日々是サンゴ礁

普段の生活の中でサンゴ礁保全ができるような話題を綴ってみたいと思います

[SBSTTA18] (6/28) L文書・CRP文書・閉会

2014-06-28 22:28:00 | 生物多様性
今日のNGO会合は中止でした。時間ができたのでホールのポスターを眺めてみました。

ホットスポットのポスター。他の地域のもあります。


生態学的生物学的重要会員のポスター。こちらも他の海域のもあります。

○本会議
議題2の各領域のSBSTTAビューロー発表から始まりました。


続いてL文書の採択です。
L2 植物保全 事務局:para3の語句修正。 議長:全体について。 承認。
L3 奨励措置 承認。
L4 移入種 承認。
L5 GBO4 カナダ:注釈について修正意見。 承認。
L6 合成生物学 承認。
L7 海洋 承認。
L8 侵略的外来種 フランス:文章全体がブラケットか? 事務局:個別paraのブラケット について議論することで文章全体のブラケットは外れる。 アルゼンチン:文章全体を承認してブラケットを外してください。 事務局:para8(d)の修正案。 xx:支持。 議長:承認。 ブラケット外します。 全体ブラケット 外します。 承認。
L9 生態学的生物学的重要海域 中国:カナダの提案したオプションの削除を要求。 カナダ:同意しません。ブラケット で。 アルゼンチン:議論を踏まえて附則に入れずに削除すべき。 カナダ:検討では合意を得られなかった。そのためブラケット のままで。 ロシア:昨日の議論で削除という意見がいつでたのか?記憶が無い。 アルゼンチン:アルゼンチン・ブラジルの要求。附則は読むのが大変。 事務局:オプション3つ。 UK:附則の意味について説明できる。 アイスランド:Annexの附則のテーブルへの追記提案。ベルギー:結果が報告されていない。タイミングの問題。 ペルー:para11 アルゼンチン:para5のseasの"s"削除。 承認。
L10 ブラジル:para1 take noteに。 承認。
L11 コロンビア:スペイン語の訳が適切でない部分がある。修正を。 承認。
CRP3 アルゼンチン:papa1-3について議論してpara2はブラケットにした。COPで議論を。 メキシコ:para2についてコメント。ブラケット para1もブラケットに。 アルゼンチン:para1 and para2をブラケットに。  メキシコ:COPもブラケット に。 承認。
CRP12 ブラジル:幾つか文言変更・追加。複数の団体名を挿入。 スウェーデン:availability of resourcesは保持。 承認。
CRP13 オーストラリア:参照を追加したい。里山イニシアティブに決議X/ UK:para7 のfaunaの後に追加。2つのコンベンションの協働。 日本:オーストラリアの提案には賛同するが、他の決議もある。IX/25も入れてください。 承認。
CRP14 事務局:para1の修正説明。 アルゼンチン:p2の修正。 フィンランド:p2にBD/Healthの協業の結果報告を要求する文章追加。 ベルギー:最初に"Recalling..."を入れる。para3/4の単語修正・追加。 ブラジル:これまでの提案に賛同。さらにone healthについて単語修正かブラケット 。 アルゼンチン:para3のrequestsをtake notesに。 カナダ:全文を通常の用語で。 承認。
その他の事項 無し。
L1 報告文書案 ブラジル:確認したい。 議長:10分確認の時間を取ります。
議論が再開しました。
p1.(不明):SBSTTA17で議論の形式を変えたことについて議長が述べたことを追記。 カメルーン:para2の冒頭の「会議開始」はpara1の冒頭に書くべきでは? 事務局:修正します。 p1.承認。
p2. EU:2行目の単語修正。 承認。
p3.承認。 p4.承認。 p5.承認。
p6. EU:para26等の記述は"EU"に統一を。
p7.承認。 p8.承認。
p9.アルゼンチン:para46 2行目。 日本:paraxx 発言したので追加を。 xx: ウガンダ: 承認。
p10.承認。
p11.アルゼンチン:para67 would be -> were エジプト:自国に関する記述修正。 承認。
p12.承認。
p13.アルゼンチン:国名の修正。 承認。
p14. EU:para94 文書番号間違い。 承認。
p15. 日本:para107に追加を。 承認。 p16. 条約名修正。 GYBN:正式名に。 承認。
p17. 承認。
p18. ブラジル:SBSTTA18ですね。 もう一つ修正。 承認。 フランス:フランス語版を確認して、コメントを事務局に送ります。
今日CRP文書で議論したものは、L文書の検討をせず、COP12で議論することになりました。
議題12「閉会」に移りました。
プラウリオ事務局長の閉会挨拶では、サッカーのワールドカップとモントリオールのジャズフェスティバルがあったにもかかわらず遅くまで討論があったことへの感謝、GBO4・愛知ターゲット10・9、COP12に向けて第5次国別報告書の提出依頼、名古屋議定書の批准(現在41ヶ国でこの月曜日までにもう2ヶ国)と国内手続きが終わっている国へのCBD事務局への連絡依頼がありました。
続いて各地域・組織からの提言がありました。
モーリタニア:カナダとCBD事務局に感謝する。ピョンチャンロードマップ、GBO4、世界とくにアフリカに影響する侵略的外来種、リスクである合成生物学、沿岸・海洋保全など有意義な議論ができた。名古屋議定書発効に期待する。韓国にビザ発行の配慮を希望する。
ロシア:COP12に向けてCBD事務局から参加のレターを受けて、ホテルの部屋をすぐに確保する必要がある。ILCsの参加を歓迎する。CBD事務局に感謝する。
韓国:GBO4、戦略計画、愛知ターゲット。海洋と侵略的外来種。さまざまな海洋の問題に対して伝統的知恵を活用して対処したい。侵略的外来種は健康にも影響する。合成生物学は予防原則で対応する必要がある。生態系アプローチは貧困対策に必要である。CBD事務局に感謝する。
ペルー:関連する全ての人に感謝する。能力構築が重要である。
南アフリカ:前のホスト国の日本・インドに感謝する。愛知ターゲットの達成に向けた努力を期待する。侵略的外来種、合成生物学のさらなる情報など、まだ必要なものがある。ブラケットが多かったが、さらなる効率的な運用が求められる。
EU:全てのチームに感謝する。韓国にも感謝する。
エジプト:(記録できず。CO14の開催国の立候補?)
ILCs:Socially and Culturally Significant Areaが重要。(その他、各項目についてコメント)
国連先住民族常設フォーラム:(記録できず)
Global Yourh Biodiversity Network:若い人の力を活用してください!(その他GBO4に関連した言及が多い)
韓国:COP12でお会いしましょう!
議長挨拶。ジャズフェスティバル楽しんでね。

SBSTTA18終わりました。

[SBSTTA18] (6/27) CRP文書

2014-06-27 22:27:30 | 生物多様性
○本会議
30分遅れで午後の本会議が始まりました。午前中に小グループで検討することになっていた部分についての報告と検討が進んでいます。
CRP8の続き。 アルゼンチンなどが削除を要求しているparaについての議論が続いています。 エジプト:これ以上のラベルはいらない。CFP、WFPなど、もうたくさんある。 タイ:残す。 フランス:アルゼンチンは理解していないのでは?ラベルはボランタリーベースで各国が決めればいい。 アルゼンチン:なら全文ブラケットに! コロンビア:ここは科学的な場なので政治的な発言をする場ではないでしょ? 事務局:新しい文章を提案。 フランス:フィージビリティスタディが必要。 議長:COPにそのまま送るか、ブラケットか? スウェーデン:xx アルゼンチン:全文ブラケット! メキシコ:既にコメントした部分についてもブラケットにするのか? 議長:L文書は3つのオプションがある。 スウェーデン:メキシコの提案を受け入れて先に行きましょう。

CRP5
ロシアから説明。
para1 最終的にブラケット
para5 昼休みに変更。 事務局:説明 ギリシャ:一部変更 アルゼンチン:それは一般用語か? ブラジル:元のままに。 議長:それで。
para8 メキシコ:一部修正
para9 メキシコ:複雑に細かく修正 ブラジル:消すと不明確になるのでそのままで。 ロシア:一般的な引用でなく、科学的な引用。 カナダ:懸念する。 ... アルゼンチン:ちょっと違う文章の提案。 ベルギー:クリアに。 メキシコ:可能。 承認。
para10 ブラジル:ブラケットについて事務局案を提出してもらうことになっていたはず。無いので削除。 アルゼンチン:ブラジル支持。 ロシア:反論。フットノートに既にそのオプションは入れた。 xx:カナダを支持。 カナダ:ミドルポジション。そのままでは受け入れられない。別の言葉にしたい。 コロンビア:カナダが別の言葉を提案することに期待するが、時間が無いなら消す。 イタリア:残す。 アイスランド:カナダを支持。将来の課題に。xx:削除。 ロシア:削除しない。これはすぐに何かを決めなければいけないことを記述していない。生態学的生物学的重要海域は現在mandateではない。将来何を決めるかを書いてある。 ペルー:ロシアを支持。 xx:ロシアを支持。もしカナダが新文章を考えられるなら有難い。 ベルギー:ロシアを支持。 議長:明確に違う意見が二つある。カナダに新しい文章を考えてもらえるか? カナダ:今は新しい文章を提案したくない。 フィリピン:ロシアを支持。 ロシア:時間を節約するため、ブラケット。 アルゼンチン:2つのオプション。両方ブラケットにする。 ノルウェー:アルゼンチンを支持。 次に移ることになりました。
para12 カナダ:単語追加。 承認。
Bに入ります。 para1 承認。 CRP5終了。

CRP9 もう一つの海の文書です。
ロシアから進捗説明。
para3(g) (不明):スペイン語と英語があってない。 議長:事務局確認。 ロシア:コンタクトグループで散々議論したので早く進めてください。
para10 EU:位置変更。 承認。
para11 カナダ:adapt。 承認
議長:para16は無いんだね。
para17 アルゼンチン:標準的な言葉を入れてください。 承認。
para19 コロンビア:ILCsが入っていて重要な文書。保護区の部分はブラケットか削除。 ブラジル:生態学的生物学的重要海域のプロセスに必要ないので削除を支持。 ロシア:この文章はCRP5から来ている。生態学的生物学的重要海域とは直接つながっていない。ブラジルの提案を支持。 ペルー:コロンビア・ブラジルを支持。 アルゼンチン:コンタクトグループでの議論では、誰に、ということが議論になった。ゆえにpara全文削除。 メキシコ:アルゼンチンを支持。 議長:削除。
para21 スウェーデン:とても長い文章を提案。 アルゼンチン:趣旨は理解したが文は短くしたい。明日提案する。 議長:もう一度読んでください。 事務局:再読。 議長:全文ブラケット xx:提案の主旨は良いが、スウェーデンに見直しを。 議長:ブラケットで進めます。 ペルー:ウルグアイの提案はどうなったのですか? 議長:ブラケットに入れたので、ウルグアイのコメントにも対応している。
Annexは何もコメント無く、CRP9が終わりました。
CRP7
コンタクトグループでの議論を説明。 (不明):色々な議論がありブラケットのまま。時間がかかるのでブラケットのままで議論しないで進めること提案します。 議長:了解。 承認。
CRP3  IPBES
メキシコから説明。
para1の変更。 スクリーンに映して欲しい。
para2の変更。
para3(a)の変更。 議長:事務局はゆっくり読んでください。 事務局:再読 アルゼンチン:明日きちんと読んでチェックしたいのでブラケットに入れてください。 メキシコ:3つのコンタクトグループが同時に行われたので、共有でしきなかったのは残念だ。

ここで中断し、19時半に再開することになりました。


再び記念写真を撮りました。前の列がILCsだったので、ロシアの方も飛び入り参加してくださいました。

再開予定の19時半になりましたが、議長、CBD事務局の皆さんなどは現れません。政府団は半分強くらいでしょうか。NGOは大半の方が今晩、または明日の朝帰国されるため、ぐっと減りました。
19:55に再開しました。
CRP10
ベルギー:事務局に確認。 事務局が説明。 Awareの文 EU:単語複数変更。 日本:EUを支持。 ブラジル:xxの言葉がいい。 UK:awareよりrecognizingの方が強い。 EU:ならEnphasizing ブラジル:前との整合を取りたかっただけです。 ベルギー:決議XI/○○では別の言葉になっている。 マリ:スペイン語版でknowledgingに該当する単語が抜けている。 議長:事務局で修正してください。 東チモール: ベルギー:前と違うのは理解した。ブラジルの意見を尊重。 東チモール:変えた言葉の方が良い。 ベルギー:前と同じくsignificantでいい。 東チモール:了解。 承認。
Also ベルギー:XI/20追加。 (不明):参照は完全でないといけないのか? ブラジル:昨日の議論からバランス良く事務局でまとめられた内容だと思う。 マレーシア:ブラジルを支持。 カナダ:xx 議長:削除を提案。 スウェーデン:ベルギーを支持。 スイス:ベルギーを支持。 ベルギー:para1,2をCOP13に向けた文章に変更。 アルゼンチン:ブラジルを支持。 コスタリカ:xx 中国:ブラジルを支持。 メキシコ:ブラジルを支持。 スイス:今のまま。 オーストリア:ベルギーを支持。 ドイツ:REDD+は一つの道に過ぎない。 マレーシア:ブラジルを支持。 ベルギー:(記録できず)、キューバ:(記録できず)、ウルグアイ:(記録できず)、 ○○共和国:適切。 議長:ブラケットに。 スイス?:新しい提案。 ノルウェー:新しい提案。ロンドンプロトコルについて。 ニュージーランド:ロンドンプロトコルについて。 オーストリア:ノルウェーを支持。 カナダ:ノルウェーを支持。 xx:  ブラジル:CBD締約国の全てがロンドンプロトコルのメンバーではない。Invite。 (不明):welcome。 アルゼンチン:ロンドンプロトコルは45か国。でwelcome。 事務局:take note。 アルゼンチン:もう一度読んで。 事務局:再読。 アルゼンチン:最後にas appropriate追加。 ノルウェー:アルゼンチンを支持しない。 ドイツ:アルゼンチンにを支持しない。招待なのでいらない。 アルゼンチン:また変更。 カナダ:アルゼンチンを支持しない。 ベルギー:折り合いつけたい。 議長:as appropriate追加を取り下げてもらえませんか? アルゼンチン:了解。 承認。
para3 日本:「減災」を追加。兵庫行動計画は2015年3月に改定予定。その旨に変更。 EU:多少変更。integrate をinvite and promoteに変更。後でintegrateを使い、日本の提案につなげる。ブラジル:日本は支持。EUは支持しない。兵庫行動計画に基づく活動と読めなくなる。 アルゼンチン:日本を支持。コメントはブラジルを支持。 EU:了解する。 マレーシア:分からなくなったので説明して。 事務局:読み上げ。 承認
para3bis 議長:EUの提案は3bisとして検討。 EU:読み上げ。 事務局:読み上げ。 ブラジル:支持できない。para3の違いが緩和だけなので。 EU:para3と3bisの違いを説明。 アルゼンチン:支持できない。 ドイツ:緩和を適応と緩和に変えたら? 東チモール:緩和は大切。 EU:生態系アプローチと緩和のCBD上の関係について説明。 ブラジル:前のパラで十分。 議長:少し変えて。 ブラジル:ブラケット 議長:それで。
para4 日本:promote をensure effective mainstreaming of に。adaptationをclimate change adaptationに。 最後のForumを特定しない。 議長:mainstreamingは違う。 メキシコ:xx。 中国:事務局の役割について言及。 議長:緩和はCBDの役割で無いので、それ以外の部分については日本の提案で。 東チモール:緩和は木が成長すればいいので簡単ではないか。 議長:進められるようにしたいのだが。 カナダ:進め方はそれでいいのか? 事務局:正しい理解です。 ノルウェー:緩和をそのままに。 ベルギー:緩和はCBDの役割ではない。 日本:緩和と適応の重要性を理解している。しかし、このparaは減災について限定している。適応は分かりやすい。緩和も影響がある。そうでないと、他のparaでも緩和について検討しないといけなくなる。 議長:それは理解している。しかし、緩和はCBDの役割ではない。 ノルウェー:緩和削除。 ブラジル:X/33に緩和と適応と書いてある。ノルウェーを支持できないし、元の提案も支持できない。全部ブラケット に。 キューバ:ブラジルを支持。ブラケット。 議長:日本の提案を一部受け入れた形で。 メキシコ:ブラジルを支持。WGRI5での議論も踏まえてもっと議論が必要。 カナダ:日本・議長を支持。 ドイツ:提案で。 EU:ドイツを支持。 承認。 ボリビア:非市場アプローチであるプロモーションも含める。 議長:もう終わった。 ボリビア:辛抱強く待っていたのですが。 ベルギー:ブラケット なので、後で戻っては? 議長:CRP10なので戻りたくないと思う。 ボリビア:民主的議論の場であり、発言は認められるべき。 para5を提案。 議長:再読を。 ボリビア:(英語以外で読み上げ) 事務局:英語で再読。 事務局:時間があるだけは話ができる。 (不明):ボリビアの非市場アプローチについてはUNFCCCのCOP16以降議論されてきており、いくつかのアプローチの一つであり、ブラケット...(不明):(記録できず) (不明):ボリビアを支持。ベルギーは支持しない。ブラジルも支持。 議長:ボリビアの提案のブラケットでどうですか? エジプト:(記録できず) 議長:ブラケット付きで進めます。それしかない。 日本:明確にしたい。全paraがブラケットか?他のparaは承認されている。 議長:今のブラケットを維持するだけ。ブラジル:自分の提案も入れてください。 事務局:読み上げ。 ドイツ:paraからparaに進んでいるのに、戻るのはどうなの? ブラジル:ブラケット が多すぎるので、前の決議などを参考にしている。 日本:少なくともpara3,4は承認され、付加価値がある。ブラジルの指摘に当たらない。カナダ:日本の言う通りで、前の決議には入ってない。 EU:カナダ/日本を支持。 ブラジル:分かった。 議長:ではクローズします。

次はCRP11です。
para2 アルゼンチン:景観的アプローチ削除。 承認。
次の章 ベルギー:Recallingの文を修正。 エジプト:持続的開発の後に貧困削減を入れて。 アルゼンチン?:WGRI5の議論があるのでサポートできない。 ブラジル:ベルギーのアイデアは了解する。一部変える。 コロンビア:持続的開発についてコメント。 (不明):SDGs等との関係は他の決議に入っている。 ベルギー:SDGsはより適切なゴールと考える。WGRI5ではもっと一般的な決議をしたので、SBSTTAでは科学的な知見を追加した決議をしたい。 議長:ここに入れるのは適切でないと考えられているように思う。 議長:ベルギーに対して「ブラケットでいいですか?」 ベルギー:了解。 事務局:読み上げ。 ノルウェー:WGRI5/L9に関連文を見つけたので読みます。 ベルギー:時間をください。 議長:ではブラケットに。
para1(c) 南アフリカ:marine and fresh water and wetland フランス:aquatic resources フランス語/英語で提案。 ブラジル:フランスの提案を支持するが、整合性のため一部の単語を変えたい。 マレーシア:全文読んで。 事務局:読み上げ。 承認。
para1(d) カナダ:単語修正と新para提案。 南アフリカ:ILCs保護地域についての記述を入れる。 ボリビア:サポート。 カナダ:supportは広い。as appropriate追加でどうか? フランス:as appropriateはいらない。知的でない。議長 承認。
para1(e) (不明):スペイン語と英語の表現が異なる。 議長:promoting削除でどうか? イタリア:侵略的外来種についての記述 (不明):(記録できず) UK:もう一度読んで。 事務局:読み上げ。 承認。
para2 カナダ:読み上げ。 議長:もう一度読んで。 カナダ:再読。 メキシコ:基本的にはカナダ支持。 承認。 ベルギーのブラケット以外はクリーン。 事務局:読み上げ。 議長:ベルギーどうですか? ベルギー:みんながいいなら、それでいいです。 メキシコ:生態系サービスの言葉の使い方。 議長:技術的問題なら事務局案で先に進みたい。 エジプト:(記録できず) ベルギー:(記録できず) 議長:事務局対応で進ませてください。 CRP11完了。

今日は23時少し前に終わりました。明日は本会議は10:30から、SBSTTAビューロは8:45集合とのことです。

[SBSTTA18] (6/27) NGO会合・CRP文書

2014-06-27 22:27:00 | 生物多様性
○NGO会合

NGO会合の参加者は12名でした。昨日も少なかったそうです。昼間は結構いたと思いますが、WWFは別にミーティングしていました。DIVERSITASの人が3名されました。他はETCグループ3名、ECONEXUS1名など。NGO会合と並行して9時から韓国の政府団メンバーとの対話が企画されているので、そちらに参加している人もいるのだと思います。
今日も共有からスタートです。
侵略的外来種について。文章中の記述は少ないが、ペットに関する違法取引についていくつも言及があった。GIASPについて。DIVERSITASは注視している(があまり関与はしていないようす)。リスク対応の比率が高まっているようだ。
地球工学については何もなかった、という認識である。
気候変動関係は、IPCCの報告書待ちというスタンスが強かったという声がいくつかあった。
合成生物学のコンタクトグループ。OECD諸国からの発言が相次いだ。アフリカ諸国は静かだったのが驚き。FAOとXXの間の法的側面に関するディベートが興味深かった。社会経済的影響、食力安全についてのコメント多し。今日もコンタクトグループがあるだろう。オーストラリアが「合成生物学は新規緊急課題でない」と言ったのが驚きだった。国際的な取り組みが必要だが、モラトリアムを主張されている。オーストラリア・カナダはNGOが主張している項目について削除を要求している。カルタヘナ議定書でカバーするという議論はある。しかし、合成生物学に取り組んでいるアルゼンチンはカルタヘナ議定書を批准してないので、CBDで取り扱ないと「何も対応しない」ということになる。UKはあまり発言しないが、オーストラリア・カナダと同様の意見と思われる。マイアミグループ(UK、カナダ、オーストラリア、アルゼンチン、etc.)の発言が目立つ。IPBESにおける合成生物学の取扱いは?CBDから評価を依頼すればいいのではないか?→クリスティン:COPまで待たないといけない。合成生物学についての議論は空転している。IPBESがCOPまでにできることは少ない。魔法の言葉"concurrently"。メキシコがよく使っている。緊急課題として取り上げる根拠については(SBSSTTAが開催される)半年ごとに、その間にあった出来事を取り上げれば良い。(そのようにして新規緊急課題として継続するように努力する必要がある、ということでもある。)
DIVERSITAS:IPBESにおけるステークホルダーエンゲージメントについて9月にスイスでワークショップが開催される。→クリスティン:実践的なアドバイス。すべての条約を招待すると良い。

○本会議
CRP2 para1 カナダ:今のまま。 メキシコ:COPまでブラケット。 承認。

CRP para3 メキシコ:ベルギーと協業。IPBESとSBSTTAの関係性を整理した新文案を報告。 事務局:少し修正させて。 ブラジル:昨日の議論との整合を確認したいので、スクリーンに映すか、プリントを配布して欲しい。 
議長:小グループでの検討を続けて貰えますか? メキシコ:事務局の修正について確認したい。 議長:もう一度検討して午後に再提案してください。

CRP4に移ります。GBO4のコンタクトグループ議長のコロンビアから、議論が最後にはうまくまとまったと報告。
para3 スイス:3(d)。まだ第5次国別報告書をまとめられてない。そのため賛同できない。Executive summaryなどにして欲しい。 承認。
para6 メキシコ:内容は合意するが、8と9の間に置いて欲しい。翻訳の問題を指摘。 事務局:コンタクトグループでも指摘があったが、COP12までに準備する。 日本:日本語への翻訳をスタートしているのでメキシコを支持する。 承認。
para7 カナダ:コンタクトグループでの議論から、para3と整合。 UK:挿入位置を明確に。 カナダ:最初の方。 EU:カナダに賛同。コンタクトグループで明確化についてさんざん議論した。単語の位置の確認。 事務局:OK。 承認。
para8 スイス:ピョンチャンロードマップの名称記述整合。 承認。 para8(b) スウェーデン:post MDGs/SDGsの課題を列記して挿入。 EU:挿入は歓迎。言葉は少し変えたい。SDGs process カナダ:もう一度。 
para8 4(b) 事務局:飢餓・貧困・エネルギー・食糧・水・気候変動緩和・適応・砂漠化・土地劣化 承認。
para8-6 オーストリア:para8-6/7/8は全てExecutive Secretaryに向けたものなので、まとめてはどうか? 事務局:読み上げ。 オーストリア:再度読み上げ。 長い文章なので事務局がタイプしきれなかったようですね。
EU:コンタクトグループでの議論からpara7の「リオ条約」を挿入。 ブラジル:既に「生物多様性関連条約」に入っていると考えている。 コロンビア:生物多様性に関するホリスティックアプローチから、別の言葉を提案。 EU:了解。 事務局:読み上げ。 
事務局:SBSTTA17での提言との整合についてコメント。 コロンビア:IPBES/GBO4の今後のスケジュールの関係性が分かりにくい。スクリーンに出して欲しい。 オーストリア:変更提案のポイントはSBSTTA17以降の知見も盛り込むこと。
ブラジル:理解した。COPに向けた提案として適切。スクリーンに映してくれなくてもいい。L文書の検討で戻ってくればいいから。
コロンビア: 東チモール:ブラジルを支持。知見・挑戦等の単語をいれては? 議長:オーストリアどうですか? オーストリア:CRPですから。 議長:ドイツ語で「多謝」 承認。
para8(番号は変わります) ノルウェー:selected SH ..and youth。(ユースから拍手) 日本:趣旨は賛同するが、どう選択するのか?別の言葉に。 x:合意。 ドイツ:フルサポート。(ユースから拍手) カナダ:反対しないからもう一度読んで。 事務局:読み上げ。
para9 カナダ:integrationを少し変更。 UK:WGRI5との整合を。 スウェーデン:WGRI5の提言もCOPに向けたものであり、変更の必要はあるのか? UK:合意できない。 カナダ:事務局で確認して。 事務局:リクエストではない。highlightです。 承認。
para12 スウェーデン:議長、少し進め方が早いです!!
事務局:para11についてコンタクトグループでの議論に関連して説明。 議長:早くてごめんなさい。para11について。 EU:SBSTTAに要求。GBO4から抽出した科学的ニーズを戦略計画に、SBSTTA17、第5次国別報告書、他の報告書なども考慮してCOP12/13に。 UK:書ききれなかったけど、感触は良い。事務局に確認。 事務局:説明。 メキシコ:賛同。 オーストリア:支持。 事務局:再読。(第5次国別報告書などで十分対応できていなかった点について、GBO4からの知見を使って取り組みを加速するということのようです) コロンビア:フットノートか別の表記に。 事務局:いずれにしてもCOPで議論。 日本:今の提案を支持する。新しいparaは最後の2つのparaの置き換えでいいのか?英語ネイティブでないので、長すぎる文章の変更は追いきれない。スクリーンに映して欲しい。何度も繰り返すと議論が長くなる。 議長:長い議論にはしたくないので、L文書で確認しましょう。可能な場合にはスクリーンに映すように考慮します。 コロンビア:新テキストについてここで議論したい。 東チモール:日本を支援。新paraは良さそうではあるが、確認はしたい。L文書で確認する。 議長:EUの提案はpara14bisにして、後程議論しませんか? 日本:少し誤解されたかもしれませんが、EU提案の趣旨については支持します。どのparaについて議論しているのかを確認させて欲しい。 議長:para12,13の削除は新しい提案ですよね。 東チモール:そう。 コロンビア:事務局でparaの適切な位置を確認して。 事務局:para12,13はCOP向け。 EU提案を反映したparaを読み上げ。 メキシコ:3つのparaをまとめたら? EU:Noting and Recalling,でどうか? 承認。
CRP4承認。

CRP5 ロシアからコンタクトグループでの議論を説明。 昼休みに関係国で集まって修正します。また、Annexがついていない。L文書で挿入します。 CRP文書についていくつかの修正点を追加説明したようす。 事務局:13:10からRoom5で行います。 コスタリカ:目的は? ロシア:幾つかの言葉を明確化する。 ペルー:二日間夜に議論した。このようなやりかたでいいのか疑問を感じる。 コスタリカ:昨日の議論を踏まえて本会議で議論したほうがいいのではないか? ロシア:18/4/Add1のことを話している。Non-Paperについては午後に議論される。 議長:午後議論しましょう。

合成生物学コンタクトグループでの議論を説明。議論はとても前向きで暖かい雰囲気の中で建設的に進み、文書をクリアにまとめて事務局に提出した。ブラケットが沢山残っているが、単に時間が無かったからだ。昼休みに続きの議論をしたい。場所を提供して欲しい。
事務局:13:30からRoom7で。

侵略的外来種のコンタクトグループでの議論を韓国が説明しました。
Annex para6 ブラジル:単語変更。 承認。 para20 ブラジル:could -> should スウェーデン:could。 UK:could。 ブラジル:OK。 承認 CRP6承認。
CRP8 para4 スウェーデン:追記。 承認。 para6(a) UK:invasiveを追加。 スウェーデン:賛同。 承認。 para4(d) エジプト:追加。付記をブラケット。 コロンビア:海のコンタクトグループで海洋法についても議論した。 ペルー:コロンビアに賛同。 
para6(d) エジプト:個別に議論したい。 スウェーデン:なぜブラケットに入れるのか?なぜ海洋法が問題なのか? エジプト:地中海での議論が終わってないから(???) コロンビア:今に始まった議論ではない。参照がある。 ニュージーランド:侵略的外来種管理に関して、移入経路に関する議論は解決していない。 カナダ:エジプトに合意できない。 議長:昼に議論して。 エジプト:合意。しかしニュージーランドにコメントさせて欲しい。アンクラウスは侵略的外来種だ。なので指摘した。 メキシコ:検討に合意。移入経路については海と陸のバランスが必要では? スウェーデン: コロンビア: (不明):このまま。移入経路は陸だけでなく水もある。 議長:関係国で議論して。 アルゼンチン:昼休みの議論が多すぎる。残りを続けては?事務局がドラフトできると思う。 エジプト:議論して夕方に。 ペルー:他のコンタクトグループがあるので、参加は難しい。「移入経路」を入れればいい。
para6(e) ブラジル:future不要。 承認。
para7 スウェーデン:事務局の追記ミス。7bis追加。侵略的外来種/BDの知見・能力構築の拡大について発展途上国・島嶼国のリスクマネジメントに活用することを締約国に推奨。 コロンビア:どのように実行するのか?資金が足りない。 アルゼンチン:問題無い。小変更。侵略的外来種管理が必要なのは発展途上国に限らない。 ブラジル:趣旨は賛同。既に承認されたparaとの重複を避けるべき。追加された価値は何か? スウェーデン:アルゼンチンを支持。 事務局:幾つかの国で議論。
para8(a) スウェーデン:協業先を追記。 ベルギー:xx。 コロンビア:事務局は何でもできるのは知っている。リソースの心配はしていない。 承認。
para8(b) カナダ:GTIは資金の観点からできることに限界がある。その観点で文言修正。 承認
para8(c) ベルギー:IPBESでやるのでは?追記を提案。 カナダ:(c)直下の文を修正して(i)(ii)を組み込むのか? 事務局:そう。 カナダ:(iii)は? ベルギー:他にもIPBESについて記載があるので、含まれていると考えているが、必要なら残す。 コロンビア:3つとも残す。 事務局:読み上げ。 EU:(i)-(iii)は残したら。
(不明):フランスを支持。しかし、なぜ自主的?自主的でいい?自主的でないといけない? アルゼンチン:賛同。削除提案。 xx:CBDはWTO監視の資金を出していないので、対応が難しい。 フィンランド:フランス賛同。 スウェーデン:賛同しない。 カナダ:アルゼンチンに賛同。
南アフリカ:明確にして。 ニュージーランド:(記録できず) フランス:フィージビリティだけ確認して欲しい。 議長:新しいparaについては関係国で議論して。 UK:コメント。


昼休みに日本から来た皆さんと写真を撮りました。既に帰国された方がいるので、もっと前に捕っておけば良かったと後から思いました。

[SBSTTA18] (6/26) サイドイベント・海洋コンタクトグループ・生物多様性と健康・CRP文書

2014-06-26 22:26:30 | 生物多様性
○サイドイベント
水中騒音のサイドイベントに来ています。

パネリスト6名。決議XI/18 A 水中騒音とその影響について知識共有するためのワークショップを開催する。
NGOも含むメンバーが参加。
海棲生物に取って音の世界は、個体間コミュニケーション・危険の感知など周囲環境の感知に活用されるため重要である。
水中騒音の主因:1)自然界の音:風、波、氷、雷、地震、2)生物が発する音:魚、海獣、甲殻類など、3)人間活動によるもの。1&2にはベースラインは無い。北極海は今後3が増える懸念がある。
水中騒音の影響:身体的影響 1)風力発電施設製造時に遠方に移動、2)船舶近くでの行動変化、3)密度減少、など。
水中騒音の音量は測定できるが、影響は評価しづらい。知識のギャップ;魚・甲殻類・亀・鳥への影響。 水中騒音のどのような点が悪影響を及ぼすか?そしてそれはどのように? 影響は生息地域・生態系レベルで発生する。
実践的ガイダンスと手法:地図化の研究をいくつかの企業の協力も得て促進した。 ワークショップ結果がまとまっている。 潜在的な緩和手法、15MBの調査、など。 もっとも重要やものはIMOのガイドラインに採用された。
指標:EU Marine Strategy Framework Directive。 情報文書に報告がある。
パネル1人目:AKABAN AKABANのウェブに情報。 1)緩和策の効果測定。 2人目:GOBIのコーディネーター。 3人目:個人海洋関連コンサルタント。 5?)水中騒音削減策の研究(に対する資金提供)。4人目:OGPの方。(Oil and Gas)。 ・・・・。
Q(EU?):民間だけでなく、軍隊の騒音についてはどのように考えるか?
A:規制化で対応できるだろう。

海洋のコンタクトグループに来ました。

昨日のNon-Paperに関する議論の振り返りと、その後の小グループ等での議論の経緯が説明されています。
議題4.2~4.5に関するNon-Paperについての議論が始まりました。
para2 フィンランド:重複がある? フランス:"population"とは何か? UK:levelを追加 フランス:founa カナダ:potential scale impact
para3 日本:Urgeは強すぎる。Encourageがいい。 最後に追記。 フランス:Urge。 ポルトガル:フランス支持。 Take Measure UK:日本支持。 独:フランス支持。appropriateは良い。 xx:フランス支持。 カナダ:入れるならどこが適切か? ベルギー:フランス支持。追加はカナダ支持。 南アフリカ:フランス・カナダを支持。 アルゼンチン: 日本:元の位置 (不明):negative カナダ:native speakerで。 フランス: タイ: ブラジル:appropriateを追加すればwhere..を削除できる ロシア:ブラジルを支持。 (不明):日本を支持。 ACABANS:我々の貢献を考慮して入れて欲しい。 (不明):貢献については他団体もあるのでまとめて入れるべき。 カナダ:フランスの提案が分かりやすい。がどの団体がDB-relatedか? relevant。 (不明):短く。 日本:ブラジル・UKを支持。最初の提案はEncouredge だが、appropriateが入るならUrgeでいい。団体名は元に。 中国:オリジナル。 南アフリカ:(記録できず) (不明):ブラケットに。
para3 (a)-(c) アルゼンチン:(c)の最初削除。 ペルー:(a)に追加。 カナダ:戻す。 ペルー:保護された種に限らないので変更。 xx:para3最初の文に追記。 南アフリカ:(b)の生態学的を「生態系と動物の生息分布」に修正。 ロシア:なぜ一般語を変えるのか? UK:ecologicalは残したほうがいい。 (不明):元の方がエレガント。 カナダ:ブラジルを支持。 南アフリカ:ブラジル・カナダを支持。
para3(d)-(f) カナダ:(e)の修正。 日本:(f)のrestrictionはもっと一般用語に変えられないか?managementなど。 ブラジル:management問題無い。 カナダ:用語について。 オーストラリア:用語について。 UK:ドラフトします。 ロシア:確かに意味が変わっている。 カナダ:微修正。 UK:微修正。 で、合意。 次の三つ。何も意見無し。 (不明):(m) indigenous andを追加。 (不明):(k)の文頭を~ingに。 メキシコ:(j)は(a)と同じでは? 議長:削除。 モルジブ:ILCsのかかる範囲? ペルー:そこは地域だけの話なんじゃない? 日本:このパラは重要。個別の文章は個別の対象を持つ。最初にwhere appropriateでシャポーをかければ、フレキシブルになるのではないか?そうすればモルジブの疑問にも答えられるのではないか? ロシア:(m)と(b)について、全体にシャポーをかけると不整合が起こる。 メキシコ:(m)削除で解決する。 議長:削除。 議長:修正か削除か? ポルトガル:修正文提案。 ブラジル:了解。

議題9.7生物多様性と健康
フィンランド:この分野について会議体を立ち上げ、ギャップ抽出に向けてワークショップを行った。締約国との生物多様性と健康に関する共同のワークショップ開催を歓迎する。
トルコ:GEFファンドで農業と健康そして食料に関するプロジェクトを実施した。FAO/GEF/WHOその他のUN機関との協働が重要である。
南アフリカ:ILCsの伝統的食等も含めてこの分野に取り組んでいる。簡単なチェックリストを含むガイドラインを作成した。ILCsを含む専門家の能力構築が重要である。
タイ:UNESCO等と文化の多様性も含めて、この分野ついて取り組んだ。伝統的な食。最近は新しい病気が表れている。気候変動の影響も懸念される。生物多様性は新しい薬の材料となりうる。動物・人間・コミュニティの健康を保つためには、セクションを越えた協業が必要である。近年国とこの分野について協業体制を取っている。根本的な対応のために分析を進めて欲しい。
ブラジル:この分野に関する実践的なツールが必要である。そのためにCBDとWHOの協働が必要である。侵略的外来種と健康についても取り組んでいる。
スリランカ:UNEP/GEF/FAOの支援により取り組みを進めた。景観的アプローチ。知見等の共有を進めて欲しい。
オーストリア:精神的健康も生物多様性に関係する。その損失は健康にも大きな影響がある。ポストMDGsでも取り上げられている。CBDとWHOの協働プログラムの運営に期待する。国レベルの健康と生物多様性に関する組織の設置を締約国に推奨する。
ベルギー:この分野は将来的にはSDGsとの関係で進められるのが望ましい。独自のワークショップの結果を共有したい。
フィリピン:種の多様性は食の多様性をもたらす。
フランス:(記録できず)
コロンビア:健康分野のガイドラインにおいて、生物多様性および侵略的外来種について記載した。ILCsの取り組みは伝統的で持続的である。
ウルグアイ:生物多様性の保全は人間の健康に取って基礎的存在である。人と動物の健康について検討する組織を作った。人の健康は生物多様性そして気候変動に影響を受ける。
WHO:CBDとの協働を歓迎する。ポストMDGsにおいてこの分野は検討されている。
ILCs:生物多様性、食の安全、水は母なる地球との調和、そして人の健康とつながっている。身体的・精神的なつながりと多様な薬・水・食物はつながっており、女性がそれを支えている。伝統的知恵・伝統的生活の重要性を以前のワークショップで示した。
DIVERSITAS:生態系アプローチと整合するエコヘルスアプローチ等の提案は重要である。ポストMDGsの取り組みにおいて取り上げられている。
UNPFII:人の健康は気候と生物多様性に支えられている。コミュニティの健康、伝統的な健康・文化、実践的な知恵、伝統的知恵は精神的な観点も含めて母なる地球に支えられている。伝統的知恵の損失は人の健康の損失でもある。
IUCN:生物多様性と人の健康のつながりは、生物多様性の主流化と直結する。動物の健康はコミュニティの健康とつなげて考える必要がある。プロアクティブなリスクアセスが必要。環境影響評価においては動物の健康被害についても考慮する必要がある。

CRP1-4の議論に入るようです。CRP1は植物の生物多様性。
para3 カナダ:削除希望。前半は広すぎ、後半のGBO4は新しいしまだ議論してない。 スイス:ArTEGは議論に有益なので残して欲しい。 UK:カナダ支持。 ベルギー:カナダ支持。 スイス:了解。 メキシコ:提案が削除されるのは驚き。戦略計画に基づくものであり、重要な指標である。スイス支持。削除しない。 事務局:関連する文書はCOP10でGBO4について記載されている。 EU:カナダ支持。 メキシコ:WGRI5でも議論した。 議長:発言国で議論。 カナダ:事務局に支援依頼。
para5-2 メキシコ:botanyに代わる言葉を提案。 UK:メキシコ支持。 承認
para5-4(b) ポルトガル:(記録できず) 承認 para5-5 メキシコ:単語明確化。 承認。 para5-6 日本:単語追加。 UK:シャッポ EU:UK支持。 承認 para8 UK:関係組織の追加。クリアリングハウスメカニズム追記、as appropriate追加。 承認
保留になっていたpara3の進捗確認中。 メキシコ:文書差し替えで合意した。 承認 CRP1終了。
CRP2 ベルギー:最初の部分に追加。 ノルウェー:WGRI5の議論も含めてこれで適切。 カナダ:WGRI5で合意したものを再度変えるのか? 事務局:いずれもCOP11のWGRI/SBSTTAからそれぞれきている。 カナダ:WGRI5で承認したものは変えないということでいいか?WGRI5のpara1(a)はインセンティブを含んでない。混乱している。 事務局:インセンティブは含んでないが、AT3に関連している。 カナダ:賛同できない。削除。 ノルウェー:有益だから残すべき。チェックが必要。 カナダ:ブラケット。 明日の朝、もう一度検討します。
CRP3
para1 メキシコ:修正提案。 コロンビア:コメント。 カナダ:再度ゆっくり読んで。 事務局:読み上げ。 フランス:過去からの経緯らしきものを説明。 事務局:チェックする。 オーストラリア:フランスを支持。 (不明):フランスを支持。 アルゼンチン含めて議論し、修正。
para2 メキシコ、アルゼンチン、ボリビア等から意見。 
para3(a) メキシコ:そのまま前に入れる。 承認。 アルゼンチン:前のparaが承認されていないので、移すのも承認できない。 カナダ:追記。 3(c)承認。

[SBSTTA18] (6/26) 気候変動・バイオ燃料・生物多様性の持続的利用

2014-06-26 22:26:00 | 生物多様性
本日もNGO会合は開催されたはずですが、所要で参加できませんでした。

○本会議
議題9の続きから始まりました。
フランス:IPCC第5次評価報告書を歓迎する。他のリオ条約との協働は重要である。
ベルギー:生物多様性と気候変動に関する知恵と情報の共有が大切であり、そのための情報共有の仕組みを整備することが必要である。REDD+の実施の際には、CBD COP11で決めたガイドライン、UNFCCC COP19で決まったセーフガードに基づくことが必要である。REDD+に関しては追加のガイダンスは必要ない。地球工学は長期的にみて生物多様性に影響する懸念がある。IPCC第5次評価報告書の確定版の記述を注視すべきである。保護区についてはILCs管理地域が食料安全の観点でもSDGsとの関連でも重要である。
韓国:生態系保全再生について能力構築ワークショップを支援している。アフリカ・アメリカ大陸の国のプロジェクトを支援した。COP12では森林再生のイニシアティブを立ち上げる。また、自然公園に関する会議をIUCNと共催する。
ノルウェー:気候変動はノルウェーの生物多様性に取ってもっとも大きな脅威である。生態系のレジリエンス強化に向け気候変動緩和・適応に向けた生態系アプローチが重要である。建物物について新しいガイドラインが必要である。自然林保全に向けて森林保全のイニシアティブを立ち上げた。ILCsとの協業がREDD+の成功の鍵となる。REDD+については生物多様性の観点からガイドラインへの提言ができる。
インド:気候変動は国の戦略計画に組み込んで実行すべきである。REDD+のセーフガードは気候変動枠組条約のもので充分であり、CBDで追加する必要は無い。
ボリビア:REDD+に関して非市場メカニズムに関する記述を追加すべきである。生産と消費パターンを変え、地域を重視することが大事である。
南アフリカ:CBDと気候変動枠組条約の協業が重要であり、その際には生態系アプローチが大切である。その観点で自国の生物多様性地図を作った。また、REDD+に関するイニシアティブに参加した。セーフガードについては追記不要である。地球工学についてはさらなる生物多様性と社会経済的影響の評価が必要である。海洋の地球工学についても同様の懸念がある。
ニジェール:気候変動の負の影響に対して、生物多様性への影響の緩和・適応を進めている。マングローブ林等の窒素固定の研究に期待している。
ニュージーランド:CBDと気候変動枠組条約の協働が重要である。
ブラジル:議題9.4について発言。アマゾン関係。
東チモール:気候変動適応について持っている情報が少ないため、行動に困難がある。そのため、能力構築およびそのための資金の支援が必要である。南アフリカが発言した海の地球工学への懸念に賛同する。
アルゼンチン:(記録できず)
FAO:遺伝子の多様性が気候変動対応に重要である。韓国の生態系保全に関する能力構築への支援に感謝する。自然再生にはお金がかかるため資源動員が重要である。
ラムサール条約?:気候変動適応について多くの技術報告がある。渡り鳥対応も含む。気候変動による生物種の移動に対応した保全について取り組む必要がある。そのために、ビジネス界を含む多くの主体との密なコミュニケーションが必要である。
UNEP:UN REDD & REDD+を進めている。利益共有のためにもグリーン経済のアプローチが重要である。さらなる生態系アプローチによる保全が求められる。


ILCs:REDD+などのファイナンシャルメカニズムによる負の影響を懸念する。生態系再生について。ILCsは自然と共に伝統的知恵を活用して生きている。KBA決定のための専門家会合を推奨する。パラ追加を提案する。
GYBN:IPCC第5次評価報告書により生物多様性への影響、すなわち次世代への影響が非常に懸念されることが分かった。そのため、さらなるリオ条約間の協業・情報共有を強く求める。生態系アプローチについても同様である。ILCsは自然森林に依存しており、炭素とは関係ない。非炭素の保全スキームが重要である。地球工学は危険であり、気候変動への解では無い。
ETC(CBDアライアンス):地球工学について懸念している。
IIFB:人類の福祉について。母なる地球は我々に水や食料などを与えてくれる。気候変動は生態系・生物多様性に影響を与え、食料危機を招く。気候変動による降水分布変化は、特に伝統社会の女性に影響を与える。ホリスティックな取り組みが必要であり、すなわち生物多様性保全が求められる。セーフガードについても同様。伝統社会の女性の80%は自然界の植物に家族の健康を頼っており、近代医療へのアクセスが無い。
南アフリカ:IIFBを支持する。

次は議題9.5「バイオ燃料(Definitions of key terms related to biofuels and biodiversity)」です。
ブラジル:定義。バイオ燃料に関する正負の影響評価等を含めた検証がされていない。食料用と燃料用の農作物は別々に生産されており、食料生産にも土地利用上も問題は無い。バイオ燃料の持続的な利用に関しては市民セクターも含めたイニシアティブを立ち上げている。決議をする前に、適切な評価をするように求める。
アルゼンチン:この文書は不明確であり、定義の見直しが必要である。例えば、国際バイオ燃料ネットワーク?の文章を参照するなど、国際的な視点での見直しが必要である。
カタール:多くの農家がバイオ燃料用の農作物を作るために食料用の農作物生産に影響を与え、食料危機につながる。
UK:定義はこの文書に含まれている。SBSTTAで定義を承認するようなものではない。
カンボジア:定義について柔軟に考えている。KBAには小規模農家についても考慮すべきである。バイオ燃料の生産について土地利用の影響を最小化する必要がある。
ニュージーランド:定義の見直しが必要である。
イタリア:定義の見直しが必要である。
カナダ:バイオ燃料生産は生物多様性が破壊されないように配慮される必要がある。カナダは適切な定義を持っている。さまざまな定義が提案されており、さらなる検討が必要である。バイオ材料という言葉はつなってない。バイオ製造物というべきである。検討は先延ばしすることを提案する。
チュニジア:非常に複雑で緊急の課題である。文化的・社会的側面を考慮すべきである。
東チモール:ブラジル・アルゼンチンを支持する。
BioFuelWatch:バイオ燃料は生物多様性に対する影響が大きい。
ILCs:バイオ燃料は生物多様性に対する影響が大きく、生物多様性の損失は直接的にILCsの生活に影響する。

続いて議題9.6「生物多様性の持続的利用(Sustainable use of biodiversity: bushmeat and sustainable wildlife management)」です。
メキシコ:(記録できず)
スウェーデン:違法取引が問題である。
フィンランド:指標の開発を支持する。ワシントン条約のガイダンスに関する情報提供を条約事務局に求める。
タイ:違法狩猟が野生動物減少の危機の一つの原因である。また、違法取引も。本件についてローカル/グローバルレベルでの市民への普及啓発教育を求める。
UK:ロンドン宣言が持続可能な利用に効果的である。違法取引に関する要求を記載した。
ベルギー:他の欧州各国と同様の提案をまとめている。
アルバニア:違法狩猟についてモラトリアムが必要である。
パキスタン:持続的利用は地域ベース保全の中心である。
トーゴ:持続可能ではない利用については、気候変動・違法取引の影響が大きい。
チュニジア:(記録できず)
カナダ:ILCsとの協働が重要である。また、ワシントン条約との協業が必要である。
日本:野生生物保全に向けて狩猟法を改訂した。1)野生生物保全、2)野生生物による生態系への悪影響の回避、3)狩猟具の悪影響の回避、がそのポイントである。持続可能な管理については里山イニシアティブが貢献できる。
ナミビア:今回初めて発言。野生生物管理。ゾウの保全。地域における野生生物管理も大切である。違法狩猟対応も対応。好事例の共有などの能力構築およびそのための資金について支援を依頼。
カメルール:提案を書面で提出する。
インド:(記録できず)
カメルーン:野生生物管理について、狩猟可能地域でのILCとの協業も含めた対応が必要である。ゾウの生息地における対応も同様である。
FAO:持続的な生物利用についてCBDと協力している。会議等を開催した。アフリカでの食料安全において重要である。地域レベルでの管理を支援する。ILCsとの協業が重要である。
国連大学:里山イニシアティブを推進している。国際里山イニシアティブ(IPSI)の事務局もしている。情報文書で進捗を報告したので読んで欲しい。
ILCs:地域ベース野生生物管理はILCsに取って重要である。野生生物からの恵みは、その地域おけるILCsに適正配分されるべきである。

[SBSTTA18] (6/25) サイドイベント・持続的利用・海洋コンタクトグループ

2014-06-25 22:25:30 | 生物多様性
○サイドイベント
サイドイベント「PERSPECTIVES FROM THE IPCC AND THE CBD ON CLIMATE CHANGE AND BIODIVERSITY: IMPACTS, ADAPTATION AND VULNERABILITY」に来ました。参加者は40名です。

画面に出ているのはIPCC第5次評価報告書の表紙です。
女性のパネラーはアフリカでSDGs、ジェンダーに関する役割も担っているとのことです。
IPCC第5次評価報告書は70ヶ国308人が50492のレビューコメントを受けてまとめた。
気候変動への適用に向けてリスクベースアプローチが新しく取られている。リスクはハザード×脆弱性×暴露で決まる。気候変動は進みつつあり、ハザードは変化している。脆弱性についての理解が進み、レジリエンスが構築されつつある。建物・インフラはリスクにさらされており、暴露を避ける必要がある。
注)IUCNの「減災(災害リスク軽減)のための環境の手引き」 が良い参考になると思います。 ow.ly/yrIem
気候変動適応は顕在化しつつある。(気候変動が起こる前に既にあるリスクが、気候変動で高まる分を想定した対策がすでに適応策になっているため)
気候変動シナリオによる追加リスクの度合い。 適応策は追加リスクを軽減するが、そのタイミングが大事である。 適応策を実施した時にどのくらいリスクが減るかを示したグラフ。

話者が変わりました。IPCC WG2の適応について詳細に説明されました。
気候変動シナリオのRCP2.6とRCP8.5について、2081-2100年の年平均気温の変化の地図。
気候変動の影響は広く確認されている。海洋生物の生息域が海水温上昇に伴い10~400km北に移動している。一番移動しているのは植物プランクトンである。

森林から海にかけての生態系と気候変動の関連について。色々な生物の移動速度を平均すると17km/10年。木の移動速度はそこまでではないので、非常に問題である。(第4章の図表に関する解説)

カリブ海でのモデル計算から、現状のままCO2が増加すれば、次の10年でサンゴ礁のCO2収支がマイナスに転ずることが分かった。グローバルな対応(気候変動緩和)とローカルな対応(ここではブダイの仲間の保護)が必要である。
CBDにおける気候変動検討の歴史の紹介。COP5から入ってきた。COP9では決議文16に記載された。COP10では決議文33。緩和と適応が記載されている。
COP11では決議文15。戦略計画と気候変動緩和・適応の関係。愛知ターゲット10、14、15に主に関係する。それぞれについて説明。

ニジェールの第5次国別報告から事例紹介。アクションとしては炭素吸収源の拡大、森林拡大による生態系レジリエンスの改善が挙げられている。

事例2つ目は日本。第5次国別報告書に記載された内容。480,000haを自然再生。写真は田んぼですね。緑の回廊づくり、森林保全も含まれています。

プレゼンは終わり、質疑応答に入ります。
Q1(東チモール):降雨分布が変わっており、雨が強くなっている。十分なアセスができていない。
Q2(WWF):気候変動適応保全を検討している。
Q3(EU?):(記録できず)
A:どの種が適応に向くかは、生物種への気候変動影響についてより詳細な研究が必要である。

○本会議
議題5「侵略的外来種」の提言が続きます。
カメルーン:para18のリスクアセスメントには混乱がある。
セントルシア:侵略的外来種管理には資源動員がキーである。Global Taxonomy Initiative などによる支援が必要となる。
サンテ・・:侵略的外来種は島嶼にとって主な脅威である。愛知ターゲットの達成に向けてはCEPAが重要である。また、海洋関係のセクターの協働が必要である。そして資源動員による能力構築が必要である。
IUCN:IUCNは保護区についてのスペシャリスト集団であり、愛知ターゲット達成に向けて貢献できる。
DIVERSITAT:侵略的外来種による病気などの懸念を追記すべきてある。ペットの健康。スイスの支援を得て実施した侵略的外来種管理の最善事例を紹介できる。
CABY?:すべての主体に対して侵略的外来種の同定についての能力構築をすべきである。
(不明):侵略的外来種の定義・スコープ・同定等について欧州での整合を取る活動をしている。我々のツールは欧州だけでなく他の締約国にも役に立つと思う。
(不明):地中海でのMPAの管理をしている。
ECONEXUS:合成生物学で作られたものが侵略的外来種となりうることを強く懸念している。例えば藻類。
グローバル生物多様性ユースネットワーク/CBDアライアンス:地域コミュニティ・食糧安全などに対する侵略的外来種になりうるバイオ燃料用の藻類や合成生物学で作られたものについて懸念している。観測等が必要。
ペルー:Biointroductionなどの記述追加が必要ではないか。
IIFB:侵略的外来種への対応には事例研究が必要である。

議長から韓国を議長とし、ルーマニア、メキシコ等をメンバーとするコンタクトグループの形成が宣言されました。

昨日に引き続き議題6「合成生物学」への提言に移りました。
ウガンダ:エチオピア等を支持する。合成生物学は新規緊急課題ではない。
ギニア:エチオピア等を支持する。
カナダ:UK等の指摘を支持する。ピアレビューが必要である。カナダには合成生物学で作られたものについて新規物質としてリスクアセスする手順がある。それを見習って欲しい。
南アフリカ:改変されたものについて分析手法を持っている。
ILC:社会経済精神的な観点での影響および持続可能な消費に関係して合成生物学で作られたものについて懸念する。
ETC:合成生物学についてはILCsへの影響等を懸念する。
FGS:合成生物学の取り扱う技術分野は広い。そして新しい。リスク研究がされておらず、それを実施する必要がある。遺伝子改変を含む場合にはカルタヘナ議定書でカバーする範囲と考える。合成生物学のようにきっちりとした定義が無い場合に取り扱うことができるのか?
WOMEN:影響の大きさが把握できない点が懸念される。組織的な観測についても整備されていない。大量生産された合成生物学製造物は社会経済的に地域社会の食糧安全に影響しうる。リスクアセスが必要である。
GYBN:合成生物学およびその製造物に強い懸念を持つ。将来世代に大きな影響を与える。予防原則の適用が必要である。
エコロパ:20世紀末から新しい技術が期待をされて開発されてきたが、それぞれ課題があった。締約国は速やかに合成生物学を取り上げるべきである。

CBD事務局の方が議題9.1Integration of the conservation and sustainable use of biodiversity into climate-change mitigation and adaptation activities、議題9.2 . Application of relevant safeguards for biodiversity with regard to policy approaches and positive incentives on issues relating to reducing emissions from deforestation and forest degradation and the role of conservation, sustainable management of forests and enhancement of forest carbon stocks in developing countries、議題9.3. 地球工学(Climate-related geoengineering)、議題9.4 . Ecosystem conservation and restorationと順番に説明しています。画面には議題9.4まで出ていて、一旦ここまでで切るようです。
コスタリカ:気候変動によって自国の豊かな生物多様性が大きく影響を受ける。気候変動は人の生活に大きく影響するのに避けることができない。セーフガードの観点で、カンクンセーフガードの導入を要求する。
ブラジル:コスタリカを支持する。セーフガード導入が必要である。REDD+は発展途上国に炭素吸収に関するインセンティブおよび資金を与える。決議文書案は先進国の視点で作られている。カンクン合意が既にセーフガードを含んでいる。それは気候変動枠組条約の範疇であり、CBD COP12で議論すべきでない。
メキシコ:自国の陸上・海洋生態系は脆弱であり気候変動の影響を受ける。経済的な影響を把握して適応の対策を取る必要がある。REDD+についてコスタリカ・ブラジルを支持する。議題9.4は自然再生についての専門家と実施した好事例がある。
マレーシア:REDD+は気候変動枠組条約の範疇では?議題9.4について。自然林が国土の60%。再生された森林も多い。(森林管理に関しては国際NGOに批判されている面が多々ありますね) 沿岸域のマングローブ林の再生も行っている。サンゴ礁再生も進めている。
南アフリカ:気候変動枠組条約で検討されるべきものはCBDで議論すべきでない。
フィリピン:REDD+の実施に際してはセーフガードを導入している。非市場メカニズムでできる部分もあるが、市場メカニズムによる資金は有用である。
ネパール:自国はもっとも気候変動により影響を受ける国である。戦略計画にも含めている。地域コミュニティとの協働による生態系保全も進めている。セーフガードは気候変動枠組条約のを導入した。地域コミュニティやILCsの地域でのモニタリングを支援して欲しい。
EU:議題9.1気候変動について生態系サービスに関する緩和と適応が評価されるべきである。
ウガンダ:議題9.1/3/4。地球工学の生態系への潜在的影響を懸念する。気候変動への生物多様性および生態系サービスの主流化のため、気候変動枠具条約との協働が大切である。しかし、デンマーク?での10月の会議での決議との関係があり、決議の時期は考える必要がある。地球工学が社会経済的に地域コミュニティに与える影響は未知数であり、懸念する。自然再生プログラムへの支援が必要である。
スイス:生物多様性の損失と気候変動は切り離せない課題である。議題9.1に記載される活動を支援する。議題9.2。地域コミュニティ・ILCsのセーフガードについては慎重なREDD+の導入により対応できる。
フィンランド:より幅広い情報が必要。IPCCはWG1-3が決定されたため、迅速な対応が必要である。EUやスイスが既に指摘したことであるが、生物多様性に関する緩和と適応を進める必要がある。CBDと気候変動枠組条約はシナジーを模索するべきである。議題9.4についてはKBA(Key Biodiversity Area)の観測は十分でない。生物多様性は自分達にとっての優先すべき項目である。その損失は国民の損失である。自然再生について、森、泥炭地、湿地等について知見がある。全ての森林は認証されている。
日本:議題9.1について。気候変動に対する適応の生態系アプローチがIPCC WG2で記述された。防災の観点で兵庫行動枠組みがある。来年3月に仙台で国際防災会議(だったかな)を開催する。この減災・防災の考えをCOP12に盛り込んで欲しい。
ベラルーシ:持続可能な利用に関して、湿地が気候変動の影響を大きく受ける。10%減少する。資金支援が必要。
コロンビア:議題9.1 サンゴ礁の影響、マングローブ林。沿岸域での再生についてより効果的な方法論を導入し、資金提供により能力構築を行うべきである。
イタリア:持続可能な利用。気候変動と生物多様性の関係は複雑である。愛知ターゲットにも気候変動適応に関係するものがあるが、社会経済的にみても費用対効果が高い生態系再生を行うべきである。湿地の持続的な管理、森林の持続的な管理は水供給を安定させ、農業による食料生産を安定させる。地球工学については、IPCC第5次評価報告書に記載されたリファレンスは少ない。
UK:議題9.1については我々の進捗報告が有益である。締約国は国際的な気候変動対応のファイナンスについて考慮すべきである。生物多様性に関するREDD+のセーフガードはCOP11で決議された。WGRI/5/L8にも記載。地球工学についてはIPCCの最終合意との整合が必要。ロンドンプロトコル。生態系再生。能力構築のワークショップの結果を見ると実行のためのガイダンスとツールが弱い。追加の提言は不要では?
エジプト:地球工学についてブラジルを支持する。
タイ:REDD+は気候変動の緩和を志向。PPA(Private Protected Area)はAT11に貢献するので記載して欲しい。
カメルーン:マングローブ林再生プログラム・保護区運営の資金支援を期待する。地域コミュニティによる森林管理を進める。そのために能力構築を!革新的資金メカニズムに期待。
カナダ:REDD+の検討CBDでも。生態系再生重要。KBA/生態学的生物学的重要海域、Area Based Approachなど新しい言葉の定義を明確に。
中国:REDD+について中国の経験を共有したい。地球工学は気候変動枠組条約での検討との重複を避けるべきである。生態系再生については戦略計画に組み込んで実施することが重要である。地域でのモデルが必要であり、能力構築と経験共有が必要である。
フランス以降は明日の提言となりました。海コンタクトグループは7時半からRoom5。合成生物学のコンタクトグループは7:45から。ノンペーパー検討はすぐに。明日はCRP1-4も議論するとのこと。

○サイドイベント
サイドイベント「WORLDWIDE INTEGRATED ASSESSMENT OF THE IMPACT OF SYSTEMIC PESTICIDES ON BIODIVERSITY AND ECOSYSTEMS...

参加者は28人。スピーカーがぼそぼそ話すので聞き取りにくい。ポリネーター、IPBESの話がありました。そういえば最初はビデオ視聴から始まりました。
最初のネオニコメタ分析。4年間800以上のピアレビュー。29名の著者(4大陸15国)。スポンサーは企業。2008年のミツバチ群崩壊に端を発する。1990年と2008年の農薬使用量分布をみると、ネオニコチノイド系が新規出現し、30%近い。
ネオニコ系はミツバチへの毒性が著しく高い。(2ケタくらい)
コンタクトグループのために早々に抜けました。

○海洋コンタクトグループ
海洋のコンタクトグループに来ました。議題4.1 生態学的生物学的重要海域のNon-Paperが配布されています。7つのパラグラフが全文改訂、4が部分改訂、変更がないのは4つのみです。
プロジェクターのトラブルで19:50くらいにようやく始まりました。参加者は90人くらいでした。

司会からの説明。「議題4.1はpara 5, Add.1は議論しない。それが終わったら、議題4.2以降について議論する。今日中に、いやこのセッションでCRP文書にする。明日までかかるかもね。」
アルゼンチンがpara1をいじろうとして「本会議のコメントにない」と制止されて引き下がりました。
ブラジル:para1の表現を前の決議文と合わせるべき。
コスタリカ:para4を全てブラケットに入れる。生態学的生物学的重要海域 criteriaは・・・。議長:それは前に話したこと。 (不明):コスタリカは誤認している。「情報共有(sharing information)」が主眼。 ブラジル: より広い権利(rights)について記載すべき。 (不明): ・・・・。 アルゼンチン:リファレンスの書き方をシンプルに。 カナダ:COP10の決議から初めてはどうか? 議長:少し冗長。 カナダ:細かく書きすぎなので、表現をまとめたら? EU:ノルウェーの提案をカナダの提案のようによりシンプルに。 ノルウェー:ArTecの記述から引用している。 議長:それは特定海域ですね。 コロンビア:文案提示。決議文XI/76?から引用。 アルゼンチン:(記録できず) (不明):引用元を確認したい。 中国:大陸棚(continental shelf)なのか経済水域(EEZ)なのか。 議長:生態学的生物学的重要海域は科学的。 (不明):(記録できず) コロンビア: (記録できず) コスタリカ:時間ください。 議長:次に行きます。
para4bis UK: para4 bisの提案。 議長:生態学的生物学的重要海域はワークショップだけでは決まらない。 UK:修正。 ロシア: 微修正。 カナダ:ワークショップはレビューするだけ。 ノルウェー:前の決議文から引用。 アルゼンチン: recalling decision X/29をつけたら? UK:それでは十分でない。強めたい。 ノルウェー:(記録できず) カナダ:ワークショップのレポートは国の境界については考慮しない。 UK:単語については融通が利く。 ノルウェー:X29 para 32?の記載を参考に。 アルゼンチン:個別のワークショップにこだわる必要ないのでは? ロシア:エッセンスはワークショップへの「参加」と「管理権」。ワークショップに参加しているのは政府が推薦する専門家であり、ワークショップはその点で公(おおやけ)だ。 フランス:代案。 カナダ:状況に正確な代案を提示したため、とても長くなっている。 ブラジル:(記録できず)。 ロシア:政府団が専門家を登録するのだから問題無い。 ・・・ロシアの提案でまとまりました。
para6 アルゼンチン:一部削除。
para7 ブラジル:以前との整合。 コロンビア:文章の一部について質問。 議長:回答。 コロンビア?:報告のタイミングは? 議長:次のCOP。 ポルトガル:not coverd...削除。 ロシア:削除した部分について質問。 フランス:xx。 ノルウェー:xx。 ロシア:もっと短くできる。 EU:xx。 コロンビア:報告ルートの確認。 ノルウェー: コロンビア: カナダ: 議長: カナダ:ロシアを支持する。一部追加。EU: オーストラリア:質問。 and -> or。確定。
para8 南アフリカ:8bis追加。 EU:整合性の確認を。 議長:確認する。
para9 ノルウェー: EU: 南アフリカ: xx:明確化のための補間。  ペル-:明確化のための補間。 カナダ: EU: XX:Peru以外の類似例をいれていいのか? ペルー:意図を説明。 議長:ブラケットに。 カナダ:名古屋の時には法律家も入れて議論した。生態学的生物学的重要海域は科学的技術的。 ペルー: ロシア:カナダに賛同。 (意見多数。膠着状態) カナダ: パラグアイ: フランス: 議長: アルゼンチン: ギリシャ: 
para10 ・・・・ ロシア:ブラケットに。 カナダ:一部ブラケットに。追記。 ブラジル:ブラケットにしたら議論しないのでは? 議長:了解。
para11 (不明):SBSTTA追記。 スウェーデン: ペルー:fishery mgt. カナダ: コスタリカ:regional削除 ペルー:さらに団体の追加部分を全て削除。 コスタリカ:公海のことを考えると削除しないのが良い。 (不明):IWCなど。 ペルー:前後逆に。 南アフリカ:such as を変えて。 議長:including 完了。
para12 カナダ:伝統的知恵の前に追記。 ノルウェー:ピアレビュー。北東大西洋が大切。品質保証のため。 (不明):レビューについては昨日議論した。 ルーマニア:ピアレビューだらけ。Time is money. ブラジル:これまでに合意されているプロセスは? アルゼンチン:xx。 ブラジル:ICESはいらない。 フランス:ブラジルに賛同。 (不明):レビューばかりでは金の無駄。 カナダ:前後入れ替えなど。 アルゼンチン:追加分削除。 (不明):削除しない。 カナダ:追加と後半削除。 ノルウェー:OK。
para13 アルゼンチン:大幅削除。 ブラジル: ロシア:もう少し残す。 EU:明日の朝までに文書準備する。 ブラジル:他のCRPに。 南アフリカ: アルゼンチン:リソースについて整合を。
para14、para15とようやく最後のparaにきました。
para15はブラケットになりました。もう一枚はコメントを寄せることになりました。

[SBSTTA18] (6/25) NGO会合・侵略的外来種

2014-06-25 22:25:00 | 生物多様性
○NGO会合
 今日の参加者は15名と少なくなりました。まず昨日の共有がありました。
 合成生物学、IPBESに対する各国動向として、UK、ベルギー、アフリカ諸国、ブラジルの発言が取り上げられました。これに対してUKと話をしてNGOから提言を出した方が良いという意見がありました。
 海洋関連について、WWF海洋担当から生態学的生物学的重要海域が最もホットであり、多くの国が生態学的生物学的重要海域のワークショップおよび定義に好意的だったのに驚いたこと、アイスランド・ノルウェー・UK・ブラジルなどが科学的なピアレビューを求めたことがCOPでの議論を2年先延ばしにすることになりかねないため注目すべきであることが示されました。また、水中騒音については専門家ワークショップにおける水中騒音低減についての議論が反映されていないこと、海中ゴミについて進捗が感じられなかったことも示されました。
 気候変動については、WGRI5で資源動員に絡んでREDD+の自主的ガイドラインの作成について決議されたがセーフガードが十分でないため、その観点で議論する必要性が指摘されました。
 また、ブラウリオ事務局長との打ち合わせについては、2時間近くに渡って大変有意義な議論ができたとのことでした。主な話としては、複数領域のNGOの参画が重要であること、CBD文書の作成へのNGO参画について特に情報文書を多く出すと良いこと、市民セクターの提言に対する締約国の賛同を発言でなくサインで了承される可能性があること、などでした。

○本会議
 今日は議題5「侵略的外来種(Invasive alien species)」からスタートです。
 まずアフリカにおける侵略的外来種の問題についての映像を観ました。
 それによると、家畜がはびこっているサボテンを食べて棘で内臓に穴を開けて死んでしまうとか、畑に急激に外来種が侵入しひどい場合には収量が90%も低減してしまうとのことです。
 次にデニス・ランギ氏からアフリカにおける侵略的外来種と食料についての報告がありました。

アフリカの富である生物多様性は侵略的外来種に脅かされている。GDPの40%を占める農業において、畑での外来種が作物と競合するだけでなく、作物を殺すことすらある。食糧生産に直結するため、子どもの飢餓にも影響する。また、侵略的外来種により病気がもたらされ、水が奪われることで水不足の危機が加速する。これらの影響を受けた人が移住することによる争いも発生している。保護区への侵略的外来種の侵入により野生動物にも悪影響が及んでいる。侵略的外来種は農業や自然再生等から来ており、化学肥料・農薬使用の増加とも関係している。侵略的外来種を制御することの恩恵は大きい。
 次にピエロ・ジェノバーシ氏から侵略的外来種の侵入経路について説明されました。
侵略的外来種の移入経路については、研究から生物種類によって異なることが分かっている。例えば.欧州での海洋の侵略的外来種の分布をみると、地中海を東に行くほど少なくっており、西から侵入していることが分かる。外来種の移入対策については、「共通言語」すなわち移入経路に関する標準的な分類が必要である。この分類は2つのレベルから構成されており、国際/国/地域レベルでのテストを進めている。海洋生物についての標準分類の検証は、国際レベルを終え、国レベルに進んでいる。
 また、キューバで開催された愛知ターゲット9(移入種対策)の能力構築ワークショップについて、多くの専門家の参加と資金を提供した日本ファンドへの感謝が述べられました。

質疑応答:
Q(東チモール):侵略的外来種に対する気候変動の影響とその対策に向けた能力構築をどう考えればよいか?
A:重要なポイントだと考えている。能力構築について我々は協働しなければならない。
Qパキスタン:ネイティブ。
A:生物コントロールについては費用の問題がある。

 議題5.1. Management of risks associated with introduction of alien species introduced as pets, aquarium and terrarium species, and as live bait and live foodと議題5.2. Review of work on invasive alien species and considerations for future workについてまとめて提言がなされました。

フランス:この議題は長くCOP/SBSTTAで議論してきた。島嶼で生物多様性が減少する大きな要因は侵略的外来種である。この分野に関する日本ファンドの支援に感謝する。GBO4では愛知ターゲット9について進捗があったとされているが、グローバルな視点での侵略的外来種のデータベース化や我々が取るべき行動と侵略的外来種の規制について懸念がある。優先順位を決めて取り組むことが重要である。侵略的外来種の管理については、その悪影響を補償する取り組みを欧州で進めている。
パラオ:侵略的外来種は島嶼国では最優先の問題だ。通常、ペット等はリスクとしてあまりみなされていないが、島嶼では大きな問題である。効果的な管理に向けて国および島間での能力構築が必要であり、資金提供を期待する。
EU:侵略的外来種への対応には規制と国境を越えた協力が必要だ。そのため地球規模侵略的外来種情報システム(Global Invasive Alien Species Information System)を構築した。
ココス諸島:パラオを支持する。
スウェーデン:EUを支持する。EUでは侵略的外来種の規制を進めている。移入経路特定に関する定義はさらに検討が必要であり、また、どの移入経路が最も重要か精査すべきである。侵略的外来種に関する科学的知見は一部を除き十分ではないため、COP13に向けて整備すべきである。
メキシコ:侵略的外来種の公式リストを作成した。
フィンランド:侵略的外来種対策にはEUの規制が役に立つ。自主的ガイドラインの導入と移入経路の特定に関して若干修正したい。
南アフリカ:移入種対策について最善事例の共有と、そのための情報共有の仕組みの拡大が必要である。また、能力構築のための資金提供が重要である。さらには地域よりもさらに下レベルでの取り組みと、国を超えた協力体制が必要である。
タイ:自主的ガイドラインを受け入れるが、法制度、輸出入に関しても記載すべきだ。
日本:日本では2004年から侵略的外来種、1995年から植物移入を管理している。最善事例としては第5次国別報告書に記載した奄美諸島でのマングース駆除がある。対策の結果、マングース個体数の急激な減少が確認された。SPSの記述との重複を避けるべきである。移入種対策には民間の普及啓発が大切である。
マレーシア:侵略的外来種の輸入を禁止し、普及啓発と研究のプログラムを実施した。GIASP、GTIに参画し、費用便益分析などについて能力構築した。バラスト水の対応が将来課題である。
ノルウェー:自主的ガイドラインを歓迎するが、愛知ターゲット9達成には取り組みの加速が必要である。ガイドラインは政府を対象としているが、法制度についての支援も必要である。地域での侵略的外来種規制について検討しており、法律に関する記述を追加すべきと考えている。市民への侵略的外来種のリスクに関する普及啓発も重要である。
スイス:侵略的外来種は生物多様性の劣化だけでなく病気をもたらすことを自主的ガイドラインに追記すべきである。侵略的外来種管理は試行錯誤を繰り返しているので、最善事例だけでなく失敗事例も記載するのが重要である。GBO4で愛知ターゲット9の達成が十分でないと分かったので、レベルアップすべきである。ガイドラインは国だけでなく、ビジネス・市民も使うべきものである。
ベラルーシ:侵略的外来種について国際的な基準に基づいて活動している。侵略的外来種の補償についても考慮が必要である。
モルジブ:EUを支持する。自主的ガイドラインには法制度についても記載すべきだ。
アンティグアバーブーダー:カリブ海では水槽飼育のミノカサゴが逃げ出して漁業への影響が出ている。侵略的外来種の管理実行について支援をお願いしたい。
エジプト:正確なデータに基づいていない記載があり、削除すべきである。
エチオピア:スウェーデンの発展途上国での能力構築のための資金提供について支援する。
イタリア:EUの法制度は侵略的外来種規制と生物多様性への影響の削減に貢献する。愛知ターゲット10の植物保全にも効果的である。また、島嶼での取り組みに焦点を合わせることも重要である
ギリシャ:EUの法制度が有効と考える。侵略的外来種は島嶼のみならず全ての地域で潜在的なリスクとなりうる。気候変動が重要な要素だと考えている。
カナダ:移入経路についての法制度と自主的ガイドラインの整合が必要である。ペット業界に関しては市民への普及啓発が欠かせない。ペットに関する普及啓発資料を作って配布机に置いてある。生物種名の記載には学名を使うべきである。DNA分析についての能力構築についてカナダは支援できる。また、ILCsとの協働についても記載すべきである。
スーダン:自国内で侵略的外来種が確認されているが、国としての対策方針はまだ策定できていない。ナイル河などいくつかのキャンペーンを実施して成功した。多くのチャレンジをしているうちの一つが普及啓発であり、そのための資金提供に期待している。
カンボジア:国内での侵略的外来種対策について関係者の能力構築を進めている。ビジネス・市民などにも2020年に向けて行動を促す必要がある。
(不明):(記録できず)
チリ:植物保全のリスク管理については、まずリスクを分析することが大切である。愛知ターゲット9についてはセーフガードを設定すべきである。
UK:移入経路対策には優先順位を設定すべきであり、UKでは実施している。para17?は削除すべきである。
ネパール:ネパールでの侵略的外来種の対策には他国とのギャップがあるので対応が必要と考えている。
インドネシア:内水面での侵略的外来種対策が課題であり、専門家のガイダンスを提供いただいている。対策には国レベル・地域レベルでの取り組みが必要となるため、能力構築が必要である。
エクアドル:ガラパゴスでの侵略的外来種対策の加速が必要である。
プラジル:リスクアセスメントの結果は締約国間の情報共有の仕組みで共有されるべきである。また、どの種を優先すべきか、費用便益分析についても追記すべきである。
コロンビア:水産業に関する侵略的外来種のリスクがある。面積的に50%が影響を受けている。しっかりとした管理手法が国際・国レベルで必要であり、法規制を含む自主的ガイドラインが求められる。
ニュージーランド:ペットフードについても侵略的外来種の対策が必要である。
中国:侵略的外来種に関する能力構築を支援する準備がある。

[SBSTTA18] (6/24) サイドイベント・海洋と沿岸の生物多様性・合成生物学

2014-06-24 22:24:30 | 生物多様性
○サイドイベント
海洋酸性化のサイドイベントに参加しました。本会議が延期されたため20分遅れで始まりました。

海洋酸性化に関する論文は毎年増えている。海洋酸性化が進み、Ω<1.0になると殻の無い貝類は影響を受ける。海表面pH、抵抗値は1850年と比較して既に変化している。海水のpHは時間・日・月で変わる。水温等が変わるため。空間分布も変わる。
アメリカ沿岸のpHを6つの海岸で継続的に測定。そのパターンを沿岸で演繹。pH分布における風の影響を把握。GOA-ONの取り組み。海洋酸性化の影響、生物及び人間に対して。
ジェームス・ワット大のJ Murry Robertsさん。我々はリスクを理解しているのか?Impacts on Biodiversity & Ecosystem Function 4つ。300以上の論文。ストレス下で自己再生にかけるエネルギーが倍に増え、再生産等の割合が減る。
サンゴは骨格を作るのに炭酸カルシウムを作るが、pHにより影響を受ける。海洋生物の発生形態にも影響する。サンゴの骨格形成における海水抵抗値の影響をみると、酸性化で骨格形成が妨げられるのが分かる。また、牡蠣の幼生発生にも影響する。
魚類の行動にも影響。スズメダイの仲間が酸性化により棲み家から離れる傾向が確認された。また、いくつかの生物種で比較したところ、酸性化が進むにつれて悪影響が増えることが分かった。パプアニューギニアで海中にCO2をパブリングすると導入量が多く酸性化するとサンゴが育成しないことが判明。
気候変動が進んだ場合のCO2飽和深度。2099年に788ppmになったとすると、多くの海域で浅海まで飽和する。
深海性サンゴにも白化の影響が出ている。貝類への影響。寒い海では貝類は激減か?魚類の発生過程にも影響する。プランクトンに影響が出ることから、海洋生態系にも当然影響がでる。将来の期待として計測技術の発展がある。
まとめ(写真を参照)。 IPCC AR5の気候シナリオ。いかに緩和するか? モルジブのFaafu環礁Magood...島の子ども。海の生き物の絵゛棲み家を守って"。しかし、彼ら自身の島の未来(気候変動すると島が沈むこと)を理解しているのか?
パネルディスカッション。(そういえば参加者は45名ですね。) 酸性化の影響については、サンゴ礁と炭酸カルシウムの骨格を持つ生物について考えるのは自然なことだが、低水温海域の生物についても留意する必要がある。
パネル1:レポートの要約紹介。海洋酸性化は微細藻類にも影響する。パネル2:(記録できず)。パネル3:Invasive speciesなど。気候変動による影響ついては観測網の整備が必要。パネル4:ILCsへの影響。海洋生物への影響はそれに依存する地域社会にも直接影響する。EBSAsに関するワークショップをILCsと持ち、伝統的知恵の組み込みについて議論する。トレーニングの素材の提供が重要。もっとも重要なのはサンゴ礁に依存する子供たちやILCsへの影響。CO2削減を!パネル5:海洋酸性化による化学的変化ストレスが海洋生態系に与える影響について、さらなる研究と観測が必要である。
Q(IUCN):行動を促すためにレポートを他の団体とどのように共有するのか?
A:COP12の情報文書として登録する。

○本会議
午後の本会議では引き続き提言が続きました。
日本:水中騒音に関する提案を後程提出する。しかし、文書が出たのがつい最近なので、もう少し検討する時間が欲しい。海中ゴミについてはCOP12後の議論としたい。白化についてコメント(詳細記録できず)。議題4.5について中国が能力構築について触れたが、SOIを活用したい。
ウルグアイ:水中騒音とゴミについてコメント(詳細記録できず)。
キューバ:サンゴ白化については全ての気候変動影響を勘案するべきだし、そのために能力構築そして資金が必要である。
フィンランド:水中騒音についてIMO HQでワークショップを実施し、貿易船舶における海洋生物に対する水中騒音に関する文書を採択した。このガイドラインを活用できる。
イタリア:海洋ゴミについては専門家ワークショップの結果が十分に反映されていない。COP12以降でもいいので対応すべきである。また、Rio+20の決議文書の記述を参照すべきである。水中騒音についてフランスを支持する。海洋酸性化は微小藻類を含む全ての海洋生物に影響する。para2にプランクトンや冷水性サンゴなどへの影響を示す文章を追加すべきである。
ベルギー:海洋ゴミについて漁業者と協業して対応した。専門家ワークショップで検討されるべき内容と考える。4.5についてはビジネスが大きな影響を与える。
ギリシャ:能力構築については事例とともに紹介すべきである。EUが海洋空間計画について決定しているので参考にして欲しい。
オーストラリア:4.5:海洋空間計画について様々なツールを活用している。複数の主体(マルチセクター)による海洋空間計画の事例がある。小スケールでの事例もある。ワークショップで活用して欲しい。
マレーシア:漁業者が海洋酸性化の影響を避けらるようにすべきである。海洋空間計画の能力構築を歓迎する。
モルジブ:海水面上昇の影響を受けるので海上輸送に頼らざるを得ない。水中騒音の出ない新しい船舶技術を開発して欲しい。
UK:4.2水中騒音についてロンドンワークショップの結果を活用して欲しい。海洋空間計画についてはベルンでの専門家会合の結果を活用して欲しい。4.3海洋ゴミについてマイクロプラスティックの影響調査を進めている。4.4海洋酸性化、4.5についてはコメントを提出する。
スウェーデン:海洋酸性化の影響を最小化し、レジリエンスを増やすため、人間活動の影響を抑制する必要がある。冷水性サンゴも含めたサンゴについて保全すべきである。特に冷水性サンゴを考慮すべきである。水中騒音についてフィンランドを支持する。
インド:4.2は専門家会合の結果を反映すべきである。水中騒音を低減する技術との協業が必要である。サンゴ白化についてIPCCの報告を参照し、幅広い主体で検討するべきである。
ドイツ&EU:水中騒音については更なる検討および実効的なガイダンスとツールが必要である。海洋生物への影響抑制のために海洋保護区を設立することも効果的だろう。
EU:海洋はCO2吸収源だが海洋酸性化により生物に影響がでる。
ウルグアイ:(記録できず)
東チモール:コーラル・トライアングルが重要である。コスタリカを支持する。
南アフリカ:水中騒音・海洋ゴミについては海獣や漁業への影響がある。海洋酸性化・サンゴ白化も影響がある。海洋空間計画については能力構築がアフリカ諸国にとって重要である。
ペルー:ウルグアイ等を支持する。
ブラジル:コレクティブワークを強く主張したい。CMSとの協働により渡り鳥の保全について知識が拡大する。サンゴ白化のモニタリングに関してはリーフチェックの重要性を示したい。海洋空間計画についてコメント(詳細は記録できず)。
#ブラジルからリーフチェックについてコメントがでるとは思ってなかったのでびっくりしました。
カタール:オイルタンカーの通行による水中騒音がひどい。軍隊による石油設備攻撃による騒音や汚染が海獣・鳥類に影響している。協働により海洋環境と同時に地域社会を守るようにしたい。
コロンビア:沿岸での海洋ゴミによる影響が増えており、さらなる調査が必要である。また、さまざまな行動が取られているが、さらに能力構築や国際機関との協働が必要である。コロンビアでは非常に影響が大きい問題である。水中騒音については他の項目?との整合を取りながら対応できるかが課題である。ゴミ処理について資金が必要。サンゴ白化・海洋酸性化については愛知ターゲット10に向けて対応する必要がある。社会経済的な影響もあるので研究と行動が必要である。海洋空間計画については保護区に関する法的な対応も必要である。ロンドンでの技術ワークショップに招待いただいたことに感謝する。
コスタリカ:海洋空間計画などについて5つのコメント(詳細は記録できず)。
エジプト:工業・旅行業において発展途上国への貢献と技術移転が必要である。海洋ゴミは非常に問題になっており、UKと協業して対応を進めている。また、能力構築について新しい方法を進めている。紅海のサンゴ礁は未だに白化の影響を受けたことが無いので、気候変動適応の研究に値すると考えている。
セントルシア:サンゴ礁に対する影響、海洋ゴミも影響が大きい。沿岸域住民、特にILCsについて社会経済的な影響を考慮すべきである。
IIFB:水中騒音等については知識が少ない。伝統的知恵はある。いろいろ提案。
GA:水中騒音は海洋生物に影響を及ぼす。海洋ゴミの悪影響については産業界及び市民との協働が求められる。海洋酸性化について引き続き重要な課題として注目すべきである。
FAO:漁具について注目している。食糧安全の観点で海洋酸性化・サンゴ白化にも注目している。海洋空間計画については能力構築が重要である。
UNEP:サンゴ白化については気候変動影響への適応を考える必要がある。海洋空間計画についてワークショップ実施予定である。オンラインでの情報共有の仕組みを強化すべきである。
IUCN:海洋酸性化についての文書を提出した。カリブ海のサンゴは80%減少したが、旅行業等による影響がある。その対処のため、ドイツの「ブルーツーリズムイニシアティブ」を支持する。
ACABANS:水中騒音について海洋風力発電も含めて騒音を減少させる方法論について注目して欲しい。ACABANSのウェブにガイダンスを掲載している。また、指標についてもUNEP等と検討している。
IFAF:海獣への水中騒音の影響に対応が必要である。
WWF 水中騒音について騒音削減の技術検討が必要である。提言を情報文書として提出している。フランスの支援を得ている。海洋酸性化に関する提言についてはスウェーデンの支援を得ている。
議長から海洋関連についてコンタクトグループを開いて検討することが提案されました。

つづいて議題6「新規緊急課題:合成生物学 (New and emerging issues: synthetic biology)」です。
ブラジル:合成生物学は新規緊急課題の定義に合わない。
フランス:合成生物学は複合的な課題だ。ドラフトを支持する。リスク分析は資金的にも難しい状況にある。
コスタリカ:遺伝子組み換え生物(GMO)と同様に扱うべきと判断した。
メキシコ:近代のバイオ技術はカルタヘナ議定書の範疇と考える。リスクアセスメントは必要であり、その点はフランスを支持する。
イベリア:潜在的影響について懸念している。他の分野との重複を避けるために、明確な定義が必要である。

議長から提言の続きは明日に持ち越されることが宣言され、本会議が終了しました。

[SBSTTA18] (6/24) NGO会合・生態学的生物学的重要海域

2014-06-24 22:24:00 | 生物多様性
○NGO会合
 今朝も9時のNGO会合からスタートです。本日の参加者は33名(日本人2名)でした。

 まず昨日の情報共有をしました。
・GBO4
 生物多様性の損失についての傾向は変わっていない。
・IPBES(サイドイベント)
 やはりIPBESは先進国の研究者が資金を調達するための手段に思えた。
・合成生物学
 複数の締約国と意見交換をした。ポイントの一つ目は「新規緊急課題に該当するか」、二つ目は「カルタヘナ議定書の対象に当るか」、三つ目は「COP12で取り上げないという態度を取るか」。各国の姿勢を確認し、働きかける必要がある。ILCsが良い協働先になる。
・生態学的生物学的重要海域(サイドイベント)
 目新しい話は無かった。

 次に今日の主要議題について議論しました。
・海洋関連
 WWFは提言を3つ出しているが、他のNGOからの提言は無い。CBDアライアンスとしては、優先順位を付け、必要に応じて取り組むのが良い。順次議題が検討されるので、先の議題での締約国の発言を確認し、個別に働きかけに取り組む戦略が取れる。例えば、水中騒音はEUの支援が期待できる。
・侵略的外来種
 対象とする範囲がペット・アクアリウム等に狭まらないように注意が必要である。

 他に、17時からプラウリオ事務局長との対話を行うこととその準備をすること、NGOの提言を決議文案に採用してもらうために締約国の賛同を得るためにオブザーバーの後に締約国が発言できるよう議長に提案してもらう必要があること、などが話されました。

○本会議
 10時から本会議が始まりました。

最初に先日のマレーシア航空の事故に遭われ、この分野に多大な貢献をされたチャンドリック・シャルマ氏の追悼が行われました。

まず、議題4.4「海洋酸性化」についての解説から始まりました。内容の一部を紹介します。

・CBDテクニカルシリーズを2009年に発行し、2011年10月に専門家会合を開催した。2012年10月のCOP11で新しいレビューが要求され、今回のINF/6で報告した。主要メッセージは「CO2増加が海洋酸性化を引き起こしている」など5つ。海中CO2増加によりpHの低下が観測されている。
・過去2500万年の海表面のpHはこの100年で急激に酸性化している。それが貝類の発生過程に影響を及ぼし、他のストレス要因とも伴って海藻などに影響している。また、将来的にはサンゴや外骨格を持つ海洋生物などに影響を及ぼす懸念が高い。
・サンゴへの影響はサンゴ礁の劣化を招き、災害の危険を増加させる。CBDにできることとして、気候変動抑制への提言がある。そのためにも現状把握が必要で、GOA-ONという海洋酸性化測定ネットワークが形成されている。
・愛知ターゲット10、特にサンゴの白化について。CBD事務局のLeeさん発表。必要なのは行動。国際サンゴ礁イニシアティブ(International Coral Reef Initiative (ICRI))、UNEPなど他のサンゴ礁保全団体に支援を受けて文書を作成した。
・持続可能な開発のための生物多様性を考える上で、最高の生物多様性を持ち、8.5億人が依存するのがサンゴ礁生態系である。価値があり美しいが、非常にストレスを受けており、脆弱である。病気・赤土・沿岸開発・汚染・破壊的漁業・過剰漁業・気候変動・海洋酸性化・台風・海水面上昇などが要因である。
・Reef at Risk(2011)から2つ紹介する。1)社会経済的にサンゴ礁に依存している地域(図を引用)、2)生態学的生物学的重要海域に指定されたサンゴ礁(図を引用)。いずれも広い範囲に及ぶ。愛知ターゲット10の達成に向け、複数ストレスによるサンゴ白化への対応が必要である。
・SBSTTA/18/6のAnnex IIに行動計画がまとめられている。提言案の要点9つには何も新しい点は無い。しかし、その実施を加速する必要がある。時間が無い。提言案は地域の高いストレス要因を最小化し、レジリエンスを高めるのを目的としている。


 質疑応答:
Q(コスタリカ):海洋酸性化について新しい点は何か?
A:多くの論文があり、何が新しいかを一言で言い表せない。
Q(東チモール):気候変動が海洋生態系に与える影響を明確に説明してもらえて有難い。触れられていなかったが、海洋汚染についてはどう考えるのか?
A:酸性化も汚染。汚染も影響する。
Q(ILCs?):海洋酸性化の観測についてはどのようにするのか?
A:国際的なモニタリングについてはぜひ協働をお願いしたい。

議題4「海洋および沿岸の生物多様性(Marine and coastal biodiversity)」は、まず議題4.1「生態学的生物学的重要海域(Ecologically or biologically significant marine areas (EBSAs))」について、その後に議題4.2「水中騒音(Addressing impacts of underwater noise on marine and coastal biodiversity)」、議題4.3「海中ゴミ(Addressing impacts of marine debris on marine and coastal biodiversity)」、議題4.4「海洋酸性化とサンゴの白化への対応 (Systematic review on the impacts of ocean acidification and proposal to update the specific work plan on coral bleaching)」、議題4.5「海洋空間計画 (Tools and capacity development, including marine spatial planning and training initiatives)」についてまとめて提言を受けることになりました。関連文書はSBSTTA/18/4&4/Add.1および各海域ワークショップの結果報告の情報文書がでています。
「生態学的生物学的重要海域」についてCBD事務局Leeさんから説明がありました。その後、議長からCOP11で多くの部分を合意したので、科学的・技術的な部分に絞りたいというコメントがありました。
ペルー:COP10で科学的クライテリアに基づいて生態学的生物学的重要海域の定義を作り、5つの指標を受け入れた。科学的・技術的な観点でこの定義に基づいた情報が不足している地域がいくつかあるため、整合を取って欲しい。
カタール:アラビア半島周辺は石油産出および石油タンカーの影響の観点で生態学的生物学的かつ経済的に重要な地域でありリスクがある。生態学的生物学的重要海域にするべきではないか?
議長:新しい海域ワークショップで議論を進めてください。
南アフリカ:海洋保全のため、そして社会経済的・食料安全・SDGsの観点においても、海域ワークショップによる能力構築が必要である。
メキシコ:生態学的生物学的重要海域の拡大を歓迎する。情報共有の仕組みによる情報共有、伝統的知恵の共有をお願いしたい。
ギリシャ:地中海での海域ワークショップでは法的側面についても議論した。科学的・技術的な生態学的生物学的重要海域を確定させるためにも、国や地域を越えた協業、そして公海法への反映などの拡大した議論が必要なのではないか?
日本:生態学的生物学的重要海域の定義の明確化が必要である。para8を変更したい。伝統的知恵についての記述は以前と整合させて欲しい。
コスタリカ:生態学的生物学的重要海域の定義を支持する。コスタリカ近海の記述に不整合があり、海域名称に混乱が見られる。修正したい。
ドイツ:生態学的生物学的重要海域ワークショップについて、未実施海域とサブ海域でのワークショップを推奨するparaを追加したい。
ベルギー:生態学的生物学的重要海域の一連の活動は海洋保全・海洋保護地域の設定に関してとても有効である。
オランダ:生態学的生物学的重要海域の設定を全海域で完遂する旨を決議文案に記載することを強く支持する。
ノルウェー:北東大西洋での生態学的生物学的重要海域の記述内容を追加する必要がある。海洋管理の議論をする際には、生態学的生物学的重要海域の科学・技術情報だけでなく、他の情報も含めて考えるべきである。para8の記述を変更したい。
インド:生態学的生物学的重要海域ワークショップは能力構築に有効である。トレーニングツールも提供されている。この記述が少ない。
クック諸島:地域コミュニティによる沿岸海洋管理を踏まえ、生態学的生物学的重要海域の定義において伝統的知恵を考慮する旨を組み込んで欲しい。
ブラジル:生態学的生物学的重要海域についてセミナーを実施した。14/add1.のpara6の情報共有の仕組みに関する記述を変更したい。
カナダ:ワークショップ未実施海域での実施を支援する。生態学的生物学的重要海域の記述についてコメントする。進捗報告:海域ワークショップの記述の混乱を回避すべきである。papa10:アイデアが多くて長いため、分けて記述すべきである。para32(b):生態学的生物学的重要海域プロセスとのリンクを明確に記述すべきである。(d)伝統的知恵を組み込むため決議文案に文化的社会的重要性を記述すべきである。
スウェーデン:北東大西洋での生態学的生物学的重要海域の記述追加についてドイツ・ノルウェーを支持する。
ケニア:発展途上国の海洋保全に関する能力構築を支持する、という文面を入れて欲しい。
アルゼンチン:公海の生態学的生物学的重要海域については純粋に科学的な観点であり、法的裏付けは無い。海洋資源の持続的な利用のため、国連海洋法の議論の遡上にのせるべきである。
アイスランド:全海域で生態学的生物学的重要海域の選定を完了させることが重要である。持続可能な海洋生物の利用等について国連総会での議題にするべきである。北東大西洋の生態学的生物学的重要海域についての記述が不十分である。
モザンビーク:ケニアを支持する。深海に関する能力構築に向けた資金提供を期待する。
マレーシア:残る海域での生態学的生物学的重要海域ワークショップ実施を支持する。
オーストラリア:オーストラリアには海洋保護区等に関する良いシステムがある。生態学的生物学的重要海域の定義は公海・深海だけでなく沿岸にも有効なのか?para4に沿岸・浅海域での定義を入れるべきである。
モルジブ:南インド洋での結果をみると、モルジブには世界に誇るサンゴ礁があるのに生態学的生物学的重要海域になっていない。この海域でのワークショップ実施が必要である。ケニアを支持する。
フランス:生態学的生物学的重要海域の記述内容は、既に試行段階を超えていると考えている。欧州専門家会合での議論結果を決議文案に盛り込んで欲しい。
イタリア:さらなる海域ワークショップが必要であり、特に地中海において実施を求める。情報共有の仕組みは改善すべきである。
(不明):南アフリカを支持する。多くの海洋保護区を特に沿岸・浅海域で設定した。公海での海洋保護区設定を進めるべきである。
中国:海域ワークショップの結果は最新の科学的知見に基づいて判断されるべきである。また、発展途上国にはそれを実施可能にするための能力構築を提供すべきである。
オマーン:鳥類・海獣・サンゴについて重要な地域が自国周辺にある。
スーダン:南アフリカを支持する。
スリランカ:海域ワークショップの実施について日本ファンドに感謝する。スリランカでの取り組みに専門家の参加をお願いしたい。
チュニジア:生態学的生物学的重要海域は決めたが、どのように保護するのか?資金的な支援が必要である。
エクアドル:ガラパゴス周辺でのワークショップ実施について日本ファンドに感謝する。渡り鳥についての考慮を記述すべきである。
マダガスカル:沿岸管理の記述を修正したい。
UK:より多くの地域で生態学的生物学的重要海域を設定するため、さらなる海域ワークショップを開催する必要がある。ブラジル・ノルウェーを支持する。
コモロ:南アフリカなどのアフリカグループを支持する。南インド洋での海域ワークショップ実施について支援をお願いする。
キューバ:発展途上国への能力構築をお願いする。
フィンランド:ノルウェー・UKを支持する。
韓国:海域ワークショップ実施と多国間連携の重要性を理解している。しかし、生態学的生物学的重要海域はどのように保全に貢献するのか?
トーゴ:海域ワークショップの実施と知識共有のために発展途上国への支援をお願いする。
セネガル:南アフリカを支持する。西アフリカ沿岸での海域ワークショップ実施に際してのCBD事務局の支援に感謝する。愛知ターゲット11の達成には支援が必要である。
エジプト:南アフリカを支援する。また、スーダンの紅海での海域ワークショップ実施に関する提案を支持する。国連総会で生態学的生物学的重要海域について議論して欲しい。
ポルトガル:北東大西洋で生態学的生物学的重要海域ワークショップを実施する必要がある。
トルメニキスタン:カスピ海の保全についてCOP11の際に発言した。現在は保護区でないので、保護区にするために支援して欲しい。
ペルー(2回目):最終レポートへのコメントを提出する。
ギニア:南アフリカを支持する。アフリカにも沿岸域が多くある。海域ワークショップの実施に支援をお願いしたい。
IUCN:(記録できず)
FAO:伝統的知恵、地域コミュニティとの連携について記述して欲しい。深海プロジェクトを実施し、海洋資源の持続的利用について検討を進めている。
UNEP:(記録できず)
IIFB:ILCsの能力構築のためにマニュアルの整備やワークショップ実施をお願いしたい。COP11の決議文についての記述追加が必要である。
IUCN:3つほどの文章追加を提案する。生態学的生物学的重要海域ワークショップのピアレビューをどのように考えているか?
(不明):先住民族・その文化に基づく伝統的知恵についての能力構築への支援をお願いしたい。
ACABANS:まだデータが無い黒海・紅海などの海域での協働を進めるべきである。

議題4.2~4.5に進みました。最初にCBD事務局のLeeさんから説明がありました。
カナダ:議題4.2について海獣への海中騒音の影響の研究結果、ギャップ把握と実践方法についての記述を追加したい。議論4.4のpara6については海洋酸性化に伴う複合ストレスについて把握すべきであり、冷水域の生物(サンゴだけではない)への配慮も記述すべきである。議論4.5は記述を追加する。
韓国:アジア・太平洋は多くの沿岸域を持ち、ゆえに発展途上国への資金提供が優先的に必要である。
クック諸島:議題4.2について、太平洋島嶼国連合では海中騒音と深海掘削の影響を受ける懸念があるため、島嶼生態系についての記述を歓迎する。議題4.3についてはプラスチックごみの影響を受けている。議論4.4の緩和対策が難しい。サンゴ礁の回復に向けて広い海洋保護区が必要である。議題4.5の海洋空間計画の考え方は有益なので、その実践に向けた資金提供をお願いしたい。
フランス:海中騒音については海獣だけでなく他の海洋生物への影響も考慮する必要がある。海洋保護区の設置が重要である。また、海中騒音を削減する技術開発を進める。特に特定海域の深海における海洋ごみ、海洋汚染の影響に懸念している。サンゴ白化についても対応している。

サイドイベントの時刻を過ぎたため、以降の提言は午後の本会議に持ち越されることになりました。

[SBSTTA18] (6/23) サイドイベント・IPBES・奨励措置

2014-06-23 22:23:30 | 生物多様性
○サイドイベント
 昼のサイドイベントは「世界分類学イニシアチブ(THE GLOBAL TAXONOMY INITIATIVE)」に参加しました。参加者は35名でした(が、会場が広いために随分少なく感じました)。

登壇者は7名で、弾丸のように発表が続きました。

1)北極海の生物多様性(マーク・グラハムさん、カナダ自然博物館)
 北極海の持続可能な利用

1)北極海の生物多様性(マーク・グラハムさん、カナダ自然博物館)
北極海の持続可能な利用に向けて3ヶ国が協働してArctic Natural Histry Museum Alliance(ANHMA)を設立した。博物館での普及啓発活動や恒久的観測を実施している。この4月には第2回北極海観測サミット(Arctic Observing Summit 2014)をフィンランドで開催した。

2)データ共有(ティム・ヒルシュさん、地球規模生物多様性情報機構 (Global Biodiversity Information Facility (GBIF))

2001年に設立されたGBIFは登録された標本・観察データを無料で閲覧できるシステムである。先進国が中心的に参画し、その結果データも先進国に偏在している。データは年々線形増加しており、先進国のみならず、発展途上国でもデータの分析・活用事例がでてきている。

3)GIASIパートナーシップ(ピエロ・ジェノバシさん、環境保全研究大学)
愛知ターゲット9(外来種)に対応するための国際的枠組みGlobal Invasive Alien Species Initiative (GIASI)について紹介された。

4)アフリカの侵略的外来種(デニス・ランギさん、国際農業局)

(記録できず)

5)iBoLおよび侵略的外来種の同定(アレックス・ボリセンコ、オンタリオ生物多様性大学)
DNA同定に関する論文は2009年から急激に増加し、2013年では613件となった。International BARCODE of Life (iBOL) Projectでは研究だけでなく能力構築・政策提言も行っている。各国での戦略計画の策定に貢献できると考えている。

6)ペルーでの国際遺伝子解析プログラム(ベリー・ミリアン、サン・マルコ国立大学)
iBOLの協力を得てオンライン学習とカナダDNA Barcoding Centerで実習し能力構築をした。ペルーでのワシントン条約違反の監視、戦略計画の策定に有益と考える。

7)アジアでの能力構築(クラリッサ・アリダ、東南アジア諸国連合生物多様性センター)
日本ファンド等の支援を受けてインドネシア・タイ・フィリピンのメンバーが2008-2014年にかけて分類学の能力構築を行ってきた。その結果として、アジアにおける侵略的外来種のデータの蓄積が進んだ。

8)ベルギー/EUによる能力構築(マリー-ルース・スジニ、王立ベルギー自然科学大学)

ベルギーの外来種について要注意種も含むデータベースを構築し、普及啓発による民間の能力構築を進めている。

Q:種の同定に関しては多くのイニシアティブがある。それぞれはつながっているのか?
A:GTIは科学者のボランティアベースから始まった。拡大するに従い国の能力構築の要求がでてきた。科学的背景は持つがボランティアベースの活動である。締約国から要求があれば各国内での支援を行える可能性がある。

○本会議
午後の本会議は議題3.2 「2011-2020年の植物保全国際戦略の実行レビュー(Review of the implementation of the Global Strategy for Plant Conservation 2011-2020)」についての提言から始まりました。メキシコ、フランス、マレーシア、南アフリカ、セネガル、日本、オーストラリア、等から提言がありました。日本には植物保全に関する戦略行動計画が無いそうです。
次は議題8. 「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学 政策プラットフォーム(Intergovernmental Science-Policy Platform for Biodiversity and Ecosystem Services (IPBES))」です。
まずIPBESの進捗報告があり、続いて提言に移りました。
タイ: (記録できず)
メキシコ: (記録できず)
アルゼンチン:メキシコを支持する。participation & coordinationのparaを入れ、重複を避けるべきである。
日本:IPBESとCBDの協働は愛知目標19(生物多様性に関連する知識向上)に貢献する。重複を避けるためpara1, 1(c)、para28の修正を要求する。
フランス:para1(c)の後に(d)を入れたい。para7を修正したい。
ブラジル:ブラジルはIPBESを支援している。この9月にサンパウロでWSを開催する。
ドイツ:IPBESのCBDへの貢献を明確にするべきである。また、ILCs等にも開かれたIPBESであるべきである。SBSTTAからのIPBESへの要求方法を明確にすべきである。
UK:IPBESに関する能力構築を進めるべきである。
韓国:IPBESとCBDの協働を支援する。IPBESに技術的支援を行う。
中国: SBSTTAは決定機関ではない。para1(c) の記述を修正したい。CBDからIPBESへの要求は全ての締約国の合意であるべきである。
エチオピア: (記録できず)
コロンビア:クラリファイを明確にすべきである。para2(c) のSBSTTAのフォーカルポイントの記述を改訂したい。
カメルーン:エチオピアを支持する。CBD事務局長とIPBES事務局長は密にコミュニケーションし、それぞれの貢献が重複しないようにすべきである。また資金調達が重要である。
カナダ:メキシコ・日本を支持する。
フィンランド:フランス・メキシコ・UKを支持する。IPBESと多様な主体とのエンゲージメントの手法を早急に決めるべきである。
オーストラリア:費用対効果が高いIPBES/SBSTTA/CBDの協働を支援する。SBSTTAの要求をIPBESにインプットする方法を明確にすべきである。
オーストリア:カメルーン・フランスを支持する。
ベルギー:CBD事務局を通じなくてもIPBESに緊急な要求ができるよう記載すべきである。
トーゴ:フランス等を支持する。
ベラルーシ:IPBESとSBSTTAの関係を明確にすべきである。
エジプト:GBO4、生態学的生物学的重要海域とIPBESの関係を明確にすべきである。
インド: (記録できず)
南アフリカ:ブラジル・アフリカ諸国を支持する。IPBESへの貢献には能力構築が重要であり、国内の専門家の特定が必要である。
オマーン:IPBESとSBSTTAの協働関係を明確にすべきである。
ウルグアイ:国レベルでのIPBES/SBSTTAフォーカルポイント同士の協働が必要である。
IUCN:多様な主体のエンゲージメントに懸念がある。
UNPFI:IPBESに伝統的知恵の活用を盛り込むべきである。
ILCs: IPBESに伝統的知恵による評価を盛り込むべきである。

続いて議題7「奨励措置 (Incentive measures: obstacles encountered in implementing options identified for eliminating, phasing out or reforming incentives that are harmful for biodiversity」」に移りました。
事務局および議長からWGRI5で議論されたので、同じ議論を繰り返さないようにという注意がありました。
アルゼンチン:なぜこの議論が入っているのか?議論しなくていいのではないか?
議長:SBSTTAの役割としての議論が必要である。
ブルンジ:ポジティブメジャーについてはインセンティブの透明性確保が重要である。
タイ:経済的理由で愛知ターゲット3(奨励措置)の達成は困難である。COP12のハイレベルセグメントの対話の中で議論してほしい。
インド:自国は貧困層が多い。愛知ターゲット3(奨励措置)は国レベルの社会経済状況に合わせて考えるべきである。
ノルウェー: 愛知ターゲット3(奨励措置)の指標を改善する必要がある。
コロンビア:経済的インパクトを考慮すべきである。目標達成のための能力が十分でない。
スイス:ノルウェーを支持する。
ニュージーランド:ポジティブメジャーが重要である。
南アフリカ:para10/11は挑戦的だ。その実行性を高めるために資金が必要である。南アフリカはこの分野で貢献できる。
アルゼンチン:達成には漁業・農業の分野における協働が重要である。
カタール:食料安全を考慮すべきであり、インドを支援する。目標達成を阻害する要因を明確にすべきである。
モルジブ:Public sectorの需要を考慮すべきである。
ブラジル:アルゼンチンを支持する。

○レセプション
 18時過ぎからは本会議場の外でレセプションが催されました。つい日本人で固まってしまいますね。


○サイドイベント
 19時からは"How Clearing-house mechanism effective."というサイドイベントに参加しました。参加者は10名でした。

生物種、特に侵略的外来種の分類に関する締約国のニーズを把握したいとのことでした。まずWGRI5で確認されたニーズとして、1)分類の地域、2)専門家の派遣、3)資金提供が紹介されました。
Q:どのようにニーズを特定するか?分類の知識が乏しすぎると「分かっている」と思い込んでニーズが出てこない。
A:その国の専門家に特定してもらう必要がある。CBDのNational Focal Pointを通じた専門家との協働が必要と考える。そのためには、この分野について学術的でなくCBDを支援するための資金提供の可能性を模索する必要がある。これまでに日本(能力構築)・インド・ドイツ(保護地域)などが資金提供している。韓国は科学的分野について資金提供するのではないか?
コメント(タイ):我々はまだ資金を得られていない。
Q:誰が資金提供先を決めるのか?
A:資金提供者が決める。
Q:タイ:(記録できず)
A:GEF6 プログラム領域が決まり、Global Taxonomyは入っていない。が、7月に申請してみてはどうか?
コメント:地域で「科学者に(その種の重要性を)説明してほしい」と言われる。
コメント:GTIとフォーカルポイントでチームを作って対応している。