
Japan VOICESのもととなるVoiceは、他団体開催のダイアログも含め、全国各地、様々な対話の場から導き出されます。特にアースダイアログ東京は、地球サミット2012 Japan自身が主催するダイアログとして、Japan VOICESの骨格に沿った検討を行う大切な場になります。

主催: 地球サミット2012 Japan環境パートナーシップ会議
協力: 日本財団CANPANプロジェクトセブンジェネレーションズ
お問合せ
  地球サミット2012 Japan
  contact(at)earthsummit2012.jp
  ※(at)を@に置き換えて送信して下さい。

「湿地保全と私たちの社会」@沖縄(6/26)

2011-06-25 15:24:15 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
生物多様性条約市民ネットワークMLから転載します。開催間際のご案内ですが、どうぞご参加ください。

しばらく前に泡瀬干潟を訪れたことがあります。泡瀬干潟を守る連絡会の方に案内していただき、干潟を歩いただけでなく、シュノーケリングで水中のサンゴを見せていただきました。今や、その地も埋め立てられようとしています。日本にはずっと昔に立てられた計画が、時代に即した十分な見直しがなされないままに進められようとすることが多くあります。作るより、作らない方が価値があるということを目に見えるようにして、長い視点での地域作りを志向することが必要だと思います。

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ラムネットJシンポジウム in 沖縄「湿地保全と私たちの社会」
無駄な公共事業と環境アセスメント─泡瀬から変えよう!─

 「ムダで有害な公共事業」、「走り出したら止まらない公共事業」と言われた大規模開発型公共事業は、日本の湿地を次々に破壊してきました。泡瀬干潟埋め立て事業は、その典型です。裁判所から公金支出差し止め判決が出たにもかかわらず、いままた、新たな装いで埋め立てを強行しようとしています。このシンポジウムの第1部では、泡瀬干潟埋め立て事業の問題点をさぐり、諫早湾干拓事業や博多湾人工島埋め立て事業の問題にも触れながら、湿地保全と社会制度の問題、特に環境アセスメントの視点から、今後を展望します。
 続いて第2部では若者の社会と環境活動について取り上げます。全国各地に環境活動を行うNGO・NPOは数多くありますが、そのほとんどに共通する問題点があります。それは「若者の参加が少ない」ということ。一方で、反原発・反基地問題などを通じて、いわゆる環境系・自然保護系ではない若者が参加することで、活動が広がり始めている例もあります。泡瀬でも干潟保全の活動を担う若者が市議会議員に立候補して当選するなど、新しい動きが見られます。沖縄での事例を中心に、ユースの力で変革する環境活動の未来についてともに考えてみましょう。

日 時:6月26日(日)13:00~18:00
場 所:沖縄市農民研修センター 大研修室
     沖縄市字登川2380 TEL 098-938-9121
参加費:無料
主 催:ラムサール・ネットワーク日本(ラムネットJ)
    泡瀬干潟を守る連絡会
お問い合わせ:
    ラムネットJ事務局 TEL/FAX 03-3834-6566
    Eメール info☆ramnet-j.org(←☆印は@に置き換えてください)

■プログラム

【第1部 13:00~16:15】
無駄な公共事業と環境アセスメント─泡瀬から変えよう!─
●泡瀬干潟埋め立て事業の問題
 1)現場からの報告:工事着工により泡瀬干潟がどう変化したか(アセスの不備を指摘する)
   小橋川共男(泡瀬干潟を守る連絡会共同代表)
 2)合理性のない土地利用計画
   前川盛治(泡瀬干潟を守る連絡会事務局長)
●諫早湾干拓事業と博多湾人工島埋め立て事業の経験から
   堀 良一(ラムネットJ共同代表)
●日本の環境アセスメント制度の現状と課題
   大久保規子(大阪大学大学院法学研究科教授)

【第2部 16:30~18:00】
ユースの力で変えよう!環境活動─Good Practice from OKINAWA─
●ユースからの事例紹介
   桑江直哉(沖縄市議会議員、泡瀬干潟を守る連絡会)
   KEN子(ミュージシャン、全国で沖縄を語るエコ番長)
   岡田和樹(ハチの干潟調査隊上関原発を考える広島20代の会)ほか
●討議 ─ユースから見た環境活動の問題点と可能性─
  コーディネーター
   原野スキマサ(バイオダイバーシティ・インフォメーション・ボックス)
   宇田川飛鳥(慶應義塾大学社会学研究科博士課程)

湿地のグリーンウェイブ・イベントです。
※このシンポジウムのチラシのPDFファイルはこちらにあります。

「身近な魚たちの保全」-水辺の環境教育を考える@奈良(7/9)

2011-06-24 04:08:47 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
日本魚類学会のウェブサイトから転載します。魚類の保全について考えるシンポジウムです。陸水系の魚類は、水系によって遺伝子レベルでの分化が進んでいる種があり、きめ細かな保全が求められています。それに対して、海水系の魚類は、海が広いために十分な調査ができておらず、何をどう保全をしていくかという議論は十分では無いと思っています。市民レベルでの調査も貢献できることがあると思いますので、多くの方にご参加いただき、魚類の保全について知っていただければと思います。

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2011年度魚類学会公開シンポジウム
「身近な魚たちの保全」-水辺の環境教育を考える

開催趣旨
 温暖化が進行し,地球環境の悪化が進む中で,生物多様性を維持する観点から自然保護・野生生物の保全の必要性は以前にも増して高まりつつある.自然保護・野生生物の保全は,研究者や施策を講じる者だけでなく,一般の人々の活動なしには実現することはできない.一般の人々を巻き込んで自然保護・野生生物の保全活動を推進するためには,生物多様性とは何か,生物多様性がなぜ求められるのかを活動に関わるすべての人々が十分に理解する必要がある.
 身近な水辺は自然科学における教材の宝庫であるだけでなく,様々な立場の人々がふれ合うあう人間形成の場であり,漁労や稲作など生活に根ざした歴史的文化が創生されてきた場でもある.しかし,水辺はともすれば危険な場所ととらえられ,忌避される場所でもあった.一方,近年では海辺の潮溜まりや砂浜,里山地域の小川や水田,ため池といった水辺に児童生徒を触れさせて,身近な自然を会得させようとする試みが盛んである.水辺は環境教育の主軸のひとつであるが,外来生物が卓越する都市部の水辺から在来の多様性が残る郊外の水辺まで,身近な水辺といっても生物相は様々であり,活動に参加する人々の年齢層や知識レベルも幅広い.そこでの教育的試みは,生物多様性を守るという理念に立脚していることが望まれ,自然の中に立ち入るためのマナーも必要であるという点で共通している.しかし,今ある水辺の自然の中から何をどのように教材化したらよいのか,水辺環境がもたらすリスクにどう対応するのかなど,実際の教育現場では手探りの状態が続いている.
 本シンポジウムでは,はじめに日本の魚類が置かれている現状と保全の試みを紹介し,魚類観察にあたっての基本的なルールや姿勢について概説する.次いで,水辺での環境教育の取り組み事例を紹介する.最後に,次代を担う子供たちに水辺の生物を通して何をどのように伝えるべきか,環境教育の現場では魚類研究者に何が求められているのかを検討する.

日時:2011年7月9日(土)13:00~17:00
場所:近畿大学奈良キャンパス 211教室
     〒631-8505 奈良県奈良市中町3327-204
     近鉄奈良線富雄駅下車バス利用10分
参加費:無料
主催:日本魚類学会

プログラム:
基調講演
1)魚の保全:何を守り何を学ぶのか
   後藤 晃(北海道教育大学函館校)
2)魚とりのための覚書き:ルールとマナー
   細谷和海(近畿大学)

話題提供 -環境教育の現状と課題-
1)博物館における展開-「うおの会」の活動を例に
   前畑政善(神戸学院大学)
2)学校教育に水辺の学習を
   中島 淳(福岡県保健環境研究所)
3)地域ぐるみで海辺の生物に親しむ
   小早川みどり(九州大学)
4)市民主導による沿岸環境の再生
   工藤孝浩(神奈川県水産技術センター)
5)水圏環境教育推進リーダーの育成
   佐々木 剛(東京海洋大学)

パネルディスカッション -これからの水辺環境教育-
・司会進行 瀬能 宏(神奈川県立生命の星・地球博物館)
・パネリスト:
   工藤孝浩(神奈川県水産技術センター)
   佐々木 剛(東京海洋大学)
   鈴木寿之(川西緑台高等学校)
   中島 淳(福岡県保健環境研究所)
   前畑政善(神戸学院大学)
   小早川みどり(九州大学)

問い合わせ先:
細谷和海
〒631-8505奈良県奈良市中町3327-204
近畿大学農学部 環境管理学科 水圏生態学研究室
TEL:0742-43-6195/FAX:0742-43-1593
e-mail:hosoya●nara.kindai.ac.jp(●を@に変えてください)

「想像より、おもしろい。ハワイ」展 ~自然写真家 高砂淳二が伝えるハワイ~ @六本木(6/17-29)

2011-06-23 05:29:17 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
気持ちの良い水中写真を撮り続けられている高砂淳二さんのハワイの写真展が開催されています。陸上写真が中心ですが、水中写真も何点か出展されています。昨日の夕方には、写真集や絵葉書などの即売とサイン会が催されていました。ぜひお越しください。

私は個人的にはヤモリの写真が可愛くて気に入りました。

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FUJIFILM SQUARE 企画展
『「想像より、おもしろい。ハワイ」展 ~自然写真家 高砂淳二が伝えるハワイ~』

場所 富士フイルムフォトサロン
    FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)内
期間 2011年6月17日(金)~2011年6月29日(水)

 年間約123 万人もの日本人観光客が訪れる人気のディスティネーションであるハワイ。カウアイ島、オアフ島、モロカイ島、ラナイ島、マウイ島、ビッグアイランド(ハワイ島)の主要6島がそれぞれの個性を持ち、リゾート地としての魅力だけでなく、ダイナミックな自然、フラやウクレレなどの独自の文化、日本と深いつながりのある歴史、ホノルルマラソンに代表されるアクティブな体験ができる等、さまざまな魅力にあふれております。
 この写真展は、ハワイを中心に美しい南の海の撮影をライフワークとする人気の自然写真家、高砂淳二が、独自の視点で撮影した数々の写真で美しく、鮮やかに、ハワイの魅力を余すところなくお見せいたします。
 プロの目がとらえる「想像より、おもしろい」ハワイの魅力を是非、ご覧ください。
 また、会場ではハワイアンキルトの壁掛けやリボンレイ等の装飾を施し、雰囲気を盛り上げます。

プロフィール
高砂 淳二(たかさご じゅんじ)
1962年、宮城県生まれ。大学在学中にダイビングと写真を始める。卒業後、ダイビング専門誌の専属カメラマンを経て1989年に独立。ハワイなど南洋の島々の海、風景、生き物など地球全体をフィールドに自然全体の繋がりや人とのかかわり合いなどをテーマに撮影を行っている。
月の光で出現する「夜の虹」を世界で初めて収めた「night rainbow - 祝福の虹」(小学館)をはじめ数々の写真集で高い評価を受ける。また長年の間、撮影を続けたハワイの写真の集大成「Children of the Rainbow」(小学館)を2011年5月に発刊。

フォーラム「東日本大震災による生態系や生物多様性への影響」@六本木(6/28)

2011-06-22 04:08:03 | 生物多様性
野生生物保護MLから転載します。東日本大震災では、さまざまな物に加えて、原発の排水による放射能も海に流れ込みました。海はつながっているため、サンゴ礁の海にもなにがしかの影響を与えることは間違いありません。では、その影響はどの程度なのか、専門家のお話が聞ける良いチャンスです。

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フォーラム「東日本大震災による生態系や生物多様性への影響」

●主 催:日本学術会議統合生物学委員会生態科学分科会、環境学委員会
     自然環境保全再生分科会
●後 援:日本生態学会
●日 時:6月28日(火)13:00~17:00
●場 所:日本学術会議6階会議室
    
●プログラム
開会にあたって
 日本学術会議生態科学分科会から 松本忠夫(日本学術会議生態科学分科会委員長)
 フォーラムの趣旨説明 樋口広芳(日本学術会議生態科学分科会副委員長)

第一部 話題提供
1.東日本大震災は生態系や生物多様性にどれだけの影響を及ぼしたのか
 ー衛星画像解析の結果からー   原慶太郎(東京情報大学)
2.日本列島弧の生物多様性と原子力発電所-未来への希望と負の遺産-
 加藤 真(京都大学)
3.放射線がもたらす突然変異:健康と生態系への影響をどう考えればよいか 
 矢原徹一(九州大学)
4.放射能汚染が鳥類の繁殖、生存、分布に及ぼす影響-チェルノブイリ原発事故25年後の鳥の世界-  樋口広芳(東京大学)
5.今後も続く被害の影響を短期的、長期的にどうモニタリングしていくのか 
 中静 透(東北大学)
6.自然生態系と災害-干潟や海岸林が災害を軽減したか-
 向井 宏(京都大学)
7.自然の回復と再生の視点から
 鷲谷いづみ(日本学術会議二部会員・統合生物学委員会委員長、東京大学)

第二部 パネルディスカッション「回復に向けて何を考えるべきか」 
 司会:松本 忠夫(放送大学)
 パネラー:永田 俊(東京大学)、原慶太郎、加藤 真、矢原徹一、
      樋口広芳、中静 透、向井 宏、鷲谷いづみ


●問い合せ先:鷲谷(電話03-5841-8915、Fax 03-5841-8916 )、
       松本(電話 & Fax 043-298-5181 )
       樋口(電話03-5841-7541、Fax 03-5841-8192)

●その他:参加自由。事前申し込み不要

鍵井靖章講演会 「青い地球のカシュ」@品川(7/9)

2011-06-21 05:31:18 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
キヤノンギャラリーSで開催される写真展「青い地球のカシュ」に関連して、水中写真家の鍵井靖章さんの講演会が開催されます。ぜひご参加ください。

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日時  2011年7月9日(土)13時30分~15時
内容  作家自身が展示作品を紹介するとともに、撮影時のエピソードや
     海の中で遭遇した出来事など、水中写真家ならではの経験談を
     講演します。
会場  キヤノン S タワー 3階 キヤノンホール S
     (住所:東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー3階)
定員  先着300名
入場料 無料
申込み お申し込みフォームへ   ※ 2011年7月7日(木)締切


作者略歴(サイトより転載)
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1971年、兵庫県生まれ。水中写真家。
大学在学中に水中写真家・伊藤勝敏氏に師事する。
1993年よりオーストラリア、伊豆、モルディブに拠点を移し、水中撮影に励む。
1998年に帰国。フリーランスフォトグラファーとして独立。自然のリズムに寄り添い、生き物に出来るだけストレスを与えないような撮影スタイルを心がける。約20年間、海の生き物に、出会い、ふられ、恋して、無視され、繋がり、勇気をもらい、そして、子育ての方法などを教えてもらいながら、撮影を続けている。
第15回アニマ賞受賞(平凡社)、2003年日本写真協会新人賞受賞など受賞歴は多数。
2008年にはイギリスで大型の写真集「Deep Blue」を上梓。アメリカ、 オーストラリア、イタリア、インドでも出版されている。
2011年、写真集「アシカ日和」をマガジンハウスより上梓。TV、ラジオ出演多数。