朝日新聞の最近のテレビCM知ってますか?藤井美菜という可愛い女優さんと「ばかの壁」がベストセラーになった養老孟司先生の出てるやつです。養老先生のことをいろいろいう研究者の方がいるそうですが、だいぶ昔、深夜の教育テレビの中で脳のことを学者さんらしくなく(?)、とても楽しく、興味が持てるような語り口調で話しているのを偶然見て、何日かの続き物だったのですが、連夜見入ってしまったことがあります。虫とゲームが大好きで、自分の失敗談なんかを隠さず話してくれるところが、じむちょーは結構好きです。
美菜「先生、知るってどうゆうことなんでしょうか?」
養老「それは・・・知る前の自分と知った後の自分が違う、人が変わる。ものがわかると自分自身が変わる。それは、体験しないとわからない。」
--- 「知る」「強くなる」「朝日新聞」 --- というCMです。
http://www.asahiguma.com/cm_library/life_01.html
見てみたい人は、↑上記をクリック。
今日強化を見ていて、本当にそうだなぁ・・・と思いました。あの場にいた人にしか、じむちょーは、稽古に参加していなかったので、あそこで稽古していた人しか知らないものがあって・・・そして、それを知った人は、皆、知る前より絶対に強くなっている。まずは、空手を習おうと思った人、決死の覚悟で稽古に来る人、審査や試合に挑戦した人、さらに上へと頑張る人、皆それを知る前より絶対強くなっている。
試合の勝ち負けは、けして簡単に出るわけではないでしょう。習い事としたって成績に関係したり、結果が目に見えるものではありません。でも泣きながら、泣くのを我慢しながら頑張っている子供達を見て、そしてその痛みを共有しあっているのを見て、本当にすごいなって思いました。実は、大人だって泣きそうな時あるんだよ。泣きそうなぐらい苦しかったり、痛かったり、こわかったりするんだよ。なんでこんなことしてるんだろうと思うときもきっとあると思う。でも・・・それを知る前より、少し強くなれる!男だろうと女だろうと子供だろうと。こわさがあるからこそ。
皆が帰った後、恵吾指導員とせんせーが、まだ稽古してるけど、その「知る」をいっぱい重ねた人が黒帯さんで、まだまだ「知りたい」と「強くなりたい」と思い続けている。稽古や審査や試合に出てまだまだと思った人は、まだまだ「知ること」がいっぱいあるってことで・・・。自分で諦めない限りは、強くなれるってことで。
今日、ほんとに久々に稽古に来て、それもいきなり強化に来たショウキは、言わずとしれた強い少年部だけど、家も横須賀だから中学になって稽古に来れる回数が減って悩んでいたみたいだけど・・・。やりこんだからこそ悩んでた訳で、でもやりこんだからこそ、空手のよさを知っていて、だから絶対に空手を続けたいんだって、また部活や勉強が落ち着いたら、空手を続けるって今日はわざわざ先生に伝えに来たんだ。せんせーとの繋がりは、多分大人の稽古生と同じで、割ってはいることなどとてもできない関係だ。それはせんせーがそうしたんじゃなくてショウキ自身がそうしたんだよね。そしてそれを見守り続けて下さった親御さんのおかげで。きっとナチュラルでいい青年になるだろうな・・・。今日もいい目をしてた。また会えるのが、本当に楽しみです。
強化に出た皆さん、みんなかっこよかったです。お疲れ様でした。