日々是サンゴ礁

普段の生活の中でサンゴ礁保全ができるような話題を綴ってみたいと思います

統合的な野生動物管理システムの構築プロジェクト@府中(6/30)

2011-06-16 21:05:02 | 生物多様性
野生生物保護MLから転載します。このフォーラムのテーマである「野生動物管理」は、サンゴ礁の海においても海の恵みを持続的に利用するために重要です。現在、世界で最も食べられている野生動物は魚介類であり、その管理のためには漁業について考えることが欠かせません。資源保護という視点で語られることが多い漁業管理を、野生動物管理という視点で捉えなおしてみませんか?

***************************************************************
東京農工大学第14回 公開フォーラム「統合的な野生動物管理システムの構築プロジェクト」

<対論シリーズ第二弾!>
 既存の枠組を超えた議論とそこから生まれる「何か」を求めて専門分野の異なる研究者による対論形式のフォーラムを開催します。
 今年度の月例フォーラムは、共通した研究領域に対して、異なったアプローチをとられているお二人の研究者に話題提供していただき、それらをもとに討論を行う「対論」を企画しました。演者の湯本貴和さん、高橋美貴さんはそれぞれ理系、文系という領域に身をおかれながら、環境史の領域のお仕事をされておられます。
 湯本さんの最近の大きなお仕事は、「日本列島における人間ー自然相互関係の歴史的・文化的検討」であり、「動物と植物の相互作用の概念的検討をベースにして、人間活動影響下の日本列島の植生変遷から人間と自然との関係をとらえ直す」であります。一方、高橋さんは、生業・産業の歴史的研究や資源問題の歴史的研究、特に日本の近世・近代における漁業資源管理の歴史的研究を勢力的に進められておられます。最近では三陸水産資源盛衰史を上梓されています。お二人の講演と「対論」をお楽しみください。

■テーマ:文理からのアプローチによる環境史
■日時:6月30日(木) 14:45~17:45 (その後懇親会有)
■場所:東京農工大学農学部 第1講義棟25教室
■講演
「日本の環境史に資源の持続的利用と破綻を見る」
  湯本貴和 (総合地球学研究所・教授)
「環境史が文献史学にせまるものー漁業史からの反省と提案ー」
  高橋美貴(東京農工大学大学院・准教授)
■講演者による討論

※参加費無料。どなたでもご参加いただけます。

お問い合わせ先
東京農工大学農学部 付属フロンティア農学教育研究センター
野生動物管理システム実施推進室
E-mail: yakan●cc.tuat.ac.jp (●を@に変えてください)