闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

別れの季節

2007年03月25日 | 道場日記

 春がやってきました。お父さんのお仕事で道場には通えない場所にお引越しする子供達がでてくる季節でもあります。今日は、トラノスケとケイタとタイガが、最後の稽古となりました。
 とらは、昨年センセーが、戦わせていただいた新保先生のところから移籍してきた男の子です。いつも「頑張っていますから」と新保先生に報告していました。妹や弟に優しくて、なかなか感情を表に出そうとしない、穏やかな男の子です。言葉少ないトラですが「新極真会じゃなきゃやだ!」と言ったそうで、通える範囲に道場がどうしても無い為、空手を続けることは断念したようです。お父様が空手が大好きでいつも全日本を観戦に来てくれていました。お引越し先は、関西なのでウエイト制でまた会えそうです。いつか大きくなって遠くに通えるようになったらまた空手を始めるかもね。
 ケイタとタイガは兄弟です。野球も一緒にやっていたようですが、本当に仲の良い兄弟です。入ってきた頃、ケイタがあまりに優しいお兄ちゃんなので、皆がとってもうらやましがっていました。高学年でありながら、素直でいつも一生懸命でした。タイガは、入ってきた頃、折り紙を折って持ってきてくれました。わんぱくなのかと思うとすごくナイーブで、すぐうるうるきてしまうところが、可愛かったですね。九州に帰ることが、最初から決まっていたので、審査も試合ももっとがんばりたかったでしょうに残念です。よい環境が見つかり、続ければ絶対に強くなれると思います。
 子供達の成長する時期を一緒に過ごすことができて、本当に楽しく、嬉しかったです。別れは、さみしいですが、道場で頑張ったことが、ひとつの自信となって、これからも頑張って欲しいです。そして、道場にご理解、ご協力、長きにわたり、道場に通わせていただきましたお父様、お母様本当にありがとうございました。
 もし、ブログをご覧でしたら、時々皆の様子をのぞきに来て下さい。花束を渡してくれた緑帯さんが言ってたけど、「僕らは、ここで頑張るから。あっちでも頑張れ!」そのとおりだ!! もう~みんな大好き♪