BOSSZ TOPICS

【TOPIC】
アリストテレス・著『Ta topika』(和訳・平凡な事について)が語源だそうです

新『NIGHT&BETSY』が出来るまで 第1回

2014年01月03日 13時12分36秒 | NIGHT&BETSY

流石のBOSSも呑気袋の緒が切れそうな、この企画。
今年こそは完成させたい、いや、させるんだ!

と言うわけで、第1回目は今までの反省です。
問題点を分析し、何故に話が進まないのか?を考えてみました。

その第1の原因は、やはり、主人公・辻深也=ナイトの性格に問題があると思われます。
最初のナイトは、今までにないヒーロー像を目指し、のび太的な【呑気な男】を主人公に据えてみました。
実写映画化も目論んでたので、「じゃあ、俺みたいな性格で良いか」と安易に考えたのが失敗の始まりだと思います。
今までに無いヒーローを描くはずが「俺の中でのヒーロー像」から脱却出来ずに、普段は俺だけど、戦いだすと別人になってしまってたんですよね。
これは上手くすれば『ギャップ』になり、メリハリの利いたストーリー展開も望めるのですが、力量不足の為、ただチグハグな行動や言動、呑気じゃなくて怠惰、まるで筋の通ってない男になってしまいました。
今まで俺みたいな性格のヒーローがいなかったのは、「俺の性格ではヒーローにならないから」と結論付け、ナイトの性格は180度変わる事となります。

次のナイトは、かなり凶悪な男になってしまいました。
これは、俺の思う【強さ】を追求した結果です。
俺の見解としては、力としての強さには必ず恐怖が付随します。
その見解に基づいて思う【強い人間】と言うのは、容赦の無い人間、躊躇の無い人間です。
女子供、弱者に対して容赦が無い。
暴力に対して躊躇が無い。
こう言う人間は本当に強くて、怖いと思います。
BOSSの好きなキャラクターで言うと、『ジョジョの奇妙な冒険』のDIOや、『仮面ライダー龍騎』の王蛇、『模倣犯』のスマイル等が当て嵌まります。
全員、悪役です。
こう言うキャラクターは大好きなんですが、ヒーロー物の主人公として位置付けると違和感を覚えます。
ヒーローに倒されて初めて昇華出来るキャラクター達と言えるでしょう。
このナイトを創造した時は、完全に迷走していた、と我ながら思います。

第2の原因、それはヒロイン(と言って良いと思いますが)であるベッツィの設定が無いに等しい事だと思います。
バイク版『ナイトライダー』を目指したものの、表面だけをなぞってるので、ベッツィは「ただ喋れば良い」位の気持ちで描いてました。
これでは話が面白くなるはずもなく、タイトルが『NIGHT&BETSY』と並列になってる意味もありませんでした。
何んでバイクアクションのシーンが無いんだ?ってのも大問題ですね。

第3の原因は、桂木財団の存在。
一犯罪者に対して、ナイトが過保護なので「そら勝って当たり前やろ」と、ドキドキハラハラ感が損なわれてしまっています。

第4の原因は、超能力のパワーバランスがすこぶる悪い。
敵は近接戦闘の補助的な能力しかないのに、ライズは髪の毛が触手のように蠢き、デイズは空気を自在に操り、TKは世界最強のテレキネシスを持っている。
財団の存在があるだけでも余裕たっぷりなのに、超能力のポテンシャルでも圧倒的に有利です。
まぁ、激的に強い奴らの中で「左腕が硬いだけの男」が主役って構図は気に入ってるんですけどね。

まだまだ反省すべき点はあるでしょうが、概ね上記の理由ではないか?と分析します。
ほとんどが、今までアドバイスしてもらった事に繋がってると思います。
もっとも、BOSSがよく考えもせずに次々に設定をいじくり倒すのが最悪の原因なので、今回はじっくり根っこの設定を練りたいと思います。

これらの反省点を踏まえて、次回からは新たに構築した設定について触れていきたいと思います。