サンゴ礁保全は海の中だけ考えていれば良い訳でなく、サンゴ礁を劣化させる原因が陸域にある場合には、その対策も考えなければいけません。石西礁湖自然再生協議会が今回行った助成は、その一つのアクションであり、地元紙(八重山毎日新聞)に1面トップで大きく取り上げられたのは、大変喜ばしいニュースだと思います。
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キビの株出し栽培普及へ助成 石西礁湖自然再生協議会
環境保全で農業を支援
「サンゴ礁基金」で初の試み
官民の委員が石西礁湖の保全に取り組んでいる石西礁湖自然再生協議会(会長・土屋誠琉球大学理学部長)の第13回会合が30日午後、 市内で開かれ、石西礁湖を保全する活動に助成するために設けている石西礁湖サンゴ礁基金から、キビの株出し栽培の普及に対して43万円を 助成することを決めた。環境保全の観点から農業部門に援助するのは試みとして成果が注目されそうだ。
同基金は同協議会委員の申請に対して助成するもので、今回の助成は陸域対策グループの干川明委員(62)が申請していた。
干川委員は赤土流出を減らすため、最大の発生源の1つとなっているキビの夏植え栽培を株出し栽培に転換する取り組みを10ヘクタールで 計画。株出しによる赤土の流出量は夏植えの10分の1程度で、転換が進めば、赤土の流出量が減るという。
今回の助成ではJAおきなわが所有する株出し管理機3台の利用を想定し、収穫直後に行う株管理作業に対して10アール当たり3500円 を助成する。
農家への説明や実施農家の選定は今年8~12月に行い、今年12月から来年3月に株出し作業を行う。
助成を受けて株出しを行う農地には看板を設置し、株出しへの転換の促進にも努めることにしている。その看板10枚分の作成費も今回の助 成金に含まれている。
干川委員は同協議会への説明で「県内では環境面での農業への補助金はなく、今回が初の援助となる。国には、環境保全に役立つ農業を助 成しようという仕組みができており、公的な資金につなげられたらいい」と述べた。
同基金は寄付でまかなわれており、これまでに142件合わせて105万9000円余りの寄付があった。助成は、今回決まった株出し栽培 の普及とオニヒトデの駆除作業2件の合わせて3件が決まっており、助成額は3件合わせて73万円。
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キビの株出し栽培普及へ助成 石西礁湖自然再生協議会
環境保全で農業を支援
「サンゴ礁基金」で初の試み
官民の委員が石西礁湖の保全に取り組んでいる石西礁湖自然再生協議会(会長・土屋誠琉球大学理学部長)の第13回会合が30日午後、 市内で開かれ、石西礁湖を保全する活動に助成するために設けている石西礁湖サンゴ礁基金から、キビの株出し栽培の普及に対して43万円を 助成することを決めた。環境保全の観点から農業部門に援助するのは試みとして成果が注目されそうだ。
同基金は同協議会委員の申請に対して助成するもので、今回の助成は陸域対策グループの干川明委員(62)が申請していた。
干川委員は赤土流出を減らすため、最大の発生源の1つとなっているキビの夏植え栽培を株出し栽培に転換する取り組みを10ヘクタールで 計画。株出しによる赤土の流出量は夏植えの10分の1程度で、転換が進めば、赤土の流出量が減るという。
今回の助成ではJAおきなわが所有する株出し管理機3台の利用を想定し、収穫直後に行う株管理作業に対して10アール当たり3500円 を助成する。
農家への説明や実施農家の選定は今年8~12月に行い、今年12月から来年3月に株出し作業を行う。
助成を受けて株出しを行う農地には看板を設置し、株出しへの転換の促進にも努めることにしている。その看板10枚分の作成費も今回の助 成金に含まれている。
干川委員は同協議会への説明で「県内では環境面での農業への補助金はなく、今回が初の援助となる。国には、環境保全に役立つ農業を助 成しようという仕組みができており、公的な資金につなげられたらいい」と述べた。
同基金は寄付でまかなわれており、これまでに142件合わせて105万9000円余りの寄付があった。助成は、今回決まった株出し栽培 の普及とオニヒトデの駆除作業2件の合わせて3件が決まっており、助成額は3件合わせて73万円。