5月10日(日)県立武道館にて第9回神奈川県新人戦空手道選手権大会が行われました。暑い熱い一日でした。
入賞者は砂川真恒選手、橋亮汰選手、賀来聖翔選手、篠幹太選手、梅澤彩音選手が優勝。原田拓海選手、谷内柾斗選手が準優勝でした。入賞おめでとうございました。今回初出場初入賞者はひとりもいません。みんな悔しい思いを経験してきた方ばかりです。
文庫道場からは残念ながら欠場となった方を含め、今回44人も出場を申込み稽古を頑張ってきました。試合に挑戦しようと決めた勇気、頑張りは本当に尊いものです。試合出場者が増えたことで稽古の雰囲気やミットの音も変わってきました。
そして最後に勝ってこの大会を終えられた方が文庫では今回は5名。木元道場からは282名出場され30部門。各道場、出場者それぞれの方にいろいろな思い、事情があったはずです。どれほど素晴らしく光栄な優勝なのかということですよね。
戦えた時間はほんのわずかだったかもしれませんが、この試合に向けご本人達が頑張ってきた時間、そしてご家族の理解は日常の相当な時間を占めていたにちがいありません。感謝しています。
師範が最後のご挨拶で、「中には少しの努力で優勝を勝ち得ることもあるかもしれないけれど・・・」とおっしゃっていましたが、どれほど価値のある優勝、1勝、出場にできるかは何よりも本人の頑張りがあってこそではないでしょうか。
そしてそれを自分で気づけること。負けた悔しさを感じたらそれをこれからの稽古に生かして強くなること。それが試合の良さなのではないでしょうか。
小学校高学年から空手を始め、少しの少年部を経て、中学、高校とこつこつと一般部に通って頑張ってきたマサツネの初勝利、初優勝。
悔しい怪我や負け方を幾度と経験しながら、野球や塾、自主トレをお父さん、お母さんの応援を背に頑張ってきたリョウタの優勝。
恵まれた身体能力にさらにゆるぎない稽古量とお父さんとの朝練とお母さんとの愛のバトル(笑)をずっとずっと続けてきたマサト(カ)の優勝。
前回のウエイト制で悔しい負け方をし、いつも自分の稽古が終わってもお兄ちゃんお姉ちゃんの稽古を真剣に見学しているカンタの優勝。
気づけば現在初級クラスの出席ナンバーワン!恐いくらい言ったことを忠実にやろうとするアヤネの優勝。
私より年下(笑)ですが、尊敬できるところがそれぞれあります。
準優勝のタクミは以前は試合出場組でしたが、塾の予定がつまり、週に1度しか稽古に来れなくなっていました。少年部にとって稽古回数が急に減ることはとても不安になるものです。それでも何とか道場に通い、高学年上級クラスに出席し続け、久々に試合に出場し、ライバルマサト(カ)との決勝で真っ向勝負しました。
体調不良のマサト(ヤ)もぎりぎりまで出場自体を危ぶまれる状況の中、小さな身体で戦い抜きました。見事な準優勝です。
大人だって稽古に来てないと辛いし、恐いのです。でも子ども達もそんな気持ちに打ち勝って稽古に来ています。
大人の場合は特に外でいろいろなものと戦っています。でもいつか道場に戻ろうと踏ん張ってくれています。
みんなが道場を必要としてくれていることが何よりありがたいです。
選手の皆様本当にお疲れ様でした。また出てね!
ご家族・応援の皆様お疲れ様でした。これからも宜しくお願いします。
今回はスタッフに回ってくれた全関東出場の皆様お疲れ様でした。本当にありがと~!!
あと、さりげなく文庫Tを着て、文庫タオルを下げて下さっていた皆様嬉しかったです♪
木元道場職員の杉山先生も優勝されました。おめでとうございます。
最後に大会を開催してくださった木元師範、ならびに指導員・審判・スタッフの皆様、本日も本当にありがとうございました。押忍