★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

花の都 大東京

2024年05月13日 10時47分42秒 | 徒然(つれづれ)
 長渕剛の『とんぼ』の歌詞に「死にたいくらいに憧れた 花の都大東京」という一節があるよね。

 九州の田舎の高校生だった私も、死にたいくらいとまでは行かなくても、東京には憧れていた。
 情報や流行の発信地、テレビの向こう側の世界、俳優やミュージシャンが住む街、東京。

 大学は、できたら東京の大学に入りたいと思っていたけど、そのあまりの遠さに心は揺れていた。
 当時は新幹線が、東京から岡山までしか開通しておらず、九州から東京へは、夜行列車の旅を余儀なくされていたんだよね。

 飛行機という交通手段はあったけど、それは金持ちの海外旅行のためのもので、私の東京行きの選択肢にはなかった。
 そんな訳で、田舎の高校生には、東京までの距離はアメリカと同じくらいに遠かった。

 現在のように、博多~東京間が5時間ほどで行けていたら、あるいは東京が大阪くらいの距離だったら、迷わず東京の大学に入っていたと思う。
 裏を返せば、故郷から遠く離れる、己の心細さが、最終的に東の京都ではなく、西の京都に日和らせたんだろうね。
 
 もし、東京の大学に行っていたら、標準語の習得は関西弁のそれよりは楽だったはずだ。
 当時の私は九州弁→標準語→関西弁という変換回路を経て、関西弁の習得に励んだものだ。

 情報や流行、トレンドやファッションも、関西よりはるかに早く、質も上だったので、私もその恩恵に与かれたように思う。
 何より、関西のコテコテ感やもっさり感とは無縁の、スマートでファッショナブルな、シティボーイになっていたはずなんだよな。
 
 

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