goo blog サービス終了のお知らせ 

あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

世界平和を願ってるねん

2025-07-22 | from:sachiaki
宮本常一の『忘れられた日本人』の
解説を聞きながらホロホロしていたsachiakiです。

自分のこと日本人って言ってる人、
きっとこうした外れた人たちのことなんて
絶対に知らないだろうし、
今も排除の対象としている人もいるよね。

「お前はどこのアメリカ人だ?」
なんて言葉が映画で使われる前から
「お前は本当に日本人か?」ってのを
言い続けてきてるよね……。
そして最近はその声がさらに高まってしまってる。
理由は明白で言っても良いっていう空気ができちゃったから。

島崎藤村の「破戒」を読めば、
どれだけの人たちの努力で差別をなくしてきたのか
吐血しそうな気持ちで考え込んでしまう。
漂白民や、離島で暮らし続けた人。
学もなく、未来もなく、
それでも共同体としてなんとか生きてきた人。
そういった人たちがいるおかげで上座にいるような人たちは、
そんなことも気にせずふんぞりかえってたし、
今も残念ながら似た構造は続いているし、
上流と呼ばれる人たちは
固(人)ではなく家(族)で財を守ろうとするから
盤石で切り崩せやしない。
そう思うと、財産は子供に残さないと
富の再分配を表明している
ビル・ゲイツの凄さとかには唸ってしまう。
まぁこの辺は歴史をどう見るかで考え方は色々あると思う。

これからますます格差は強まると言われている。
ていうか、どうあがいたってその流れは止められない。
私たちは侍なんていう一部の人たちの子孫なんかじゃない。
(なんかあるとすぐにサムライっていうけどさ、
 違うじゃん?85%が農民じゃん?)
そういう人もいるだろうけれど、
ほとんどが農村や漁村、山村で
静かに暮らしてきた人たちの子孫だ。
相互扶助という言葉を使うまでもなく、
助け合っていかなくちゃ生きてけない。
人間は一人で生きてるのではないのだから。
人との間と書いて「人間」。
上野千鶴子がいうように「みんなで貧しくなろう」
なんていうのはもっての他だけど、
それぞれの生き方を考える時に誰かを排除するとか、
そんなことはあまりに馬鹿げているってことを
思い出して欲しい。
私は日本人である前に、人間でありたい。

悔しさで歯軋りしながら
こんな日記を書きました。モイモイ

【庶民の民俗学】宮本常一著『忘れられた日本人』日本人がわすれたもの、
見落としてきたもの・・・
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« トキシラズのハイドラ編成は... | トップ | ワイパー兄弟頑張るの巻 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

from:sachiaki」カテゴリの最新記事