820note

820製作所/波田野淳紘のノート。

くそにくそを……塗るものか!

2011-09-26 | 生活の周辺。
写真は、中島みゆきを歌う印田さん。
写真にはうまく捉えられなかったけど、ぶっ殺されそうなエネルギー。

もうたたかえない、と思う夜はどうやって過ごしていただろう。
歯ぎしりのやまない夜は、どうやってユーモアを信じただろう。

変えられないものに心を砕くことはやめよう。

全部書けばいい。どんな感情も。経験も。
才能なんてまるきり無いのだから、人の何十倍も努力しなくちゃいけない。

消えたものを呼ぶように書く。
変わってしまうものに石を沈めるように書く。

ないんさんが密かにつばめのテーマソングにしているという曲を教えてもらい、聞いて、涙が噴き出た。

よし、おれは波田野淳紘だ。未だ無名無冠のオールドルーキー。射手座のA型。動物占いはおおかみ。中道左派。特定の宗教はなし。



これは印田さん。みゆきのサビを歌いのめしているところ。ちょっとそのエネルギー貸してくれよな。すぐ返すからな!

ふう。

2011-09-22 | 生活の周辺。


そこで愛が待つゆえに。
(中村一義「キャノンボール」)

心は時々たとえようもなく美しい風景を灯すけれど、きょうは活気あふれる漁港の地面一面に腐ったナスが山積みになっているなかを恐る恐る踏み歩いていく夢を見た。もう少しいいものを見せてほしい。夜、星がとてもきれいに輝いた。大好きな人とあんまりうまく話せなかった。悔しい思いばかり。

濡れねずみ。

2011-09-21 | 稽古。
きのう。髪の毛がぼうぼう。原付に乗っていると後ろ髪がくるりん、と開いてかたまる。喫茶店の床一面に煙草の吸い殻が山盛りになっている夢を見た。だれに何を誤解されたら僕はいちばんつらいだろうか、とぼんやり考える。夜、突然の強い雨に全身がびしょ濡れ。秋の空気の清潔さに生き返ったような思い。

きょう。稽古場に、のっちとむこさん、あっかさんをお迎えする。わあわあ。久しぶりに短髪ののっちと会い、高校時代に戻ったかのような感覚。なかなかぴたっとくる演出がつけられない。申し訳なく、歯がゆい。もともと頭は悪いのだけど、この夏はいつも以上に頭が回らず、情けない。「追われている」から「追いかける」へのシフトチェンジがうまくいかない。きょうは夢を見なかった。帰り道、あほかというほど雨が降る。ずぶ濡れ。

精魂こめて。

2011-09-19 | 稽古。
芝居を作っている。おなかを痛めている。元気な良い子が生まれてくる。祈る、祈る。登場人物の一人になって、ほかの登場人物とああだこうだと喋っている夢を見た、二晩続けて。きょうも横浜で稽古。自縄自縛。こぢんまりと窮屈な演出ばかり。「愛してる」という言葉について、昨日、ある方が「毎日言ってますよ」と仰っているのを聞き、驚く。おれも言いてえ。帰途、精をつけようと、牛丼大盛りを食べる。

火を灯す。

2011-09-18 | 稽古。


きょうの稽古を終えて、ああ大丈夫だな、と思った。
役者陣は誰ひとりそう思ってないだろうけど。おれもまた地獄のような表情でたたかうけど。
安心なんかしたら即死だけど。もう一歩を、踏みだす勇気を。

本当に、多くの方に救われている。
昔、古参の劇団員から、救われてばかりじゃだめだよ、と諭された。
それを、毎回思いだしている。ふぐちゃん、おれはまだ、ぜんぜんだめだ。

新しいとか、古いとか、形式は関係なく。闇は闇。
ひとたびそこに降り立ったら、全身の毛をそばだてて格闘する。おそろしくてちびりそうで当たり前。

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820製作所第11回公演
『つばめ/鳥を探す旅の終わり』
2011.10.7fri-11tue @SPACE雑遊

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