日々是サンゴ礁

普段の生活の中でサンゴ礁保全ができるような話題を綴ってみたいと思います

「湿地保全と私たちの社会」@沖縄(6/26)

2011-06-25 15:24:15 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
生物多様性条約市民ネットワークMLから転載します。開催間際のご案内ですが、どうぞご参加ください。

しばらく前に泡瀬干潟を訪れたことがあります。泡瀬干潟を守る連絡会の方に案内していただき、干潟を歩いただけでなく、シュノーケリングで水中のサンゴを見せていただきました。今や、その地も埋め立てられようとしています。日本にはずっと昔に立てられた計画が、時代に即した十分な見直しがなされないままに進められようとすることが多くあります。作るより、作らない方が価値があるということを目に見えるようにして、長い視点での地域作りを志向することが必要だと思います。

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ラムネットJシンポジウム in 沖縄「湿地保全と私たちの社会」
無駄な公共事業と環境アセスメント─泡瀬から変えよう!─

 「ムダで有害な公共事業」、「走り出したら止まらない公共事業」と言われた大規模開発型公共事業は、日本の湿地を次々に破壊してきました。泡瀬干潟埋め立て事業は、その典型です。裁判所から公金支出差し止め判決が出たにもかかわらず、いままた、新たな装いで埋め立てを強行しようとしています。このシンポジウムの第1部では、泡瀬干潟埋め立て事業の問題点をさぐり、諫早湾干拓事業や博多湾人工島埋め立て事業の問題にも触れながら、湿地保全と社会制度の問題、特に環境アセスメントの視点から、今後を展望します。
 続いて第2部では若者の社会と環境活動について取り上げます。全国各地に環境活動を行うNGO・NPOは数多くありますが、そのほとんどに共通する問題点があります。それは「若者の参加が少ない」ということ。一方で、反原発・反基地問題などを通じて、いわゆる環境系・自然保護系ではない若者が参加することで、活動が広がり始めている例もあります。泡瀬でも干潟保全の活動を担う若者が市議会議員に立候補して当選するなど、新しい動きが見られます。沖縄での事例を中心に、ユースの力で変革する環境活動の未来についてともに考えてみましょう。

日 時:6月26日(日)13:00~18:00
場 所:沖縄市農民研修センター 大研修室
     沖縄市字登川2380 TEL 098-938-9121
参加費:無料
主 催:ラムサール・ネットワーク日本(ラムネットJ)
    泡瀬干潟を守る連絡会
お問い合わせ:
    ラムネットJ事務局 TEL/FAX 03-3834-6566
    Eメール info☆ramnet-j.org(←☆印は@に置き換えてください)

■プログラム

【第1部 13:00~16:15】
無駄な公共事業と環境アセスメント─泡瀬から変えよう!─
●泡瀬干潟埋め立て事業の問題
 1)現場からの報告:工事着工により泡瀬干潟がどう変化したか(アセスの不備を指摘する)
   小橋川共男(泡瀬干潟を守る連絡会共同代表)
 2)合理性のない土地利用計画
   前川盛治(泡瀬干潟を守る連絡会事務局長)
●諫早湾干拓事業と博多湾人工島埋め立て事業の経験から
   堀 良一(ラムネットJ共同代表)
●日本の環境アセスメント制度の現状と課題
   大久保規子(大阪大学大学院法学研究科教授)

【第2部 16:30~18:00】
ユースの力で変えよう!環境活動─Good Practice from OKINAWA─
●ユースからの事例紹介
   桑江直哉(沖縄市議会議員、泡瀬干潟を守る連絡会)
   KEN子(ミュージシャン、全国で沖縄を語るエコ番長)
   岡田和樹(ハチの干潟調査隊上関原発を考える広島20代の会)ほか
●討議 ─ユースから見た環境活動の問題点と可能性─
  コーディネーター
   原野スキマサ(バイオダイバーシティ・インフォメーション・ボックス)
   宇田川飛鳥(慶應義塾大学社会学研究科博士課程)

湿地のグリーンウェイブ・イベントです。
※このシンポジウムのチラシのPDFファイルはこちらにあります。