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日々是サンゴ礁

普段の生活の中でサンゴ礁保全ができるような話題を綴ってみたいと思います

捕らえられた魚が「救助要請」、別の捕食動物呼ぶ 豪研究

2015-11-01 09:45:16 | サンゴ礁の魚たち
AFP BB Newsに「捕らえられた魚が「救助要請」、別の捕食動物呼ぶ 豪研究」と題したニュースが掲載されました。

それによると、スズメダイの仲間が捕食者に捕えられて傷ついた時に発する化学物質により、他の小型肉食魚が寄ってきて餌(捕えられているスズメダイ)を奪おうとする争いが生じ、その混乱により約40%が捕食者から逃れていたとのことです。

傷ついた魚がいることを嗅ぎ付けて寄ってくるのは小型肉食魚であり、捕まっているスズメダイの仲間からすれば自分を食べようとする生き物です。結果として逃れているとしても、これを「救助信号」というのは人間の主観が入りすぎだと思うのですが、いかがでしょうか?もちろん原論文ではもっと科学的に書いてあるのだとは思いますが・・・。

OWS 第63回海のトークセッション「魚の心理学 若狭湾潜水日記」@渋谷(1/24)

2012-01-02 21:19:34 | サンゴ礁の魚たち
NPO法人OWSのメルマガから転載します。

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第63回海のトークセッション
「魚の心理学 若狭湾潜水日記」
ゲストスピーカー:益田玲爾先生(京都大学フィールド科学教育研究センター准教授)

 自称「魚類心理学者」が日本海の若狭湾で10年にわたり潜って撮りためた お宝映像を一挙公開。
 「魚はどんだけ賢い?」「魚は夜は何しているの?」「エチゼンクラゲに敵はいる?」といった潜水中の思いつきから、実験的な研究に至るお話を、水中写真と料理写真を中心にご紹介します。
 また、震災以降継続して潜水している気仙沼の海の様子についてもご報告し、魚たちの増え方から読み取れる海の回復の息吹をお伝えしたいです。
(益田玲爾)

●開催日  2012年1月24日(火) 19:00~20:30 (18:30受付開始)
●会場   モンベル渋谷店 5Fサロン
      渋谷区宇田川町11-5 モンベル渋谷ビル
●参加費  非会員   :800円
      OWSメンバー:500円(前日までに申込の方に限ります)
●申込み  OWS事務局までお申込みください

新称:イトヒキコハクハナダイ

2010-09-20 22:02:42 | サンゴ礁の魚たち


ハナダイ好きのダイバーの間で知られていた上の写真の魚に、「イトヒキコハクハナダイ」という標準和名が付きました。学名も「Pseudanthias rubrolineatus (Fourmanoir & Rivaton, 1979)」と正式に同定されました。

きれいなハナダイですが、なかなか浅い場所にいませんので、自分の目で見るのは難しいかも知れません。

写真展「海で逢いたい」@大崎(8/6-11)

2010-08-07 21:39:09 | サンゴ礁の魚たち
今日は大崎のO美術館で開催されている写真展「海で逢いたい」に行ってきました。水中写真を中心としたプロ/アマ混合の写真展も、今年で14回目を数えます。

ワイド、マクロ、さまざまな写真の中で、私が一番気になったのはインドネシアで撮影されたイトヒキベラの仲間でした。単にイトヒキベラの仲間が好きだということもあるのですが、「図鑑に載ってなかった」と書いてあったので、調べてみようかと。他には魚魚目レンズ?という特殊なレンズで撮影された写真が面白かったです。

暑い日々の中、水中の涼しげな風景は癒されますよ。ぜひご覧になってください。

おさかなガイドブック 新聞で紹介されました

2010-07-21 00:59:13 | サンゴ礁の魚たち
おさかなガイドブックが新聞で紹介されました。

「シーフードの実態知って 市民団体がガイドブック」という題で、共同通信から配信された記事が、各地の地方新聞に掲載されています。

ネットでは出てきませんが、日本経済新聞にも「水産物考えるガイドブック 市民団体など作成」という題で記事が掲載されています。

多くの方に知っていただき、そして読んでいただけると嬉しいです。

おさかなガイドブック:フィッシュバーガー

2010-07-20 00:07:20 | サンゴ礁の魚たち
引き続き、7/17にリリースされた「おさかなガイドブック」の内容について、少しずつご紹介していきたいと思います。

今日の話題は「フィッシュバーガー」です。P5-6に「フィッシュバーガーの白身魚ってどれ?」と題した記事がでています。

ファーストフードで馴染みが深いフィッシュバーガーですが、使われている白身魚が何の魚なのかを気にして食べることはあまり無いと思います。おさかなガイドブックでは海水魚、淡水魚合わせて6種類を紹介しています。


実際にどこのフィッシュバーガーに何が使われているか、現時点での情報をしらぺてみました。

マクドナルド(日本) スケソウダラ
マクドナルド(米国) Pollock(タラ科Pollachius属の魚)、Hoki
モスバーガー(日本) ホキ

原材料が掲載されていないハンバーガーチェーンもあります。皆さんもぜひ調べてみてください。

おさかなガイドブック:エビ

2010-07-19 13:11:46 | サンゴ礁の魚たち
7/17にリリースされた「おさかなガイドブック」の内容について、少しずつご紹介していきたいと思います。

今日の話題は「エビ」です。P7に「エビ好き名古屋人は伊勢湾が育てた」と題してエビの話題がでています。

伊勢湾には広大な干潟があり、そこに棲むエビを使って「えびせんべい」が作られてきました。わたしはすりつぶして丸く焼いたもの(例えば有名な坂角総本舖の「ゆかり」)しか知りませんでしたが、車えびや甘エビがそのままの形で使ってあるものもあるとのことです。

材料となるエビは、今でも一部は三河湾で獲れるのですが、干潟漁場の4割が埋め立てで失われたため、養殖や輸入にも頼っているとのことです。


独立行政法人水産総合研究センター中央水産研究所にえびせんべいについての記事がありました。作り方が出ているのですが、自分で作ってみるのも面白そうですね。

そのマグロは天然ですか?

2010-06-04 23:06:58 | サンゴ礁の魚たち
マグロの切り身を買う時に、ラベルに「蓄養」と書かれているのを見たことはありませんか?

これはいわゆる「養殖」のことです。小さなマグロを獲ってきて、いけすで大きく育ててから出荷するのです。そうすると、油が多くなってトロの部分が増えるんだとか。

しかし、昨日も書きましたが、「子供を沢山獲るのは良くない」のです。

近年になって、クロマグロは卵からの完全養殖がようやく研究レベルで実現しました。しかしながら、ビジネスになるのはまだまだ先のようです。

いずれにしても、養殖は人間が食べられる魚を餌として大量に消費するため、効率が悪いです。食べ残しなどで海も汚れます。

蓄養ではなく、天然物を選びましょう。

メジマグロって何マグロ?

2010-06-03 22:55:58 | サンゴ礁の魚たち
関東のスーパーで「メジマグロ」という表記で売られている魚を見たことはありますか?「メジ」というのはクロマグロの子供に対する中部、関東での呼び方だそうです。

これはクロマグロに限りませんが、子供を沢山獲るとどうなるでしょうか?

そうです、大人が少なくなるのです。

漁業では、効率を考えれば、当然高く売れる大きな個体から獲っていきます。しかしながら、大きな個体がいなくなると、育つ前の小さめの個体を獲るようになってきます。獲れる個体の大きさがだんだんと小さくなってきたら、それは獲りすぎ、ということなのです。

それに加えて子供を獲れば、数は沢山獲れるかも知れませんが、卵を産んでくれる大人が減り、さらにその種の個体数が減ることになります。

メジマグロは、本来はもっと大きくなってから獲った方がいいのです。

食べるなら、大人のクロマグロを食べましょう。

マグロの名前はどうなるの?

2010-06-02 22:53:10 | サンゴ礁の魚たち
マグロ8種類の中に、良く似た名前があります。

タイセイヨウクロマグロ T. thynnus
タイセイヨウマグロ T. atlanticus

分かりにくいですよね。おまけに、2007.11.26には次のような論文が出ています。
クロマグロの学名変更とマグロ属2種の標準和名
Thunnus orientalis (Temminck and Schlegel, 1844) クロマグロ
北川・加藤・木村(2007)魚類学雑誌, 54(2): 246-247.
*T. thynnus (Linnaeus, 1758)をタイセイヨウマグロ,T. atlanticus Lesson, 1831をクロヒレマグロとする

これに対して、遠洋水産研究所の武藤、山田は上記の「T. atlanticusをクロヒレマグロとする」案は定着しておらず、T. thynnusに対して「タイセイヨウマグロは適切な名前では無い」、としています。そして、新たにニシクロマグロ、という名前を提唱しています。また、タイセイヨウクロマグロは長すぎる、としています。

生物学の世界では、正式な名前はラテン語で記述する学名のみです。標準和名にも、提唱のルールはあっても、固定的なものではありません。

上記の件については、安定するにはまだ時間がかかるのかも知れません。