820note

820製作所/波田野淳紘のノート。

壁越え。

2006-06-28 | 生活の周辺。
こういっちゃなんだが、私今、チャッキチャキのスランプです。ここで終わってなるものか。初心を思い出そう。ブルーハーツのライブビデオ観よう。血をはくまで考えよう。楽したら負け。楽しくもなくていい。しなれガランス。ギリギリのギリまで。

泉。

2006-06-27 | 芝居の前に。
暑い。夏。近所にある畑と畑の間をのびる細い道を通ると、むせかえるほどの緑とその他の色があふれていて、映画の中にいるみたいだった。この町はまだ自然が残っていて随分と空は広い。悪くない町だ。特別恐ろしい事件が起きたという話も僕はまだ聞いたことがない。20年近く前、新興住宅地として整備され、同時にうちの家族が引っ越してきた。この家が建つまではここは野原だったという。今でも庭には多くの虫が隠れていて、夏の夜はいっせいに鳴く。すぐそばをどぶ川が流れており、時々シマヘビが垣根をはう。

七月のはじめにリーディング公演を行います。この町をモチーフに話を書きました。

■Summerholic06 参加作品
『izumi(リーディング)』
作演出 波田野淳紘
出演 佐々木覚、柘植奈央子、波田野淳紘
■日時
7月7日(金)19時~
8日(土)15時~、19時~
9日(日)14時~、18時~
(開場は開演の30分前)
■場所→横浜STスポット(横浜駅西口徒歩7分)
■チケット→前売り2500円、当日2800円、学生2200円(要学生証)

Summerholicというのは、四つの異なる団体(フランケンズ、劇団山縣家、ユルガリ、劇団820製作所)がそれぞれ30分程度の短い作品を持ち寄り、連続上演するという企画。
今年のテーマはホラー。
競演団体はいずれも超豪華。面白くならないはずがありません。
少しでも面白い作品を届けられるよう820製作所は稽古場でうんうん唸っています。ご期待ください。
チケットは820製作所のホームページ(http://820820.fc2web.com/)か、ユルガリのホームページ(http://yulgali.oops.jp/)に予約フォームがあるので、そこからよろしくお願いします。
お時間、余裕、興味がありましたらぜひお越しください。劇場で会えるのを楽しみにしています。それでは。

私信。

2006-06-26 | メモ。
なぜか劇団員の二人と連絡が取れなくて軽く不安。大丈夫でしょうか。波田野は元気だ。バテながらも元気だ。元気ながらもバテている。ここにいる。叫んでるよ僕は。届いてますか。もう一息であれが上がるよ! ごめんよ愛想尽かさないで! すぐに送るから!


ありがとうございますの日。

2006-06-25 | 生活の周辺。
夜、鴨南蛮をいただく。んんんんまい。鴨肉って脂っぽいだけだと思ってた。ぜんぜん。おいしゅうございました。
師と話をする。劇団の話をする。気にかけてくださってることに本当に感謝。いただくものばかりで何も返せない。つなげていくしかないか。
酔っぱらって途中寄った先で、水をせがんだり眠りこけたりお土産いただいたりTシャツもらったり迷惑をかけながらも帰宅。真夜中サマホリの宣伝メールを数人の友だちに送る。あ、みんな明日仕事じゃん、と送った後で青ざめる。ごめんね起こしたら。でもひとり、すぐに返事が来て、至極真っ当な、いたってシンプルな、胸がふるえるような言葉をいただき、タイミングの良さに動揺し、涙腺がゆるんじゃった。だって『izumi』は彼らとの日々に源泉を得ているんだもの。まったくでたらめな、ほとんど関係ないような仕上がりになるだろうけど。何を思うだろうか。

ちょちょ切れ。

2006-06-03 | 生活の周辺。
まいった。今週から教育実習が始まっていたのでした。こんなに時間が取られるとは思ってなかった。これが当たり前なのね、先生たちは。
それにしても中学生の生きている世界はどうだ。各種の委員会で学校の自治をし、放課後はめいいっぱい部活、子どもによっては塾、そのあと宿題、テレビ、朝練、授業。リピート。一回息が詰まったらおしまいじゃないのかな。それでも学校に向かえば同級生だけで百数十名、いるからやっと、楽しくもしていけるんだろうな。小さいけれども確かにひとつの世界が動いている。
同じ地域に住んで同じ窓をのぞいて同じにおいをかいでいれば、ちょっとくらい時間経っても何か継がれていくものがある、と思った。涙、なみだ。
ないている場合じゃない。この土日で俺は全力で疲れをとらなあかん。落ち着かなあかん。やることがもろもろ積もっている。今度の七月に上演する作品は『izumi』という。俺が住んでいるのが泉という町だから。地元の中学にまた通いだして、何か戻ってきた感覚があるんだ。これを使えるだろうか。