820note

820製作所/波田野淳紘のノート。

820製作所10周年記念公演、その1『悪魔はいる』公演情報。

2014-09-28 | アナウンス。
2014年、おかげさまで820製作所が、旗揚げから10周年を迎えることになりました。
記念公演の第一弾として、劇団が拠点とする横浜の地で『悪魔はいる』という芝居を上演します。

心のまだ動かしたことのない場所を動かすような、そんな芝居を創りたいと、わたしたちはいつも考えています。

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820製作所10周年記念公演、その1

  

『悪魔はいる』
作・演出/波田野淳紘

◇Player

朝廣亮二(CASSETTE
荒井るり子
印田彩希子
加藤好昭
亀尾建史
城戸啓佑
佐々木覚
平澤萌花(青山ねりもの協会
洞口加奈
秋葉舞滝子(SPIRAL MOON

☆稽古場ブログ、絶賛更新中!

◆2014.9.25thu-28sun 6stages
長者町アートプラネット・Chapter2(神奈川県横浜市中区長者町9-159)
京急本線「日ノ出町駅」下車、徒歩5分。
>>>MAP

-公演日程-
9月25日(木)19:30
  26日(金)19:30
  27日(土)14:00/19:00
  28日(日)14:00/18:00

※受付開始・開場は開演の30分前になります。
※演出の都合上、開演後しばらくのあいだ、ご入場いただけない場合がございます。お時間に余裕を持ってお越しください。

◇チケット

予約=2,300円
当日=2,500円
学生=2,000円

【席数に限りがございます。お早目のご予約をお願いいたします。】

予約フォームへ。
※メールにてご予約の際は、件名を「チケット予約」とし、(1)氏名、(2)日時、(3)枚数、(4)電話番号を明記の上、info@820-haniwa.comまでお送りください。折り返し、確認メールを返信いたします。

820製作所ホームページへ。

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これは言葉をめぐる戦争の劇です。
きみがそこにいてほしい、会えてよかった、飾りなくまっすぐ、そう口にしたいと思います。
この劇に登場する人々も、言葉のなかに光を見ようとし、見間違い、見失い、あきらめ、動揺し、思い直し、必死に目の前の誰かに届き得る言葉を発しようと試みます。
わたしたちは悪魔を払う、とてもひそかで単純な呪文を唱えたいと思います。

夏の生き物たち。

2014-09-02 | 生活の周辺。
この夏もさまざまな生き物に会いました。


ちょうちょ的な何か。羽を休めて。


しおからとんぼ。じー。


てんとうむしむし。ぴっかり。


みつばち。お仕事中。


網谷くん。新宿の路上で。

網谷くんとは実に三年ぶりに再会したのではなかったか。
7月、加藤くんの客演した芝居を観にいったら、劇場に彼がいた。べらべらとしゃべり倒した。来週、U字工事の番組に出るんだよ、と網谷くんは言った。あるインターネット番組で網谷くんはいまレギュラーを持っているのだという。彼の仕事と、恋人の話に耳を傾けた。そうか、そうなのか、と頷きながら、高校のときの僕たちがにやついて話を聞いているのを感じる。
観劇後、網谷くんは片手でさよならの合図を示し、新宿の雑踏にまぎれて消えた。



9月末に、820製作所の10周年記念公演『悪魔はいる』を上演する。このところ、僕はぶくぶくと太りはじめていた。認めたくないけれど、加齢のせいなのだろうか。言葉の贅肉も増えてしまった。僕は僕からとても離れた言葉を使うようになった。視界を広げもせず、遠い風景も呼び寄せず、すでにある何かをなぞるだけの粗悪な言葉。くそだ。死ねばいい。死ねばいい。死ねばいい。贅肉がぷるんと揺れる。ぶざま。ファニー。そう、ファニーでもあるよな。『悪魔はいる』はとても優しくて強い芝居になりそうです。大切に、きめ細かに、踊るように稽古を重ねます。ぷるん、ぷるん。