820note

820製作所/波田野淳紘のノート。

なつはしる。

2006-02-28 | 生活の周辺。
ユルガリと今企画している夏のイベントの打ち合わせ。
現実味が増してきた。いろいろ決まってきた。企画名は、
Summerholic 06
そして今年のテーマは『ホラー』
7月のはじめに横浜STスポットで。夏はもう大変だ。
820製作所の本公演は8月の中ごろ。その台本の締め切りが今日だったんだけど、完璧に無理だったので昨日電話して3月の15日まで延ばしてもらった。こうしていろいろ迷惑かけてる。あひ。

魚のあくび。

2006-02-26 | 稽古。
5月GWのP.E.C.T.の、今日は初顔合わせ。稽古だ。ひっさしぶりだ。ぼくは緊張しいだし、初日はとにかく固い。ほぐれるように意識を向けよう。と、ゆらゆらカラダ動かして、いま始まりの円を組んで立っていた。5人。あとは現在チェルフィッチュで絶賛稽古中の3人と、本日は遅刻予定の山崎いさおさん。合わせて9人! 松本さんから新作タイトルの発表。

『まどろむ魚』

いいねぇ。好きだ。どうしようもなくP.E.C.Tじゃないですか。そして物語の核となるような、主人公たちの置かれている状況というのが、何だか僕も他人事じゃない。よし。いろいろやれそう。
今日はカラダ中心の稽古。ぶるんぶるん振り回した。カラダは磨きこめば何とかなりそう。あとはハート。楽しもう。

深呼吸した。

2006-02-25 | 芝居をみた。
いやまったくすごい。なんでこんなに魅力的なんだろう。そこにいる人を大好きになってしまう。この人たちのつくる空気はなんだろう。
KAKUTAの『満天の星』を観に行った。会場はプラネタリウム。小さなところだけどその宇宙は広い、もちろん。
背景と、音楽と、歌と、物語のやさしさを、つないでいる空気。
劇団っていいよなぁ。これだよな。
ゆうきも存在感あって、いい役だったし、よかったよかった。惜しみない拍手。
帰りはギョウザを食った。ギョウザにギョウザセット付けた。

春を踏む。

2006-02-14 | 生活の周辺。
玄関出て驚いた。
春じゃないか。風がやわらかくてやさしくてきもちよくてぬるい。
自動車のタイヤのにおいとか。
地下鉄のホームの空気とか。
裏のおうちの台所の窓とか。
季節の変わり目はいいにおいがする。乱暴だ。
その傷口いっぱいに記憶がぽたぽた落ちてくる。もう読み取れないもの。もう血であるもの。ぽたぽた落ちていくのを大変だと思ってるけど止める気はなし。
夕方近くも寒くならない。雨戸を閉めるときに踏んだ畳があたたかい。

くあー、むずむずする。

射精と花火。

2006-02-11 | 芝居をみた。
昼、柿喰う客『親兄弟にバレる』(作・演出 中屋敷法仁)、早稲田のB203で観劇。
良い役者がたくさんいた。こんなに大勢の人間をまとめる力、すごい。笑いが最後に向けて飛翔していかないのは、小ネタは結局、助走でしかないからだ、ね。
玉置玲央さんの軽々と舞台空間を跳ね回る姿、深谷由梨香さんのきっぱりと遠くをのぞむ視線、斗澤やすあきさんの愛くるしさ、等々に鼓舞され帰る。
夜、シアタートラムで『フクロウの賭け』(作・演出 川村毅)を観劇。
手塚とおるの色気と江守徹の存在感がただごとじゃない。まいった。多用される暗転に自分の暗闇が開かれ混じりだす。
客席に小堺一機がいて、芝居中はひときわ大声で笑い、ポストトーク中はルー大柴に小声で突っ込みを入れたりしてた。

ちゃんちゃん。

2006-02-10 | 生活の周辺。
原付でビューンと走ってたら近くの小学校から黄色帽子の一年生たちがひょこひょこと道路を渡ってきたので、停止して渡り終えるのを待っていたら、先頭にいた子が「ありがとうございます」とちゃんと挨拶してくれて、そしたら次々と後ろの子たちが「ありがとうございます」「ありがっ、とーうございますっ!」「ありがぁとぉござぁますうっ!」って元気いっぱいに、がむしゃらに叫びだしたのでもうニコニコしちゃって僕は、楽しそうだなぁちっこいなぁ「娘よ/いつかおまえの微笑みが/一人の男を救うこともあるだろう」なんて谷川俊太郎の詩の一節が浮かんできたりして君たちの未来がきれいであるといいねとか心で語りかけてやっぱり僕も微笑んでいたらその子たちの誰かが「笑ってんじゃねぇよ」と太い声で叫び黄色い笑い声が広がり僕は取り残された。


『太陽と、特殊の王様』

2006-02-06 | 生活の周辺。
タイトルが難しい。いつも思いつかない。思春期前半にさんざん尾崎豊を聴いて過ごした報いがこんなところに。格好つけたくてしょうがない。辻仁成に負けてたまるか。いや、負けたい。尾崎は今でも好きですが。
今まで3回(旗揚げ準備を入れたら4回)芝居をやってきて、稽古はじめに作品のタイトルが決まっていたのは一度だけだった。何とかズバッときてキュンと胸撃つ一言をひねくり出そうとするんだけども、気づいた時には〆切日、たいてい仮タイトルをそのまま通す。
タイトルといえば宮沢章夫さんの『おはようと、その他の伝言』や『箱庭とピクニック計画』なんて素敵だ。あの人はうまい。岡田利規さんの『恋と自分/とんかつ屋』も良いし、P.E.C.T.の『奇跡のような恋』とか、萩尾望都の『シュールな愛のリアルな死』、チバユウスケの『ブレーキはずれた俺の心臓』、大島弓子の『パスカルの群れ』、それから金子光晴の『そろそろ近い俺の死に』(でもこれは本当に死ぬ間際に書いたから尚更感動的なんだけど)なんて胸をつかまれる。ごちゃごちゃしてないシンプルなのも良い。まぁ内容が良けりゃタイトルは自ずとそれらしくなっている。ハイロウズなんかすごいの付けてくるけど別に本人たちがどうしようもなくロックだから格好良い。
今度こそと思いつつ、風呂に入ってぼんやり考えていると、『太陽と、特殊の王様』ってのが浮かんだが、だから何なんだ。続いて『悪党の隣人の猿』ってのを無理矢理考えたが無理矢理なだけに無理だ。このままいくとまた仮タイトルのまま事は進む。今回の〆切は早い。時間はない。あせるな。そいつはふっとやってくる。ゆっくりやわらかく、はがれてくる。風が強くなった。サイレンの音。咳。
とりあえず今のままだと『狂い咲いて声が、声、八月のぬるむ雪の』になる。長い。

ワークショップ。

2006-02-04 | 生活の周辺。
七里ヶ浜オールスターズ、瀧川英次さんのワークショップに行ってきた。
で、ズタボロになって帰ってきた。
平和ボケして錆び付いた体に、大いなる人見知りの小鹿のような心がブレンドされ、ノックダウン。
でもワークショップは楽しい。本当にいろんなものが転がっている。

+2Kg.

2006-02-03 | 生活の周辺。
太った。油断してた。ぷんぷくりんだ。油分で顔がパンパンになってる。しまったよ。冬も終わるというのに何を蓄えてしまったのか。筋トレを慌てて始めたら腕立て5回でぷるぷるした。ちわわ。

以前提出してもらった生徒の文章を読んでいる。

「ある日根井が消えた。やった~、と思いながらみんなと家に帰っていった。次の日なぜか消えたはずの根井が転校してきた。なぜか暗く、落ち込んでいた。いつもの根井じゃなかった。休み時間になると根井が早退してしまった。もう根井は学校に来ることはなかった。」

俺はこんな文章書けないと思う。悔しいと思う。

今日は友達が気合い入れて頑張っている日だ。
入試。
パワーぎんぎんで集中したんだろうな。
お疲れさま。
早く遊びたいね。

新しい台本を。

2006-02-02 | 生活の周辺。
書けない。くそう。書けない。
見えている景色はあって、それがぶれる。ゆれる。
背中が見える。何かしゃべっている。
夏。昔。日本晴れ。
たそがれどき。

書けない時は日記の文章も書けなくなるから、これは言葉をめぐる脳みそ全般がショートしてんだな。
頭もぼおっとするし。
休もう。
休んでとろけて、音楽を聴くべきかと思われます。
あと小便は我慢しません。
本は読みません。
テレビを見ます。
何も考えません。
見るだけです。
明日の約束をします。
筋トレをします。