820note

820製作所/波田野淳紘のノート。

11.28 mon

2005-11-28 | 生活の周辺。
韓国の戯曲をリーディング発表するという授業。
みなさまの発表をおとなしく聞いていたが、朗々と自信満々に声が放たれれば放たれるほど、あたしの心はひえました。悪寒がはしるんだい。声だけで表現するって難しいなぁ。あざとくなりがち。つくられた感情は気味がわるい。人前に出るときは何かを思わなくっちゃ。たくらむこと、それを客観的に把握すること。

11.27 sun

2005-11-27 | 稽古。
稽古。
やってて気がついたが、これはほとんど全員が出ずっぱりになってる。今のところ。やってるほうは非常に大変だ。うまーくアンサンブルを奏でないと。繊細さが要求される芝居ですぞ。


11.26 sat

2005-11-26 | 稽古。
稽古。
気がついたらユルガリ3人がボディパーカッションの合奏をしてた。のっちが床をバシンバシンたたいてた。アシベが何気なく(?)おなかをぽんぽこたたいてたら、そのリズムが伝染したらしい。本当にこの3人は楽しさを見つけるのがうまい。ハートが敏感。クレバーな証拠。ほっといても面白くしてしまう。だからこそ格闘して台本を書かなければ。とは言うものの、息切れ中だ。こうして現場に落とされていくものを大事に拾っていく。

11.25 fri

2005-11-25 | 生活の周辺。
風邪から立ち直った。

夜、バイト先で、中学生たち相手にブラッドベリの『霧笛』を朗読。役者力のなんと足りないことか。悔しい。しかしこれは素晴らしい短編だ。詩にあふれていて、暗くて明るい。やさしい。中学生たちは確かに受け取っていた。自分なりのSFを発明してください、とお題を出したら、いろいろぶっとんだものがあらわれた。今手元になくて引用できないのが残念だ。二年生の女の子ともなると、完成されたものを目指そうとする。もうすでに、ある枠のようなものが見え隠れしている。落書きのように書くのが良いと思うよ。そういえばあの子たちの落書きはいつもアニメやマンガのキャラクターだ。うまいけれど、何かの模写だ。そういう時期なのだろうか。いつか抜け出すものなんだろうか。別にそれで何が悪いのか。俺だって今そうなんじゃないか。

11.24 thu

2005-11-24 | 生活の周辺。
風邪で一日ダウン。
朦朧としていた。今日の授業は休むとまずいことになるのだったが。あきらめる。

夢。大きな月が出て、みんなに知らせている。これだよ、このくらい大きな月だと思って。もう少し色は濃いけどね。

11.23 wed

2005-11-23 | 生活の周辺。
リーディング当日。役者さんはすごいなぁ、と呆けて観る。しかし川村さんがはじける、はじける。たたかう男である。リハーサルでは机からはみ出すほど暴れてもがいていた。香月さんの声が美しい。宇宙に飛んでく。ほかの受講生の方の作品、みんな面白くて俺も読むほうやりたかったな。喉は若干回復。水飴タイプの浅田飴を初体験。うまいねこれ。

母が朝、イスラエルへ発った。

11.22 tues

2005-11-22 | 生活の周辺。
朝、起きたとたんに喉が痛くてせき込む。声が出ない。薬を飲んで一日中眠かった。寝違えたのか、首もピリピリ痛む。もう年賀状の季節だ。今年は書けないだろうな、なかなか。今日は赤い重そうな月だった。低い空。こんな日は稲垣足穂のおとぎ話を読みながら、ねむる、ねむるよ。

11.21 mon

2005-11-21 | 生活の周辺。
新宿花園神社で見せ物小屋をはじめて見た。小屋の中にぎゅうぎゅうに詰められ、前の方へ無理矢理に体を滑り込ませてみると、なんか気っ風の良いおばちゃんが口上をまくし立てている。ミイラがやってきた。さっそくいかがわしい。蛇女はすごかった。噛みちぎったんだ、蛇を。エプロンには血が。赤い着物をきて。笑う。きれいな顔立ちの若い女性で、たたずまいが不思議だった。違う空気をまとってた。でもそれは平成のいかがわしさだ。おみねさんって言う、顔を白塗りにした白い着物のおばあちゃんは、もうごめん許してくださいと思った。いかがわしさの温度がちがう。昭和を背負ってる。きっと人生の大半を見せ物小屋で過ごしてきた人だ。いくつも伝説を残してるはずだ。火を吹いた。

屋台が多い。チキンステーキは安い上にめちゃくちゃ美味。塩がいいと思う。

公演の成功を祈願。

11.20 sun

2005-11-20 | 稽古。
稽古。空気を生き生きさせたい。俺、シャイなあんちくしょうだからな。台詞や背景に役者を戸惑わせているが、それをまだうまく伝えられない演出の未熟さもあるが、それは台本の遅れが多く原因を占めていると思う。ほんと、死ね。死ね死ね団、来い。さらってけ。ああ、もう脳みそが硬いよ。乗り移れ、想像力!

sherbetsの『natural』を買った。お金が無くてなかなか手に入れられなかった。最近の浅井さんは歌詞が手慣れすぎてるような気がしてたんだけども、このアルバムは素敵! だって、3万人のBabyがひたすら戦場をはいはいしていく風景なんて、ベンジー以外に誰が歌えるのか(Baby Revolution)。気持ちが良い。

11.19 sat

2005-11-19 | 稽古。
稽古。素晴らしい役者がそろった。台本の、つかみどころのない言葉を飲み込んでもらうための用意が不十分だった。戸惑わせた。いっちーは何度も出ているからその辺はこなしてくれてる。ああ劇団なんだな、と思う。しかしおならが止まらない。
劇作家の清水邦夫は昔、書くたびに全身疲労、全身アレルギーを引き起こしながら机に向かってたと言う。命がけだ。俺はさしあたっておならが止まらないだけだ。