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K

2021-10-06 | 京極夏彦

 

 

京極夏彦
『狂骨の夢㊥』★★★
 
 
リフレッシュ休暇中持参
精神安定剤な役割(病んではいませんが)
本がないと落ち着かない(笑)
 
先に裏面のあらすじを読んでしまったがため、
老作家が殺されることを知ってしまった・・ネタバレ!

 


----------(抜粋)
 
 
「あなたの夢こそ鍵になるでしょうね」
京極堂は刑事・木場とともに店の敷居を跨いだ降旗にそう言った。逗子湾に浮かぶ金色の髑髏、葉山の山中で起きた男女集団自決に絡まり縺れるようにして殺された老作家・宇多川
やはり犯人は朱美か?目撃された「復員服の男」とは何者なのか?謎は謎を呼ぶ。
 
 
--------
 
中盤まで京極堂は登場せず・・引っ張るなぁ

下巻に期待です!
 
 
 
 
 
 
 
 
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「社会は海のようなものですよ亮さん」
「海?」
「私達は―—そう、この洋杯の中の水だ。海は水で構成されています。つまり海は水そのものですよ。しかし、じゃあ水は海なのかと云うと、そうじゃない。この洋杯で海の水を掬っても、海は減らない。何故なら、掬った途端に洋杯の中の海はただの水になってしまうからです。同じようにこの洋杯で真水を汲んで海に流し込んだところで、海の塩辛いのが薄まる訳じゃないでしょう。個人と社会の関係も同じようなものですよ」
「君は達観しているなあ」
白丘は感心したように、呆れたようにそう云って、降籏から顔を背けた。
「達観ではなく諦観です。諦めているだけですよ。人間に期待していないのです」
「それも―—寂しいか」
はい、降籏は素直に云った。
 
 
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おもしろそうな本を発見!!
だって「世界一不気味な遭難事故」ですよ。こわ。
まだ下巻途中ですが・・ついつい毎度の平行読書 一気読みですな。

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